短編集。どれも推理可能だけれど解らないほどよい難易度の推理小説で読んでいておもしろかったが、長編のほうが映えるシリーズだと思う。

2024年4月22日

読書状況 読み終わった [2024年4月22日]

46番目の密室に続き、推理に必要な情報はすべて探偵役が知ると同時に知ることができるのでいっしょに推理をたのしめる作品だった。
終盤で情報が開示されてからの解決までのスピード感がよかった。

2024年4月21日

読書状況 読み終わった [2024年4月21日]

世界設定が面白くて購入したものの、世界観がつかめないままなにを読まされているのかなと思いながら中盤に差し掛かり、急な展開にあっと驚かされた。
エピローグがすこし冗長に感じたが、それ以外は意外性がありとてもおもしろかった。

2024年2月29日

読書状況 読み終わった [2024年2月29日]

推理ものって「いやそれは先に開示してくれないと読者は推理できないじゃん」「その情報をあとから出してくるのはずるいじゃん」みたいなものが多いイメージだったのですが、この作品は情報がすべて与えられた状態で解決編に進むので読んでて ああかもしれない こうかもしれない と考えて楽しむことができました。
『トリックを直感で見破れば犯人の名前が浮かび出た、という構図を避けるべく、犯人特定のプロセスは論理的であるように心掛けた。』と作者本人があとがきで語るように、パズルのようで快適なトリックでした。

2024年2月26日

読書状況 読み終わった [2024年2月26日]

作中に出てくる遺伝子などの専門的な話を書くときの文と、地の文との差から、そのまま引用して書いてるなぁというのが伝わってきたところがマイナスポイントでした。
言いたいことはわかるんだけど、専門書をそのまま引用したような喋り方で大学生に話す?といった感じで。

話の大筋や作者がやりたいことはとてもおもしろかったのですが、主人公の性格からか淡々と進む起承が退屈に感じてしまうのと、舞台が現代日本で専門的な話を語っているせいで作者が意図しているところが逆にリアリティに欠けてしまうように感じた。

2024年2月26日

読書状況 読み終わった [2024年1月31日]

言いたいことを言えない、自分が嫌い、自分の感情や行動に意味を見つけられない、という人向けの本。
例え話が多く、大人が読むものではないなという感じ。

2024年1月15日

読書状況 読み終わった [2024年1月15日]

時系列どのへんかな……と思いながら読んでました。
米澤さんの描く学生たちの日常の中に潜むミステリー。そういうのもミステリーの題材にできるんだ?!というのが好きな人にはオススメ。
CDって意外と丈夫なんだ???と思った。

2023年12月25日

読書状況 読み終わった [2023年12月25日]

春夏秋ときて、秋が一番おもしろかったかも。
新聞部の男の子の視点、小鳩の視点。2つの視点から物語を眺められることと、小市民を目指すふたりが別々に行動しながらお互いに新しい人間関係の構築に努めていることと、その2点が新鮮で読み応えがありました。

2023年11月23日

読書状況 読み終わった [2023年11月23日]

シャルロットの盗み食いを隠蔽する話がとても好み。ちいさなミステリーをここまで真剣に描ける作品はなかなかないと思います。

2023年11月20日

読書状況 読み終わった [2023年11月20日]

不思議な関係性の高校生男女のお話。ちいさなミステリーをおおきく膨らませて、紐解くように解決していく様は読みやすかったです。

2023年11月20日

読書状況 読み終わった [2023年11月20日]

米澤さんの持ち味だと私が思っている「最後にほんの少しの後味の悪さを」を感じられる5つの小説から、いつもの後味の悪さに繋がる良い作品でした。

2023年11月20日

読書状況 読み終わった [2023年11月20日]

主人公がどうしてマーヤが帰った場所を探すために日記をもとに過去を思い出そうとしているのかがぼんやりしていて、話の中に入り込むまでに時間がかかってしまった。
お墓の紅白饅頭のくだりが米澤さんの作品特有のゾワァ感がしてすごくすき。

2023年10月21日

読書状況 読み終わった [2023年10月21日]

現NISAを使用しているが、新NISAが始まったときにどうすればいいのか?今のNISA口座はどういう扱いになるのか?何が変わるのか?がわかりやすく、よかったです。
新NISA制度の概要と、新しくNISAを始める人に向けた投資信託の種類やNISAを始めたあとの資産予測推移の話に軽く触れられています。
初めてNISAに手を付ける人にも読みやすいかと思います。

2023年10月12日

読書状況 読み終わった [2023年10月12日]

学園モノだからこそのストーリー展開ではあるのだけれど、学生が主人公のミステリーでトリカブトや殺人未遂が出てくることに違和感が強くて、ううん…といった感じ。
面白かったけれど、モヤッと感が残ります。

2023年10月21日

読書状況 読み終わった [2023年6月30日]

商品のデザイン、味、形、色、宣伝文句……色々なもので私達の購買意欲は刺激されているのだなと感じた。
私はサントリーの特茶がだいすきだけれど、それも健康に良さそうな強い苦味が美味しいと感じるからなので、まんまと著者が指摘している通りの魅力を感じていたことになる。
抹茶菓子には深い緑色のパッケージが使われるのも、よく考えれば抹茶の色という意味よりも、濃い抹茶を想起させる高級感の意味のほうが強いし。
ミネラルウォーターのラベルが白や青基調なのも、見目涼やかな透明感あるパッケージに新鮮な水を想起させるためだとわかる。
デザインとマーケティングの関係は面白いと感じた。

2023年5月24日

読書状況 読み終わった [2023年5月24日]

何かを成す人は何かに突き抜けている事が多いけれど、牧野富太郎さんはその最もたるものだなあ。と…笑
自分勝手ともとれる行動の数々に、周囲の人の苦労を思って苦笑いしながら読んだ。私だったらこの人のそばにいるのは無理だなぁ。
文体がとても読みやすい。

2023年10月21日

読書状況 読み終わった [2023年4月30日]

高校生ふたりの日常に潜むミステリーの短編集、と思いながら読んでいたので、最後に話がそこに繋がるのかとびっくりした。
米澤さんの本は男女のペアで描かれることが多かったので、男の淡白な友情のなかで進むストーリーはちょっと新鮮だった。

2023年10月21日

読書状況 読み終わった [2023年4月30日]

身の回りにいる人たちの不可解な行動や、自分でも悩ましく感じる自分の特性など。もしかして発達障害ってやつなのかな……と感じたことがある人たちにおすすめの本。

2023年3月7日

読書状況 読み終わった [2023年3月7日]

フランス語やイタリア語、中国語を齧る程度に勉強したことがある。
そうすると、あれ?なんかこの単語は別の言語の単語に似てるな。とか、読み方が違うけど綴りが英語と同じだなとか、意外と共通点を感じることがあって、語学って面白いと思うことがある。
現地でその土地の言葉を使ったときの反応の違いや、その国での人の組織の単位の違い。
この本にはそういった語学に伴うおもしろさ、目新しさ、わくわくする感じがぎゅっと詰まってた。
作者の人生の回顧録のようでもあるけれど、語学をまた学びたくなる一冊。

2023年3月6日

読書状況 読み終わった [2023年3月6日]

私自身ゴキブリには触れはしないものの居てもまあ気にはならない程度に親しみを持っていたので、同じように以前は嫌いだったけど魅力を見つけてしまった人の視点で語られるこの本はとてもおもしろかった。
ゴキブリの顔ってそういえば見たことないな、と初めてネット画像で見ました。意外とかわいい。

2023年3月5日

読書状況 読み終わった [2023年3月5日]

中華ファンタジーではあるが軍記物のような読後感。
知らない単語や地名がばんばんでてくるのと心理描写が薄い点で物語に没入するのに時間がかかるが、戦局描写はとても軽快でおもしろかった。
中国の歴史をかじるとより面白く読めるのかも。

石勒、史実に存在する人なのかな??
30代前半くらいの石勒の描写はとてもかわいくてすきでした。

2023年2月19日

読書状況 読み終わった [2023年2月19日]

途中から展開がわかってしまうものの、じわじわとした恐怖と日常の中に潜む違和感の描写はさすがでした。

2023年1月17日

読書状況 読み終わった [2023年1月17日]

付加価値がつく=価格をあげられる、と認識していた。
本書を読んで、=お客様に求められる魅力がみえるようになる、もしくは、=無駄を削減できる、といった別の付加価値の形を知ることができた。

2023年1月17日

読書状況 読み終わった [2023年1月17日]

一巻よりもよりじわじわと這い寄るような怖さのある怪異譚。
『まつとし聞かば』はぼろっぼろに泣いた。動物を飼ったことのある人にはつらいけどすごく刺さる話だと思う。
『まさくに』や『水の声』も好きな感じの話だったな。
『水の声』は大半が語り口調で進んでいくのもおもしろかった。

2023年1月8日

読書状況 読み終わった [2023年1月8日]
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