-
す-ちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)
- 益田ミリ
- 幻冬舎 / 2009年8月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
そこそこ大人の女の人ってそうなんだよねぇ。っていうリアルな心情が出てる。共感しまくり!
2012年6月10日
-
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―
- 白井明大
- 東邦出版 / 2012年2月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
毎日ちょっとずつ読んでます。
日本人のDNAを呼び起こされるような素敵な本。
学生時代に国語が好きだった人には特におすすめ。
季節を楽しめる人になりたいものです。
女子の中身がバレバレっす。めっちゃ共感。
これは私かも。・・・と思った女性は多いはず! 主人公の独り言がリアルすぎた。生活感ありあり。
2012年3月2日
-
東京バンドワゴン (集英社文庫)
- 小路幸也
- 集英社 / 2008年4月18日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
素敵ホームドラマです。
今ではもうレアな大家族の物語。
ロックでファンキーな親父がいてグッドです!
2012年1月10日
和風ファンタジー? ホラー? そういった微妙なくくりの世界観に最近惹かれているので、読んでいてしっくりきました。短編集でした。
2012年1月6日
-
天球儀文庫 (河出文庫 な 7-26)
- 長野まゆみ
- 河出書房新社 / 2010年8月3日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
懐かしさに思わず手にとってしまった一冊。
20代のはじめぐらいまでは彼女の本が好きですごくよく読んでいたので・・・。
やっぱり初期の世界観が私は一番ぐっと来ます。
2012年1月6日
-
八日目の蝉 通常版 [DVD]
- 成島出
- アミューズソフトエンタテインメント / -
- Amazon.co.jp / 映画
- 購入する
善悪を問われたら善ではないのだろうが、子供に対する純粋な愛(母性?)というのはあるのだなと思わされた。
結果としては誰ひとり幸せになっていないけれど・・・。
とりあえずあの夫は、一生懺悔しながら生きるべき。
無責任な言動がどれほど人を傷つけたことか。
妻も愛人も子供も、みんなを不幸にした。
きっと一番罪が重い。
2011年12月12日
-
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
- 辻仁成
- 幻冬舎 / 2002年7月5日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
2010年3月4日
-
ホットロード 完全版 1 (集英社ガールズコミックス)
- 紡木たく
- 集英社 / 2006年7月25日発売
- Amazon.co.jp / マンガ
- 購入する
昔読んだことがあって、たまたま本屋さんで完全版を見つけて、懐かしさに思わずゲット。
シンプルな感じの絵の中で、特に印象的なのが夜のシーンです。
自分の居場所を必死に探していた主人公の目に映る、夜の光の眩さ。
車のライトや街灯、ネオンなどがすごくキラキラしていて、仲間たちと集うあの場所は、誰に何と言われようと、彼女にとってはきっと光の中のように明るかったのだろうなと思わされます。
この作品で描かれているのは、人生の中でほんの短い時間ですが、それは何にも代え難い尊い時間です。
あの頃、自分は何をしていただろうかと考えてしまいました。
2011年11月9日
-
ALEXANDRITE 第1巻 (白泉社文庫 な 1-12)
- 成田美名子
- 白泉社 / 2000年6月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
「CIPHER」の続編とも言えるシリーズ。
双子の片割れ、ジェイクの親友でもあるアレックスが主人公として物語が進んでいきます。
前作同様、恋と友情がテーマとなっていて、読むたびに前向きな気持ちになれます。元気をもらえる作品です。
2011年9月28日
-
CIPHER (第1巻) (白泉社文庫)
- 成田美名子
- 白泉社 / 1997年3月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
子役時代から人気のあった俳優である双子と、同じ学校に通う下心まるでナシの純粋無垢な一人の少女との出会いから始まる、NYが舞台の青春物語。
読んでいて非常に甘酸っぱい気持ちになることがあります。そんなピュアなヒロインが、辛い過去を背負う双子たちを少しずつ変えていく・・・──。
恋と友情の物語です。
2011年9月28日
-
乙嫁語り 1巻 (青騎士コミックス)
- 森薫
- KADOKAWA / 2009年10月15日発売
- Amazon.co.jp / マンガ
- 購入する
無条件に大好き。イスラムっぽい文化というか、中央アジアというか、そういう感じにすごく惹かれてしまうタイプなので。暮らしていくには厳しい土地なのかもしれないが、服装や装身具・織物等の美しさには目を見張るものがある。そういう場所を舞台にした漫画ということで、コンビニで初めて表紙を見た瞬間から惚れていた。
内容も、家族の素朴な生活の様子が窺い知れて、微笑ましい。女性たちも生き生きと描かれているので、おすすめです。
2011年8月31日
-
白夜行 (集英社文庫)
- 東野圭吾
- 集英社 / 2002年5月25日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
各章ごとに、さまざまな人物の視点から語られる手法の小説。
キリがいいという利点はあるが、登場人物が入り組んでいるため、なるべく一気に読まないと、「この人、いつ出てきた何だっけ」となってしまう恐れあり。展開の速いストーリーでもないため飽きてしまう恐れすらある。けれども一度は読んでみる価値はある小説だと思う。「白夜行」というタイトルのすごさが、読了後にじわじわとやってくる。
あとがきでも触れられているが、すごいのは、主人公からの視点で語られる章が一切ないこと。全てが周囲の人間による視点で描かれている。そのため主人公に感情移入することはないが、彼らの闇の部分のようなものを、客観的に、より鮮明に感じられる気がする。
読了後は、主人公のその後がどうなるのかを色々と想像してしまった。読者ひとりひとりの想像の先までをも含めて、この小説なのだろうと思った。
2011年8月26日
-
サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)
- 中山可穂
- 集英社 / 2007年10月19日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
最愛の人と出会い、愛を育み、失い、そして逝ってしまった彼女には、幼い一人息子がいる。その子を巡る周囲との確執。そして、ある青年との新たな出会い・・・──。
愛した人の子供を引き取って育てたいという思いと、周囲の無理解や法律との間で苦悩する主人公。そんな中でぶち当たる、感情だけではどうしようも出来ない育児という現実問題。自分が産んだわけでもない子供の世話。自らの母性というものの欠落の自覚。
生涯独身で過ごすものだと思っていたのに、家族を持つことになるとは。まさか自分が母親(の役目)のようなものをすることになるとは。主人公にとっても考えてもみない結果だったと思います。
けれども、どんな形であれ子供には家庭が必要で、家族に愛されているのだと自覚させてあげなければならないのだと思う。正規の家族ではないかもしれないけれど、彼らならば、きっとそれが出来るのだろうし、下手な親戚なんかよりも、その子をたっぷりと慈しんであげられるはず。
愛だとか恋だとか血のつながりだとか、そういうものだけが家族じゃないのだと、信頼関係という絆で結ばれている家族というのもアリなんだろうと、そう思わされる一冊でした。
2011年5月28日
-
天使の骨 (集英社文庫)
- 中山可穂
- 集英社 / 2001年8月21日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
これは、『猫背の王子』という作品の続編ですが、そっちを読んでない人でも充分に楽しめると思います。
(ちなみに私は、『猫背の王子』は苦手です。これは大好きなのに。)
ヨーロッパを放浪する話なので、旅本好きの人にも良いかも。
あと、人生を一度あきらめかけた人にも。
たぶん、女子向きなんでしょうね。これ。
2011年8月8日
-
鏡をみてはいけません (集英社文庫)
- 田辺聖子
- 集英社 / 1999年9月17日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
これは面白かった。関西弁なので、けっこう笑えたし。
関西の方の人って、日常会話さえ面白いですよね。すばらしいですね~。
これは、朝食命! のバツイチ男の家に転がり込んだ女性が主人公。
彼の息子や小姑(?)、元妻・・・・・・などなどとの、色々な出来事を通して、家庭か仕事か、など、人生の選択に迫られていく主人公の姿が描かれています。
出てくる料理がどれもこれも美味しそうで、よだれモノですよ!
ちなみに私のタイプはというと、主人公よりも頼子に近いか・・・?!
2011年8月10日
-
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
- 吉田秋生
- 小学館 / 2007年4月26日発売
- Amazon.co.jp / マンガ
- 購入する
鎌倉・湘南を舞台にした姉妹たちのお話。
著者は、人の持つ危うさや心のやり切れなさ、どうしようもない感じを描くのが本当にうまい。それでいてストーリーは前向きで温かい。読んでいると救われるような思いになります。
家族・友情・恋愛、そういったものが全て詰まった贅沢さで、大好きな作品。以下続刊。
-
([に]1-1)ゆれる (ポプラ文庫 に 1-1)
- 西川美和
- ポプラ社 / 2008年7月31日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
窓の外は大雨という状況で静かに読んだせいだか、本全体に流れる陰鬱な雰囲気とマッチして、集中して読めた。
登場人物各々の独白によって語られるストーリー。
軸となっているのは、兄弟同士の秘めた確執だ。私自身も妹との二人姉妹で、互いに中身も外見も全く正反対に育ったので、作中の兄弟のあいだに流れる微妙な空気感は何となく理解できる気がした。多かれ少なかれ、どこの兄弟(姉妹)にも同じような思いはあると思う。そんな仲の良いはずの兄弟のあいだに、ある女性の死をきっかけとして決定的な亀裂が入ってしまう。
淡々とした語り口で物語は進む。難しい表現は何もないのに、とても鮮明に情景が浮かんでくる。
少しずつ壊れていく良心のようなもの。それを放棄してしまった人の怖さ。弟の迷いと葛藤。周囲の人間たちの人生・・・───。
ぜひ、映画の方も見てみたいと思った。読書感想文にもいいかもしれません。
2011年7月30日
-
イルカ (文春文庫 よ 20-4)
- よしもとばなな
- 文藝春秋 / 2008年11月7日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
暗い話ではないはずなのに、なぜか全体的にグレーっぽい靄がかった印象の本だった。剥製のインパクトが強すぎたのかな。その重い暗さと、新しい命という喜ばしいものとのコントラストが印象的だった。
命とは。女とは。恋とは。食べるとは。生きるとは。
ザ・よしもとばなな、という感じの一冊だった。
2011年7月28日
-
カラフル [DVD]
- 原恵一
- アニプレックス / -
- Amazon.co.jp / 映画
- 購入する
秀作。映像もキレイだし、救いのあるストーリーですごくよかった。各々の登場人物たちも、キャラが分かりやすく、よく描かれていると思った。
もう一度、生き直すチャンスを与えられたら。
そんなテーマの映画です。
2011年7月27日
-
インセプション [DVD]
- クリストファー・ノーラン
- ワーナー・ホーム・ビデオ / -
- Amazon.co.jp / 映画
- 購入する
夢は夢、現実は現実。夢にリアルを求めても何も掴めない。
映像美は圧巻。危ういラストシーンもよかった。
あの危うさこそが、きっとリアルなのではないだろうか。
2011年7月10日
飲んだくれの私は、コンビニの本棚に並んでいるコレを見た瞬間に「買う!」と決めました。
内容もわかりやすいし、オールカラーだし、写真もきれいだし、最高。
2011年7月24日
-
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)
- 三浦しをん
- 文藝春秋 / 2009年1月9日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
このまえ読んだ「インディゴの夜」のように、キャラが立っていて読みやすい。静かに平穏に暮らしてきたはずの便利屋が、昔の同級生と出会った時から、どういうわけだかさまざまな事件に巻き込まれていく。
三浦しをんさんの小説は初めて読んだが、思っていたより(笑えるエッセイのイメージが大きかったので。すみません・・・)すごくよかった。軽すぎないタッチで、重いエピソードも他から浮かずに読むことができる。読後感もよい。他の作品も読んでみたいと思わされた一冊だった。
2011年7月24日