- ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
- 有栖川有栖
- 講談社 / 1997年7月14日発売
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短編集。どれも推理可能だけれど解らないほどよい難易度の推理小説で読んでいておもしろかったが、長編のほうが映えるシリーズだと思う。
2024年4月22日
- スウェーデン館の謎 (講談社文庫)
- 有栖川有栖
- 講談社 / 1998年5月15日発売
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46番目の密室に続き、推理に必要な情報はすべて探偵役が知ると同時に知ることができるのでいっしょに推理をたのしめる作品だった。
終盤で情報が開示されてからの解決までのスピード感がよかった。
2024年4月21日
- シャーロック・ホームズの凱旋 (単行本)
- 森見登美彦
- 中央公論新社 / 2024年1月22日発売
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世界設定が面白くて購入したものの、世界観がつかめないままなにを読まされているのかなと思いながら中盤に差し掛かり、急な展開にあっと驚かされた。
エピローグがすこし冗長に感じたが、それ以外は意外性がありとてもおもしろかった。
2024年2月29日
- 新装版 46番目の密室 (講談社文庫)
- 有栖川有栖
- 講談社 / 2009年8月12日発売
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推理ものって「いやそれは先に開示してくれないと読者は推理できないじゃん」「その情報をあとから出してくるのはずるいじゃん」みたいなものが多いイメージだったのですが、この作品は情報がすべて与えられた状態で解決編に進むので読んでて ああかもしれない こうかもしれない と考えて楽しむことができました。
『トリックを直感で見破れば犯人の名前が浮かび出た、という構図を避けるべく、犯人特定のプロセスは論理的であるように心掛けた。』と作者本人があとがきで語るように、パズルのようで快適なトリックでした。
2024年2月26日
- 透明になれなかった僕たちのために
- 佐野徹夜
- 河出書房新社 / 2023年11月8日発売
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作中に出てくる遺伝子などの専門的な話を書くときの文と、地の文との差から、そのまま引用して書いてるなぁというのが伝わってきたところがマイナスポイントでした。
言いたいことはわかるんだけど、専門書をそのまま引用したような喋り方で大学生に話す?といった感じで。
話の大筋や作者がやりたいことはとてもおもしろかったのですが、主人公の性格からか淡々と進む起承が退屈に感じてしまうのと、舞台が現代日本で専門的な話を語っているせいで作者が意図しているところが逆にリアリティに欠けてしまうように感じた。
2024年2月26日
- さみしい夜にはペンを持て (一般書)
- 古賀史健
- ポプラ社 / 2023年7月18日発売
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言いたいことを言えない、自分が嫌い、自分の感情や行動に意味を見つけられない、という人向けの本。
例え話が多く、大人が読むものではないなという感じ。
2024年1月15日
- 巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)
- 米澤穂信
- 東京創元社 / 2020年1月30日発売
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時系列どのへんかな……と思いながら読んでました。
米澤さんの描く学生たちの日常の中に潜むミステリー。そういうのもミステリーの題材にできるんだ?!というのが好きな人にはオススメ。
CDって意外と丈夫なんだ???と思った。
2023年12月25日
- 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
- 米澤穂信
- 東京創元社 / 2009年2月28日発売
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春夏秋ときて、秋が一番おもしろかったかも。
新聞部の男の子の視点、小鳩の視点。2つの視点から物語を眺められることと、小市民を目指すふたりが別々に行動しながらお互いに新しい人間関係の構築に努めていることと、その2点が新鮮で読み応えがありました。
2023年11月23日
- 夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
- 米澤穂信
- 東京創元社 / 2006年4月11日発売
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シャルロットの盗み食いを隠蔽する話がとても好み。ちいさなミステリーをここまで真剣に描ける作品はなかなかないと思います。
2023年11月20日
- 春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
- 米澤穂信
- 東京創元社 / 2004年12月18日発売
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不思議な関係性の高校生男女のお話。ちいさなミステリーをおおきく膨らませて、紐解くように解決していく様は読みやすかったです。
2023年11月20日
- 追想五断章 (集英社文庫)
- 米澤穂信
- 集英社 / 2012年4月20日発売
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米澤さんの持ち味だと私が思っている「最後にほんの少しの後味の悪さを」を感じられる5つの小説から、いつもの後味の悪さに繋がる良い作品でした。
2023年11月20日
- さよなら妖精 (創元推理文庫)
- 米澤穂信
- 東京創元社 / 2006年6月10日発売
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主人公がどうしてマーヤが帰った場所を探すために日記をもとに過去を思い出そうとしているのかがぼんやりしていて、話の中に入り込むまでに時間がかかってしまった。
お墓の紅白饅頭のくだりが米澤さんの作品特有のゾワァ感がしてすごくすき。
2023年10月21日
- 大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術
- 竹川美奈子
- 日経BP 日本経済新聞出版 / 2023年4月21日発売
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現NISAを使用しているが、新NISAが始まったときにどうすればいいのか?今のNISA口座はどういう扱いになるのか?何が変わるのか?がわかりやすく、よかったです。
新NISA制度の概要と、新しくNISAを始める人に向けた投資信託の種類やNISAを始めたあとの資産予測推移の話に軽く触れられています。
初めてNISAに手を付ける人にも読みやすいかと思います。
2023年10月12日
学園モノだからこそのストーリー展開ではあるのだけれど、学生が主人公のミステリーでトリカブトや殺人未遂が出てくることに違和感が強くて、ううん…といった感じ。
面白かったけれど、モヤッと感が残ります。
2023年10月21日
商品のデザイン、味、形、色、宣伝文句……色々なもので私達の購買意欲は刺激されているのだなと感じた。
私はサントリーの特茶がだいすきだけれど、それも健康に良さそうな強い苦味が美味しいと感じるからなので、まんまと著者が指摘している通りの魅力を感じていたことになる。
抹茶菓子には深い緑色のパッケージが使われるのも、よく考えれば抹茶の色という意味よりも、濃い抹茶を想起させる高級感の意味のほうが強いし。
ミネラルウォーターのラベルが白や青基調なのも、見目涼やかな透明感あるパッケージに新鮮な水を想起させるためだとわかる。
デザインとマーケティングの関係は面白いと感じた。
2023年5月24日
何かを成す人は何かに突き抜けている事が多いけれど、牧野富太郎さんはその最もたるものだなあ。と…笑
自分勝手ともとれる行動の数々に、周囲の人の苦労を思って苦笑いしながら読んだ。私だったらこの人のそばにいるのは無理だなぁ。
文体がとても読みやすい。
2023年10月21日
- 本と鍵の季節 (集英社文庫)
- 米澤穂信
- 集英社 / 2021年6月18日発売
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高校生ふたりの日常に潜むミステリーの短編集、と思いながら読んでいたので、最後に話がそこに繋がるのかとびっくりした。
米澤さんの本は男女のペアで描かれることが多かったので、男の淡白な友情のなかで進むストーリーはちょっと新鮮だった。
2023年10月21日
- 発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法 (SB新書)
- 岡田尊司
- SBクリエイティブ / 2022年2月5日発売
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身の回りにいる人たちの不可解な行動や、自分でも悩ましく感じる自分の特性など。もしかして発達障害ってやつなのかな……と感じたことがある人たちにおすすめの本。
2023年3月7日
- 語学の天才まで1億光年
- 高野秀行
- 集英社インターナショナル / 2022年9月5日発売
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フランス語やイタリア語、中国語を齧る程度に勉強したことがある。
そうすると、あれ?なんかこの単語は別の言語の単語に似てるな。とか、読み方が違うけど綴りが英語と同じだなとか、意外と共通点を感じることがあって、語学って面白いと思うことがある。
現地でその土地の言葉を使ったときの反応の違いや、その国での人の組織の単位の違い。
この本にはそういった語学に伴うおもしろさ、目新しさ、わくわくする感じがぎゅっと詰まってた。
作者の人生の回顧録のようでもあるけれど、語学をまた学びたくなる一冊。
2023年3月6日
- ゴキブリ研究はじめました
- 柳澤静磨
- イースト・プレス / 2022年7月7日発売
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私自身ゴキブリには触れはしないものの居てもまあ気にはならない程度に親しみを持っていたので、同じように以前は嫌いだったけど魅力を見つけてしまった人の視点で語られるこの本はとてもおもしろかった。
ゴキブリの顔ってそういえば見たことないな、と初めてネット画像で見ました。意外とかわいい。
2023年3月5日
- 霊獣紀 獲麟の書(上) (講談社文庫)
- 篠原悠希
- 講談社 / 2021年11月16日発売
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中華ファンタジーではあるが軍記物のような読後感。
知らない単語や地名がばんばんでてくるのと心理描写が薄い点で物語に没入するのに時間がかかるが、戦局描写はとても軽快でおもしろかった。
中国の歴史をかじるとより面白く読めるのかも。
石勒、史実に存在する人なのかな??
30代前半くらいの石勒の描写はとてもかわいくてすきでした。
2023年2月19日
- 緑の我が家 Home,Green Home (角川文庫)
- 小野不由美
- KADOKAWA / 2022年10月24日発売
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途中から展開がわかってしまうものの、じわじわとした恐怖と日常の中に潜む違和感の描写はさすがでした。
2023年1月17日
- 付加価値のつくりかた キーエンス出身の著者が仕事の悩みをすべて解決する 「付加価値のノウハウ」を体系化。
- 田尻望
- かんき出版 / 2022年11月9日発売
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付加価値がつく=価格をあげられる、と認識していた。
本書を読んで、=お客様に求められる魅力がみえるようになる、もしくは、=無駄を削減できる、といった別の付加価値の形を知ることができた。
2023年1月17日