• Amazon.co.jp ・本 (628ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990524357

作品紹介・あらすじ

新しい国づくりは新しい思想を必要とする。 それを日本2.0と名づけよう。 憲法改正からクールジャパン、新国土計画から文学再定義まで、新世代の執筆陣が投げかける日本再生に向けた大胆な提言/実践集。 これが僕たちが本当に見たかった日本だ。

感想・レビュー・書評

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  • 憲法改正の素案が大全に編集され、クールJAPANを謳い、アイドル産業は現在もっとも多様なアイデアが生まれるなベンチャーと支持。秋葉原そのものがポータルサイトであるならば京都もポータルサイトであると私は思います。日本列島改造論の成長戦略もポテンシャルを感じつつ、沖縄を東アジアの拠点にしている図解はオスプレイの狙いを彷彿させる。ワンピースから説く日本文学の近未来を予見し、311以前と以降の中国ジャーナリズムを解析する本書の記事の数々は日本が2.0にアップデートするための好奇心に富んだ疑似体験となる。

  • 分厚くて、部屋に置いてるだけで賢そうに見えます。

  • 2016年5月31日読了。震災後の2012年に購入したまま積読になっていた本を読了。東浩紀編集による、コスプレ写真から文学論・秋葉原論に憲法草案、日本の将来像・イスラム文化論など「何でもアリ」の分厚い論文・対談集。混沌とした世相を読み解くためには混沌とした書面が必要、という編者の主張は納得できる。消化しやすく分かりやすい本ばかり読んでいてはこちらの「情報咀嚼能力」のようなものは鍛えられないのか。とは言え内容は難しくなく、平易な文章が多いので適当に拾い読みできる。2016年の今、東浩紀はもっと先に進んでいるはず。こちらも追いついていかねば・・・。

  • 4点。憲法草案は評価したい。

  • 前半はすごくワクワクした。特に、JRによる地方の開発や、これからの公共建築(都市計画)についての話。
    だけど、後半に入ってきて、ギャル男文化を語られたくらいから、何を言っているのかわからなくなってきた…。
    サブカル論が濃すぎてついていけませんでした。

    この本から、村上隆の五百羅漢にとても興味を持ちました。

  • ゲンロン憲法委員会が策定した「憲法2.0」や、列島改造論。さらには文化系の未来まで。
    さまざまな分野の日本の新たなカタチを模索した一冊。
    難しかった…。絶対に意味のある一冊だと思う。
    特に憲法は、現代に沿ったかなり現実的なものだと思えた。こういうものを形作れる頭脳が政治にあれば、日本は良くなるような…。

  • もう311も歴史の1ページ化してしまった現在において、この本の果たす役割はなんだろう?原発デモがピークの頃に出版されて、当時は311をきっかけ日本が変わるという機運も高まっており、この特集号は非常にタイムリーではあったかと思う。
    が、その後の総選挙によって元の自民党政権に戻り、結局何も変わらないし、変わりたくもないし、古き成長幻想に浸って、やってくるはずのない高度成長期に戻りたいという国民感情が支配する現在においては、完全な遺物になってしまった感がある。(といってもたった半年前の話なんだが・・)
    が、賢者は歴史に学ぶというから、今こそ読むべき歴史書なのかもしれないが。憲法改正は引き続き話題にはなるだろうし。

  • 憲法の将来はどうあるべきか?

    2013年2月の東京アウトプット勉強会の課題本は
    東浩紀さんの「日本2.0」であった。

    この本の読了が課題ではなく、一部の章の読了が参加条件だった。
    この本の一番重要なところ、憲法2.0は非常に読み応えがあった。
    僕は前回の衆議院選挙の争点が憲法改正だと主張していて、
    でもどのような形がいいのかといわれるとそこまで案がなかった。

    ゲンロンが作った憲法草案の多くの部分で共感できた。まず首長公選制。
    これは早急に進めるべきだ。そして国の権限を地方に委譲し、
    国は外交、国防などに専念するという案も僕が以前から主張してきたところで、大いに賛同だ。

    一つ気になるのが二院制について。この発想は非常に面白い。
    外国人にも国の政治に参加できる制度は世界を探してもないからだ。
    ただ僕はやはり一院制にするべきだと思っている。
    日本の政治が停滞しているのは意思決定が非常に遅れているからだ。
    法律が出来てから成立するまでに非常に時間がかかる。
    またどれだけの法案が廃案になっていることか。

    僕は一番良い政治は独裁政治だと思っている。言葉に語弊があり、
    しばしば非難を受けそうだが、成長している国を見てみると良い。
    例えばシンガポールはほぼ独裁政治である。
    リークアンユー元首相が強烈なリーダーシップを発揮し、
    今や日本よりも豊かな国を築き上げた。
    さらにUAEやカタール。この国々も王族が政治を支配しているが、
    彼らのビジョンは非常にはっきりとしており、
    2040年はこうあるべきだという議論を行っている。

    独裁政治は弊害もある。中国やアフリカ諸国では汚職が蔓延っている。
    ではどうすれば国のリーダーが汚職に染めずに政治に専念するのか。
    この仕組みができれば国は必ず発展する。
    今の僕の課題はこの仕組みがなんであるか研究することだ。

    もう一つ課題文章の中で面白かったのが「勝機はインド以西にあり」だ。
    僕のグループで話をしたのだが、中東は今非常に景気が良い。
    例えばドバイ。1月に旅行に行ってこの目で見たんだが、
    建設ラッシュが続いている。ドバイショックも今や過去の話。
    国の税金はほとんどない。消費税もない。だから人が集まってくる。
    そして新たなビジネスが出来る。非常にいい循環だ。
    日本の外交もこれからはアセアンと中東を見ながら
    これらの国との関係を深めていくと良いのではないか。

    中東からはエネルギーを輸入し日本の技術を輸出する。
    アメリカにシェールガス革命が起こって世界のエネルギーバランスが
    大きく変化すると思う。
    日本はこの好機を活かし中東ともうまく貿易していけば両国が安定する。
    一方のアセアンは今非常に熱い国だ。
    安部首相の初の外遊がアセアン諸国だった事も思い出していただきたい。

    書き出したら止まらなくなりそうなので、この辺で筆をおこう。この本が何かの始まりになればすごくいいですね。

  • 了。

  • 東浩紀編集の言論誌『思想地図』第3弾は、憲法改正、民主主義からサブカルチャーまで、これからの新しい日本、「日本2.0」のための提言集、実践集である。

    (人文学研究科 修士1回)

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著者プロフィール

東浩紀(あずま ひろき)
1971年東京生まれ。批評家・作家。ゲンロン代表。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。
著書に『存在論的、郵便的』(サントリー学芸賞思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞受賞作)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015受賞作)ほか多数。『ゲンロン0 観光客の哲学』は第5回ブクログ大賞人文書部門、第71回毎日出版文化賞受賞作。

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