反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030400

感想・レビュー・書評

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  • 全ては無に帰ることを何度聞いても受け入れがたい。悟ることは難しい。

  • 自分の心を正しく理解できますね。
    側に置いておきたい1冊。

  • 相手に対してイライラすることが自分の承認欲求からきているというのは目から鱗の気づきでした。これが分かってからは一瞬イラっとしても「あぁ、これは怒らないでいいやつだ」と気持ちを乱さずにいれるようになりました。また、どうしても誰かとの比較、競争に偏った意識が出てしまうので、勝ちたいというモチベーションは持ちつつも自分への納得を軸に生きていけるような人間になりたいと思います。

    カラダの感覚を見つめるように心がける

    怒りの状態を放っておくのは人生損している

    あの人はキライ、苦手という判断は自分を苦しめる

    本人の快につながらない承認欲求、執着、妄想は必要ない。

    自分の納得を軸にした競争への参加。

    1番響いた一節
    難しいのは、「捨の心」かもしれません。というのは、「執着」があるからです。欲をかなえたい、許したくない、相手に認めさせたい、勝ちたいというのは、全部「執着」です。人間は、執着している思いを、「相手のため」「世の中のため」「正義」や「愛」のため、と理屈を作って正当化しています。

  • とてもわかりやすくて新鮮な内容でした。
    反応しないと言うことがどういうことなのかがよくわかります。

    反応する心に流されない。
    そして、反応する心をしっかりと観察する事が大切だとわかりました。

  • 仏教って奥深い。奥深いというか奥ゆかしいという感覚の方が近いのかな。シッダールタ、久々に開いてみようかな。
    子育てでイライラする、こんなにイライラするの私だけ?仕事でできない自分にがっかりする、他の人と比べてなんで私ってこんなダメなんだろうって、つい思ってしまうのをやめたくて。
    まずは目の前の現実をあるがまま受け止めて、それをそれとして余計な判断をやめるところからかなぁ。他人は関係なくて、自分が怒りに捉われていることを自覚し、その不毛な戦い、妄想から離れること。進むべき道に必要な今できることってなんだ?と前向きに考える。一歩ずつ。

    • workmaさん
      なるほど~!読みたくなりました。
      なるほど~!読みたくなりました。
      2021/06/02
  • 素晴らしい本です。

  • 悩みのすべては自分の思い込みや妄想により先回りして勝手に不安に思ったりしてるにすぎないのではないかと言うことにこの頃気づき始めていた。

    現に恐れていた不安は実際にはほとんど起きないのに不安に思ってる時間が長い事により、ネガティブな気持ちで過ごしている時間が長くなる…という精神衛生的によくない状況から脱出したいと思いこの本を読んでみた。

    反応しないという事を、気にしないようにするという見解であるならば、HSP気味のわたしは無理だなと思ったがこの本には良い、悪い、好き、嫌いを判断しないという斬新な対応方法が書かれていて、
    この考え方なら自分でもできそうだと感じた。

    確かに自分の周りの友人で居心地がよい人たちは、相手を良い悪い等と判断したりジャッジしない人だなと言う事に気づき、色々納得できた。

    ヒルティの幸福論を読んだ時、
    対処法として相手も自分も責めないという事が書いてあって気持ちが楽になった事があったが、この本と通じるものがあるのではないかと思った。


    落ち込まない、凹まない、自分を責めない、
    振り返らない、悲観しない。

    これからできることを考え楽しく生きていきたいと思う。妄想や不安を感じてる時間はもったいない。時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
    元気に生きていられる時間があっという過ぎ去ってしまわないように。
    今からやれる事をやっていこうと思った。

    繰り返し読んでこの本の見解を身体に染み込ませていきたいと思う。

  • 僧侶という立場から原始仏教の考え方を説く本なのだけれど、スピリチュアル要素は皆無であくまで合理的。
    周りは刺激だらけだし欲もすごくある「修行僧ではないわたしたち」が、少しでも気楽に生きられるように……っていうことをすごくすごく考えて書かれてるなって印象を持った。

    先に読んだ同じ著者の『これも修行のうち。』(以下『修行』)が実践編なら、こちらは理論編といった内容の一冊。
    『修行』はより「反応しない・感覚に帰る」ためのトレーニングに重点を置いた内容だったけれど、こちらはあくまで「こういう考え方を取り入れるとラクだよ」というスタンス。
    考え方を取り入れることを主眼に置くならこの一冊だけで充分、ワークアウト的にしっかり取り組むなら『修行』もどうぞ……って感じかな。
    (ただし『修行』のほうは今のところずっとKindle Unlimited対象っぽいので、お試し感覚でそっちから読むのも全然アリです。ていうか私がそうだ)

  • アンガーマネジメントの本を探していて、関連の本として出てきた本。
    ブッダの超合理的な考え方を基に、自分に溢れる「不快」な感情と向き合う本。
    ブッダの考え方が明確で合理的で、それに従って生きていれば必ずぶつかる悩みに取り組みます。
    こういった本で、冒頭は目からウロコですが、後半部分に目新しさがなかったり、退屈になったりするものもありますが、
    この本は私としてはとても読み進めやすく、最後までしっかり読めました。
    自分の感情に気づきただ見つめる。
    そこで反応しないこと。

    日々の生活で色んな情報に晒され雑念が巻き起こることが多いからこそ、
    とても響いたのではないかと思います。

    図書館で借りたけど、また買って読もうかなと悩んでます。

  • 自分の心という目に見えないものをまずは知る(自覚する)ことからはじめる

    その為には以下の3つの方法を意識する
    ①ココロの状態を言葉で確認する
    =ラベリング
    ②カラダの感覚を意識する
    ③アタマの中を分類する
    ・貪欲
    ・怒り
    ・妄想

    そして『気付き』ができるようになったら
    気付いたことに、「好きとか嫌い」「いい悪い」と判断をしない

    心がどんなことに反応しているかを知ることからはじめる

    そして反応したことに判断しない習慣づけをしていくことで反応しないようにしていく

    また変えられないことや過去に執着している心に気付くことで、これに反応しない習慣を身につける

    すると自ずと、無意味な反応がなくなり心が軽くなり、今やるべきことに集中できるようになる


    仏教やブッダの教えについて分かりやすく実践しやすい内容にまとめられた一冊

    ヒット作となった、アドラー心理学の『嫌われる勇気』とも繋がる部分が多く参考になった

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著者プロフィール

草薙龍瞬(くさなぎ・りゅうしゅん)
僧侶。興道の里代表。1969年奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インドで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで現地仏教徒とともに、インド社会の変革をめざすNGOと幼稚園を運営する。日本では宗派に属さず、実用的な 仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を広めている。『こころを洗う技術――思考がクリアになれば人生は思いのまま』(SBクリエイティブ)、『心の出家 変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ』(大和書房)など著書多数。『反応しない練習』(KADOKAWA)は現在も人文・実用書のベストセラー入りを続けている。

「2022年 『増補新版 大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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