公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800200761

感想・レビュー・書評

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  • まずタイトルが不穏。「公開処刑人」と「森のくまさん」って猟奇的な予感しかしないでしょ…と思いながら購入。
    思ったよりグロさはないけど、終始うっすら不快な感情にさせられる。
    短いページ数だからこその展開のめまぐるしさと場面の切り替えが面白く、気を付けていながらもミスリードにハマっていたと分かった瞬間は鳥肌が立った。
    長編にして1人1人の描写を濃くし、もっとじわじわ話が進んでいっても面白いかなーとも思うけど、なんとも言えない不快な気持ちが長く続くのは苦しいかもしれない…とも思うから複雑。

  • テンポよく話がすすみます。さくさく読めます。
    いじめとかネット掲示板とか闇の世界にスポットがあたっていて今風な感じです。
    犯人は途中でわかっちゃうかも。
    明日香の変身ぶりがちょっと怖いなー。
    20151130

  • なんだかこのミス大賞ってハズレが多いなぁ。中高生が書いた携帯小説に毛が生えた感じ。法で裁けない悪を裁くってのはまだわかるけどその悪が近所のおばあさんに嫌がらせしてた中年女とかバイトの女子高生につきまとっていたコンビニ店長とか挙げ句の果てに援交して金を払わないで逃げたおっさんとか、なにそれ。
    そんなんでって言ったらあれだけど、そんなんで殺されなきゃいけないの?もっとほんとに裁かなきゃいけない悪ってたくさんいるよね。そんなくだらない理由で人を殺して世の中が変わるとは思えないしたとえくだらないネットの世界だってそんな奴指示する奴はいないでしょ。
    なんだか無駄な時間を使ってしまった感じです。

  • もう一捻りあると良かった。

  • デスノートを彷彿とさせるような内容。
    悪人を裁くことは、果たして正義なのか?

  • 正義の解釈は立ち位置により様々で、警察は正義の味方ではない。過去の経験により歪んだ正義感を持った青年が悪人に鉄槌を下すお話。
    テンポがよくて面白かった。名前に関するトリックは秀逸で頭のいい人はこんなところから小説のネタを生み出すんだと感心した。

  • そんな前から伏線が張られていたとは。ネット社会にある今だからこそのストーリー。個人的に好みではないストーリーなのですが、題名と表紙のギャップが気になったので手にとりました。キャバ嬢の性格が、あまり憎めなかったので処刑されたとき少し残念な気持ちになりました。ラストは修羅場になりすぎた気がするけど、それがあったからこそ、女子高生2人のそれぞれの感情がより伝わった。

  • 早い段階で、「森のくまさん」が誰なのか分かってしまいます。
    が!なぜか続きが気になって、どんどん読み進めてしまう。そんな作品でした。

    実名晒しや、森くまへの殺人依頼。
    現実社会でもありそうな・・・・っていう所が、ちょっとした怖さを感じさせます。
    特に最後の1ページ。。。。ぞわぁぁぁ、ときました!

  • 2作目と順番が前後してしまったけど、こちらのほうが面白かった(*・∀・*)

    私刑は決して否定しないけれど、今回は本人に問題があるよなぁ…(´・ω・`;)
    何のルールもなしに人が人を裁くって、それが良いか悪いかは別として、悪い面が一つもない人(いるわけないけど)じゃない限り、やっぱり難しいんだろうな

  • 森のくまさんを名乗る連続殺人鬼。
    犯行声明をネットに公表し、悪党ばかりを対象とする公開処刑人。
    ネットではそんな森のくまさんをヒーローとする声まで上がる。
    その正体とは…
    謎が謎を呼び、かなり恐怖を感じるが、展開的には面白い。

    2015.11.10

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