- Amazon.co.jp ・本 (628ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990524357
作品紹介・あらすじ
新しい国づくりは新しい思想を必要とする。 それを日本2.0と名づけよう。 憲法改正からクールジャパン、新国土計画から文学再定義まで、新世代の執筆陣が投げかける日本再生に向けた大胆な提言/実践集。 これが僕たちが本当に見たかった日本だ。
感想・レビュー・書評
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分厚くて、部屋に置いてるだけで賢そうに見えます。
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P.199 憲法構想史概観
P.208 …年表
P.244 国土計画史概観
P.249 ...年表
P.252 「文学2.0 余が言文一致の未来」
西田亮介「「不可能」な日本の地方 消費社会化は民主主義の敵か」
伊藤剛「マンガのふたつの顔」 -
【版元】
編者:東浩紀
出版社:ゲンロン
シリーズ:思想地図β、vol. 3
版型:A5判
頁数:本体628頁+付録小冊子24頁
発行日:2012年7月8日
ISBN:978-4-9905243-5-7
新しい国づくりは新しい思想を必要とする。それを日本2.0と名づけよう。憲法改正からクールジャパン、新国土計画から文学再定義まで、新世代の執筆陣が投げかける日本再生に向けた大胆な提言/実践集。
https://genron.co.jp/shop/products/detail/57
【簡易目次】
目次 [1-4]
◆序 005
[opening art project] アキハバラ3000——サイパン[志倉千代丸+福嶋麻衣子+東浩紀]
ハイパーリアル リアル 006
リアル 020
現実の秋葉原
フォーマットビジネスは世界に通用するか
消費者の変質
ゲームの未来
ブランド、聖地、テーマパーク
注 039
新しい国、新しい星座[東浩紀] 042
何でも政治的に受けとればいいというわけではない[高橋源一郎]
芸術家の使命と覚悟——ドーハ[村上隆]
◆第一部
提案 憲法2.0 ゲンロン憲法委員会(楠正憲+境真良+白田秀彰+西田亮介+東浩紀)
起草にあたって
新日本国憲法ゲンロン草案 コンメンタール
研究会討議記録
法構想史概観
憲法構想史年表
列島改造論2.0[藤村龍至]
国土計画史概観
国土計画史年表
文学2.0——余が言文一致の未来[市川真人] 252
01 『ONE PIECE』は読めるか読めないか
02 言説の世紀、小説の世紀 または表象〔サンプル〕としての日本
03 RAMとしての“本” そして読むことの変化
04 隠喩と換喩
05
06
07
08
09
第二部
対話 草木の生起する国——京都 梅原猛
ジャーナリズムと未来——北京 安替+津田大介+東浩紀
3.11後の悪い場所——東京 黒瀬陽平+椹木野衣+東浩紀
第三部
論考 あなたにギャル男を愛していないとは言わせない——「クール・ジャパノロジー」と倒錯の強い定義 千葉雅也
勝機はインド以西にあり——外交0.8から外交2.0へアップデートを 常岡浩介
「不自由」な日本の地方——消費社会化は民主主義の敵か 西田亮介
マンガのふたつの顔 伊藤剛
国民クイズ2.0 徳久倫康
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支援者・協力者一覧 [-]
English Abstracts and Translations -
2016年5月31日読了。震災後の2012年に購入したまま積読になっていた本を読了。東浩紀編集による、コスプレ写真から文学論・秋葉原論に憲法草案、日本の将来像・イスラム文化論など「何でもアリ」の分厚い論文・対談集。混沌とした世相を読み解くためには混沌とした書面が必要、という編者の主張は納得できる。消化しやすく分かりやすい本ばかり読んでいてはこちらの「情報咀嚼能力」のようなものは鍛えられないのか。とは言え内容は難しくなく、平易な文章が多いので適当に拾い読みできる。2016年の今、東浩紀はもっと先に進んでいるはず。こちらも追いついていかねば・・・。
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4点。憲法草案は評価したい。
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前半はすごくワクワクした。特に、JRによる地方の開発や、これからの公共建築(都市計画)についての話。
だけど、後半に入ってきて、ギャル男文化を語られたくらいから、何を言っているのかわからなくなってきた…。
サブカル論が濃すぎてついていけませんでした。
この本から、村上隆の五百羅漢にとても興味を持ちました。 -
ゲンロン憲法委員会が策定した「憲法2.0」や、列島改造論。さらには文化系の未来まで。
さまざまな分野の日本の新たなカタチを模索した一冊。
難しかった…。絶対に意味のある一冊だと思う。
特に憲法は、現代に沿ったかなり現実的なものだと思えた。こういうものを形作れる頭脳が政治にあれば、日本は良くなるような…。 -
もう311も歴史の1ページ化してしまった現在において、この本の果たす役割はなんだろう?原発デモがピークの頃に出版されて、当時は311をきっかけ日本が変わるという機運も高まっており、この特集号は非常にタイムリーではあったかと思う。
が、その後の総選挙によって元の自民党政権に戻り、結局何も変わらないし、変わりたくもないし、古き成長幻想に浸って、やってくるはずのない高度成長期に戻りたいという国民感情が支配する現在においては、完全な遺物になってしまった感がある。(といってもたった半年前の話なんだが・・)
が、賢者は歴史に学ぶというから、今こそ読むべき歴史書なのかもしれないが。憲法改正は引き続き話題にはなるだろうし。
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