米澤穂信「米澤屋書店」の自己紹介のところで紹介されていた短篇、浜尾四郎『殺された天一坊』を読むためだけに借りた。これと、江戸川乱歩『目羅博士の不思議な犯罪』だけ読んだ。目羅博士…は多分前に読んだことあるけど、浜尾四郎は初めて読んだわ。存在も初めて知ったと思う。大岡裁きが間違っていたと知った時の苦悩と権力をどうするかというか。まさに今に通じる。ジャニーズ問題もこういうことなんじゃない。外部に言われてやっと動くという。権威に対しての忖度。人間、自分が信じたいものを信じるのだ。裸の王様も同じようなことなのか?この本自体、割と新しいから行間もあって読みやすくなってるし、面白そうだけど、いかんせん、旅に持っていくには厚すぎる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月23日
- 読了日 : 2023年9月23日
- 本棚登録日 : 2023年9月23日
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