- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062196079
感想・レビュー・書評
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かなり面白かった。純粋に小説としてストーリーが面白いのと、おそらくほぼ史実であろう内容で知的好奇心が満たされる、という両面において満足度の高い作品。ちょうど現在に繋がる話で、自動車業界とトヨ○の見方が変わった。
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意味わからない
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どこまで本当の話なんだろうかと想像しながら読めるので面白い。章男社長しか知らないので、そこに至るまでの経緯が興味深かった。あくまでフィクションなので踏み込んだ表現でさらに面白い。
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これは相当面白い。
どこまでフィクションか?
権力闘争生々しい。
若様の小物っぷりがもはや清々しい。
話のテンポ、展開 もともとが面白いとはいえ作者の読ませるチカラも侮れない。 -
小説ではあるがかなり事実に近そうな気がする。持株会社を画策し豊臣(豊田)家の怒りを買って、実質追放された武田(奥田)一派だが、ZEV規制で追い込まれた時、統一(豊田章雄)社長にロビイスト利用の助け舟を出していたとは!
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日本ナンバーワンの自動車メーカーの創業家一族の血統を大事にする想いと、企業としてあるべき姿を目指す想いが交錯する。
使用人と扱われる血統外の社長を据えて、一気に国際市場におけるポジションを確たるものにするダイナミズムも面白いが、本流を継ぐ初代社長の孫が実力はさておき、絶対に他のものにはない血筋という強みを持ち、自身の家系が脈々と紡いできた想いを、更に次の世代に遺していくべく奔走するも、ボタンの掛け違いから、全てが裏目裏目へと向いていまうと言う如何ともし難い状況をものすごくリアリティを持って書かれている点は、あの会社が?とドキドキしながら読み進めてしまった。
ノンフィクションかもと思わせる記載が多いが、実際はどちらだろう。
どちらであっても読者を惹き込む展開は非常に面白い。
続編の『トヨトミの逆襲』という作品が発刊されるとの事から、MaaSを国家レベルで推進する現代社会において、自動車メーカーがサービス業に乗り出すというビジネス変革が起こりつつある状況を、どのように展開して読者を楽しませてくれるか? -
恥ずかしながら今更読了。
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トヨトミとあるが、トヨタの話である。同様に、固有名詞の多くが現実から少し変えられている。しかし実態としては、ノンフィクションに近いのかもしれない。真偽は判断できないが、少なくとも非常にリアルではあった。
ただし、序盤は説明が多め。情報としての面白さが多く、書き方が歴史モノに近いのは読者層が同じだからだろうか。世界観に入り込めたのは少し遅めだったかも。
といいつつ、僕はこのタイプの小説は普段あまり読まないのだが、それでも大いに楽しめた。 -
スゴイおもしろかった。
夢中で読んだ。
武田さんが表舞台から去らされてからは、
あまり面白いとは思えなくなっていたが、
最後のエピソードでホッとしました♪ヽ(´▽`)/ -
綺麗事だけじゃ済まされないんですな