反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030400

感想・レビュー・書評

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  • 心は永遠に渇き続けるものである。
    満たされることのない欲の中で承認欲がもっとも強いのは他に違わない

    周囲からの評価に対し敏感である故頑張って来れた反面、心が乱れる瞬間が多く、涅槃寂静にはほぼ遠い

    悩んだ時は、目を閉じてカラダの感覚を意識した上で、妄想と視覚を言語化してはっきり区別することだ
    ないものはない、ただの妄想である
    比較は自分の頭の中で行われる思い込みだ

    上手く欲を活かして今の自分を改善していく、脚下照顧の生き方で納得できる人生を歩みたい

    とにかく自分は自分を肯定しよう

  • 率直な感想は難しい考え方だな〜ということでした。まだ自分自身がこの本に書いてあるような考え方に至るには時間がかかりそうだなと。
    すべては自分自身が作っている妄想によって悩み苦しんでいるのだから、その妄想を止めようというが、妄想が必要な時もあると自分は考えている。
    納得の部分は確かにと思う部分もありましたが、いかんせん、宗教的考え方を基本としているので、具体性があまりなく私にはまだまだ辿り着けない考え方だなと思いました。

  • 次男は空気が読める、そんなことを自分の中でひとつの自分なりの事実だと思ってきました。が、これはただ周りを気にしすぎた結果そうなってしまったんだと思います。いい人でいるためにそうしてたんだなぁーと!承認欲や変なやつにみられないように。どちらかというと小さいときから家がある程度裕福だったので物欲などはあまりなく、親の家業を次ぐと言うことで親に認められたい、この承認欲がつよかったんだと思います。周りから見られる会社、親父の功績、そんなプレッシャーが常に頭のどこかにあったんだと。本当に大事なのは自分も家族も会社も社員も回りの人も幸せになることです。自分がそのミッションのために出きることに集中するために少し明日から五分の目を閉じること始めてみたいと思います。なかなか、みんながいるとこで目をつぶるの気になっちゃいますが、早速回りのこと気にしてますね(笑)
    やってみます、前向きな欲はいいとこの本に書いてあるので今まで通り自分がモチベーションあげられる欲は引き続きやっていきます!パチンコ、バイク、仲間との酒飲み、ゴルフ、少々のエロス、そっちばかりに行かない程度に自分がやるべきこと自分も周りも幸せにする事やっていきます

  • オリラジあっちゃんのYouTube大学で紹介されていた一冊。
    動画は何度も見ました。
    心がざわざわして落ち着かないことが多く、不安や攻撃的な感情に支配されていることがずっと続いていて苦しかった時に、本も読みたいと思い、購入しました。

    仕事も対人関係もうまくいかず、
    心がもやもやして、とても苦しかった時期です。

    本書では、
    悩みの原因は、「心の反応」である、と言い切っています。
    ムダな反応はしない、自分のことを否定しない、ということが大切。

    人には七つの欲求があり、
    ①生存欲(生きたい)
    ②睡眠欲(眠りたい)
    ③食欲(食べたい)
    ④性欲(交わりたい)
    ⑤怠惰欲(ラクをしたい)
    ⑥感楽欲(音やビジュアルなど快楽を味わいたい)
    ⑦承認欲(認められたい)
    上記に枝分かれしているとのこと。

    そして何かに執着することが、
    心のムダな反応を引き起こしている。

    もう自分の痛いところを言葉にされているようでした。苦笑
    でも、読んでいて嫌な気持ちじゃなく、
    そうだよなあ、という感じ。

    読んだから劇的に変わるという訳じゃないかもしれないけど、知っていて損はない、と思いました。

    心の反応の理由や裏側をラベリングして、行動を考えるだけで、日々の対応が変わります。

    以下、備忘録です。
    -------------------------
    ・悩みの原因は、”心の反応”である。
    ・心の状態をよく理解するには——①言葉で確認する、②感覚を意識する、③貪欲・怒り・妄想の三つに分類する。
    ・「わたしはわたしを肯定する」
    ・生きていれば、てごわく、厄介な相手にも、遭遇しますよね。
     ただ、もしこちらが相手と同じ反応を返せば、相手との反応の応酬になってしまいます。
     このとき問題は、相手に負けないことや、我を通すことではありません。反応することで確実に「自分の心を失う」ことなのです。
    ・人はときどき、苦しめ合う関係を、ずっと繰り返すことがあります。関わることの目的を確かめようともせずに、ただ自分の期待、思惑、都合、要求、過去へのこだわりに執着して、「正しいのは自分で、間違っているのは相手」といつまでも思いつづけるのです。
    -------------------------

  • 判断しない。

    日々、実践すること。積み重ね。

  • ・草薙龍瞬 東大卒の仏家僧侶
    ・仏陀の教えに基づく合理的考え
    ・不安緊張恐怖・・これらは人生につきものであると認める。2000年前においても仏陀が言っている
    ・その上で原因を理解する →求めることが原因
    ・それらは解消できると知る
    ・自分の感情を都度声に出して確認する→ラベリングする
    ・妄想と現実を区別する→目をつぶり浮かんでくるものを確認、目を開けて視界に映るものを見て妄想がないことを認識する
    ・感覚を認識する習慣をつくる
    ・できないで心配になるのは妄想。
    まずはやってみる。 できなければ、どうすればいいのかを聞くだけ。そしてやってみる。
    ・相手の反応は、相手に委ねる。
    ・相手と向き合う時の心構えは、ただ相手を理解することを前向きの心で努める。
    後ろの心では自分の感情をみる。
    ・怒りがおさまらないのは、過去の記憶に自分が反応しているから。 記憶は妄想、相手は関係ない。
    ・反応しない。執着しない。
    ・心は快か不快かのどちらかしかない。どちらかをみる。不快であればリセットする。欲求が膨らんで満たせないものは不快なので一旦手放す。

  • 仏教を基にしているので、普段読書に慣れていない人は少し読みにくいかも。教えをわかりやすい言い方に直して補足してくれているが、1度読んだだけでは深い所までの理解や本格的な実践にまでは難しい印象。ただその分現代においてのストレスに置き換えてどう対処すべきかが詳細に書かれている。良本。

    感情を客観視して、ラベリングする。
    心を2つにわけて反応に対処する。
    感情は反応である。
    全て妄想である。

    1度読んだだけではこの程度しかパッと出てこなかった。何度も読みたいと思う。

  • 2020.12.15

    なかなか面白かったし、
    納得できた。
    自分に対してもだし、
    他人に対しても、
    自分がなぜそう言う心境なのか
    なぜ他人がああも攻撃的なのか
    ぜんぶ、なるほどと思った

  • 感情的で攻撃的で否定的な私。
    日頃何している時でも不快な相手の事ばかり考えてしまいながら、過去のことも蘇りつつ、将来の不安が尽きず、いつもイライラしている日々。
    自分自身も疲れてしまい、どうにか治さなければと思っていたところに出会った本。

    “判断をしない”
    良いか悪いか、好きか嫌いか、常識、非常識、相手が悪い、自分が正しい、、、と全てが判断の連続でしたが
    この考え方を知ってから本当に嫌なこと思い悩むことがなくなりました。
    頭を過ぎったらすぐ「判断しない、判断しない、、」と切り替えて、他にも新しい捉え方、悩みの解決方法が書かれていました。

    こうした類の悩みが解決しそうな本を色々と読んできましたが、この本が一番即効性がありました。

    2020/12/11 読了日

  • 「ブッタは超クール❗」
    著者は、中学卒業後、出家し独学で東大に合格したというすごい!人です。
    とても分かりやすく書かれており、スイスイと心に入ってきます❕
    ぜひぜひ、みなさんも読んでみてください。

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著者プロフィール

草薙龍瞬(くさなぎ・りゅうしゅん)
僧侶。興道の里代表。1969年奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インドで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで現地仏教徒とともに、インド社会の変革をめざすNGOと幼稚園を運営する。日本では宗派に属さず、実用的な 仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を広めている。『こころを洗う技術――思考がクリアになれば人生は思いのまま』(SBクリエイティブ)、『心の出家 変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ』(大和書房)など著書多数。『反応しない練習』(KADOKAWA)は現在も人文・実用書のベストセラー入りを続けている。

「2022年 『増補新版 大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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