公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2012年8月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800200761
感想・レビュー・書評
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読みやすくてサラッと読了。
「森のくまさん」なんて可愛らしい感じですが、内容まぁまぁグロいです^^;
私は犯人当てをしながら読むタイプではないですし、そもそも考えても大体分からないんですが。
今回は、そんな私でもすぐに犯人が分かりました。かなり分かりやすいです。
犯人が分かっても、面白く読めたのでいいのですが。
犯人当てのどんでん返しは期待しない方がいいです^^;
でも、何故「もりのくまさん」なのかには「お~」となりました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
殺人を犯しても相手は犯罪者や詐欺師で世間からはヒーロー扱いされる。
今のネット社会もし現実にもこういう事件があったらこうなりそうだと感じるリアリティーが好き。
処刑シーンがエグい。
想像させるのがうまい。 -
ネットに実名がさらされた犯罪者を次々に殺していく、自称"森のくまさん"がネットで話題に。レイプ犯、いじめに加担した教師など被害者たちは指弾されても仕方がないやつらばかりなので"森のくまさん"をヒーロー視する見方も出てきている。犯人は誰なのか。。。
誰もが知ってる森のくまさんを歌いながら人を裁いていくプロローグの狂気と間抜けさのアンバランスさは素晴らしい。ただし、ハイライトはそこだけで、その他の部分は正直予想通り。犯人はこうなるだろうなと予想していたとおりだったし、ミステリーとしての犯人を探る面白さは足りないかもしれない。まあそこも含めて森のくまさんのいいところなのかもしれない。表紙の可愛らしさに釣られるとちょっと痛い目見るよ、ぐらいがちょうどいい塩梅 -
サクサクとすぐに読み終えた 後味に不満もなくまあ良かったかな。 あと、化粧品会社の話要ったかな?
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タイトルに惹かれて
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警察に代わって悪人を殺していくシリアルキラーもの。ネット社会とゆとり世代の無責任なイヤさが上手く表現されているものの、後味が悪い作品なので好みではない。
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面白かった。
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テンポよく読めました。
確かに被害者と関連のない犯人を見つけるのは難しいだろう。ネットが広まった社会において道徳心とかもなくなってきているのかもしれない。
今の時代を象徴するような作品。
続編がどのようなものになるのか楽しみ。 -
オチはわかってたけど、ちょっと考えさせられる文章だったと思う。森のくまさんがやったことは必ずしも悪とは言えない。しかし、正義のための犯法は許されるのか?人の生きる権利を他人がどこまで侵害することが許されるんだろうなあ。
どんでん返しになりきらなかったのがちょっと残念。