友人に指摘されたとおり、のぼう様を舐めてた。人間とは複雑怪奇、そして魅力的。

2011年6月21日

読書状況 読み終わった [2011年6月21日]

子供とは太陽だ。

2011年6月21日

読書状況 読み終わった [2011年6月21日]

主人公の経験を疑似体験しているような繊細な描写が溢れている。思春期の人の心の機敏が引き立つ。

2011年6月13日

読書状況 読み終わった [2011年6月13日]

僕はある経験を経てこの本を読んだので余計に感動したのだけれど、その経験をするかどうかでこの本の捕らえ方ってまったく変わってくると思う。あまりいい経験では無いけれど一度読まれた方でも、その経験を経てから再読するとまったく違って心に届くと思う。読み物としてもいろんな素材が綺麗な織り目をなして面白かった。

2011年6月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2011年6月1日]

今、再読をしているが蝶の標本を眺めているように角度によって違って見えて飽きない。

2011年5月9日

読書状況 読み終わった [2011年5月9日]

この人の文章を読むと綺麗な海底のように世界がちょっと深く蒼く空恐ろしく見える。かといって無機物ではなく、凄まじく人間臭い。万人を魅了する香水にはうんこの匂いが含まれていると言ったのは本田宗一郎。

2011年5月9日

読書状況 読み終わった [2011年5月9日]

人間誰しも波乱万丈。平凡な人生なんて嘘だ。

2011年5月9日

読書状況 読み終わった [2011年5月9日]

いろんな手段が時代と共に変化をしても人間が感じることが出来る情報量ってのは変わってない気がする。人間、昔っから開きっぱなし。

2011年5月9日

読書状況 読み終わった [2011年5月9日]

どれだけ本気で、不屈になれるのかということがその人間一生の仕事の価値を決めてしまう。本気で、不屈というものが何に対してなのか。そのプリンシプルな部分を定めることが大切。

2011年4月18日

読書状況 読み終わった [2011年4月18日]

文章でここまで自分の生きている現実世界の実感と同じものを突きつけられるとおもしろいという感情を通り越して、恐ろしさを感じる。読書が絵画を鑑賞するように、作者の思考によって変換された世界を絵画というプログラムによってある程度欠落した情報量を、鑑賞者の思考を通して補完しながら見るものだとすれば、本作は写真である。写真はありのままを詳細に映し出す。しかしその正確無比な情報の為に、絵画にあるような鑑賞者を媒介とした作者によって提供された以上の情報を鑑賞者が受け取るという化学反応の可能性は非常に低い。作品の完成度が高すぎる印象を持ちました。

2011年4月10日

読書状況 読み終わった [2011年4月10日]

心の底から、西嶋のように生きたいと思う。

2011年3月20日

読書状況 読み終わった [2011年3月20日]

個性と命の息吹を感じる登場人物。相変わらずさらりとした読み口。爽やかな読了感。それでいて、メッセージもちゃんとある。すばらしい小説。

2011年3月13日

読書状況 読み終わった [2011年3月13日]

人間の心情表現というのは様々な文章で見かけるのが、ここまで人間の感情という霞のようなものを言葉でもって美しい標本にしたものを見かけたことが無い。繊細、緻密、正確。賞賛の言葉は枚挙に暇が無いが、逆にはっきりこってりしすぎているようにも感じる。物事の輪郭というのはある適度、曖昧にしたほうが、受け取る側の人間の感性と相性がいいのではないかと感じた。そんな細かいことは抜きにして読み終わっていろいろと腑に落ちることが多いすばらしい作品だった。

2011年1月15日

読書状況 読み終わった [2011年1月15日]

保坂和志と小島信夫の「小説修業」に出ていたバルザックをカフカからの流れで読む。いつも通り、本編では物語の面白さに引き込まれ味わう暇も無くむさぼり読んだ。訳者のあとがきを読んでテーマや意図が少し理解できかける。とても昔の話なのに物語の断片に共感や肯定的な気持ちを感じた。小説というものはそういう共感が大切なのかもしれない。

読書状況 読み終わった

話の概略はとても有名なもの。この話はある日突然、家族思いの主人公が虫になるという不条理から始まる。本人と家族は様々な葛藤の末、主人公は死ぬという内容。カフカは人が突然、虫になるという突拍子も無い設定によって我々が生きているこの世の中で起こりうる様々な不幸とそれに対する身近な者の反応を抽象化してくれたように思う。喉元に匕首を突きつけられたような、読んでいて何らかの「生きるための覚悟」を突きつけられたような気がしている。

2011年1月2日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2011年1月2日]

友人から薦められた内田樹の米、中に続く僕にとって3冊目。非常に興味深い内容だった。僕らの生きている時代は日本は辛酸を舐め続けるのかもしれない。辺境国に戻る為に。次々と追い抜いていく国の背中を眺めながら貧困の中で強烈なモチベーションに繋がるフラストレーションを溜め続け、いつか爆発して繁栄する。日本という国は「破壊と創造」を短周期で繰り返すことによって繁栄を勝ち取ってきた民族なのかもしれないと考えさせられました。

2011年1月4日

読書状況 読み終わった [2011年1月4日]
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