- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865282719
作品紹介・あらすじ
これを読めば、日本で今「語るべきこと」がわかるーー
哲学、政治学、社会学、文学、芸術など、
最先端で活躍する講師陣による、超豪華講義録最新版!
働き方、ジェンダー問題、デジタル社会……混沌の時代に生きる私たちは、どこを目指すべきなのか?
過去に学び、現在地から明るい未来を描くための、思考レッスン21講。
感想・レビュー・書評
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桐光学園といえば、成田空港行リムジンバスで一緒になったことがあります。
カナダに修学旅行に行く高校生でした。
また、高校野球を見に一度だけ訪れたことがあります。
専用の野球場があって、選手の体格が良くて
「食べるものがちがうんだろうなぁ」と思ったものです。
そして桐光学園では毎年「大学訪問授業」という企画で、さまざまな分野で顕著な活躍をされている先生方をお呼びして中一から高三までの希望の生徒に講義をしていただいています。
この本は昨年一年間に行われた講義をまとめたものです。
どうして私がこの本を手に取ったかというと、出口治明さんの新刊がでるとメールがくるように設定しているからです。
出口さんの本はこれで30冊ですから、たいてい聞いたことある話なんですが、生徒さんとの質疑応答もあり、新鮮な気持ちで読めました。
また私にとって出口さん以外の20人の多くが初めて出会うかたがた。
出口さんという入口がなければ一生関われなかった先生たちの貴重な話を聞くのは大変面白かったです。
調べてみたらこの春、桐光学園からAPUを受けて合格した男子が3人。
近くに良い大学がたくさんあるのに、わざわざ九州に!
出口さんの講義が効果あったのでしょうね。
私も住みたい、別府。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【内容紹介】
これを読めば、日本で今「語るべきこと」がわかるーー哲学、政治学、社会学、文学、芸術など、最先端で活躍する講師陣による、超豪華講義録最新版!働き方、ジェンダー問題、デジタル社会……混沌の時代に生きる私たちは、どこを目指すべきなのか?過去に学び、現在地から明るい未来を描くための、思考レッスン21講。
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神奈川県川崎市にある桐光学園中学・高校では、さまざまな分野で活躍している方々を定期的に招いて、生徒に向けた講演を行なっているそうです。この本は、その講演の内容をまとめたシリーズのうちの一冊で、これからを生きる若者の視野を広げる良本だと思いました。
中高生には少し難しい内容なのかなと思う講演も多々ありました。自分がもし中高生だったら、途中で寝てると思います。しかし、大人になった自分としては、非常に興味深い話が多かったですし、もっと若いときにこういう機会に出会っていれば…と残念に思いました。
思うに、これらの講演は、内容そのものが重要なのではなく、「知らなかった世界に興味を持つキッカケ作り」と「一分野を深く追究することの楽しさ」を、多感な中高生に1%でも感じてもらうことが目的であり本質なのではないかと思います。どのような分野においても、第一線で活躍している人は自分がやっていることに強い情熱と誇りを持っており、そういう人が語る話は例え興味がない内容でも「何か面白そう」と思わせてくれる魅力があります。中高生だと、自力でこのような機会に触れられることは滅多にありません。良い取り組みをしている学校だなと思いました。
そして何より大切だと感じたのは、さまざまな分野の話に触れることで「未来は無限に広がっている」と思わせてくれること。自分自身が公務員に近い仕事をしているくせにアレですが、自分の子どもには、小さいうちから「将来の夢は公務員」なんて絶対に言って欲しくないです(あ、公務員の仕事自体を否定する意図はありません。子どもが最初から目指す夢としてはナシかなと思っているだけ)。きっともっと夢中になれることがあるはずだから、それを可能な限り探して気が済むまで続けてみてほしいと思います。 -
論点というタイトルなのでグラフやデータなのかと思いきや、それぞれの方のストーリーで、久しぶりに校長講話を聞いているようで面白かった。特に質問に対してハッとする回答が多く、ニッチな分野でも何か突き詰めている人は、世の中の真理も理解できるようになると感じた。最後の秘密の話が特に面白かった。
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中1から高3生を目の前に、熱く語られた講演録。
自分を探したくなる年齢の人たちが、自分を確立している人から話が聞けるのは、いいなぁと思う。