第170回芥川賞・直木賞受賞作決定!!芥川賞に九段理江さん『東京都同情塔』、直木賞に 河﨑秋子さん『ともぐい』、万城目学さん『八月の御所グラウンド』

こんにちは、ブクログ通信です。

第170回芥川龍之介賞直木三十五賞の選考会が行われ、芥川賞に九段理江さん『東京都同情塔』、直木賞に河﨑秋子さん『ともぐい』、万城目学さん『八月の御所グラウンド』が選ばれました!

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第170回芥川賞・直木賞候補作が決定!候補作10タイトルと著者情報を一挙紹介![2023年12月14日]

芥川賞受賞作

九段理江『東京都同情塔』

東京都同情塔
九段理江『東京都同情塔
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内容紹介

ザハの国立競技場が完成し、犯罪者は同情すべきという「寛容論」が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する——。

著者:九段理江(くだん・りえ)さんについて

1990年埼玉県生まれ。2021年、『悪い音楽』で第126回「文學界新人賞」を受賞。受賞後第一作『schoolgirl』が、第166回「芥川賞」候補作となる。

九段理江さんの作品一覧

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九段理江さんのX

芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会

直木賞受賞作

河﨑秋子『ともぐい』

ともぐい
河﨑秋子『ともぐい
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内容紹介

己は人間のなりをした何ものか——人と獣の理屈なき命の応酬の果てには。明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河﨑流動物文学の最高到達点!

著者:河﨑秋子(かわさき・あきこ)さんについて

1979年北海道別海町生まれ。2012年『東陬遺事』で第46回「北海道新聞文学賞」(創作・評論部門)、14年『颶風の王』で「三浦綾子文学賞」、15年同作で「JRA賞馬事文化賞」、19年『肉弾』で第21回「大藪春彦賞」を受賞する。最新刊『土に贖う』で、「新田次郎賞」を受賞。

河﨑秋子さんの作品一覧

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河﨑秋子さんのX

万城目学『八月の御所グラウンド』

八月の御所グラウンド
万城目学『八月の御所グラウンド
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内容紹介

女子全国高校駅伝——都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会——借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは——。

著者:万城目学(まきめ・まなぶ)さんについて

1976年生まれ大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』で第4回「ボイルドエッグズ新人賞」を受賞しデビュー。主な作品に、『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。またエッセイ集に、『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

万城目学さんの作品一覧

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万城目学さんのX

直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会


あらためまして、受賞おめでとうございます!

参考リンク

公益財団法人日本文学振興会 – 文藝春秋