\第7回未来屋小説大賞ノミネート発表/ノミネート作と著者情報を一挙紹介!

こんにちは、ブクログ通信です。

第7回を迎えた「未来屋小説大賞」のノミネート作品が発表されました!今年も沢山の人気作がノミネートされています!どの作品が1位に輝くのか今から楽しみですね。

ブクログでは、今回ノミネートにされた期待の15作品を一挙にご紹介いたします!みなさんもランキング順位を予想しながら、ぜひ本棚登録してみてくださいね。

第7回未来屋小説大賞ノミネート作

井上真偽『アリアドネの声』
岡崎琢磨『鏡の国』
川上未映子『黄色い家』
柚月裕子『教誨』
辻村深月『この夏の星を見る』
須藤古都離『ゴリラ裁判の日』
夕木春央『十戒』
上田早夕里『上海灯蛾』
津村記久子『水車小屋のネネ』
芥川なお『ストロベリームーン』
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』
森バジル『ノウイットオール あなただけが知っている』
青山美智子『リカバリー・カバヒコ』
藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』
新川帆立『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』

井上真偽『アリアドネの声』

アリアドネの声
井上真偽『アリアドネの声
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内容紹介

巨大地震が発生した。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるどんでん返しの結末とは?

著者:井上真偽(いのうえ・まぎ)さんについて

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回「メフィスト賞」を受賞。第2作『その可能性はすでに考えた』は、各評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回「本格ミステリ大賞」候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」「このミステリーがすごい!2017年版」「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回「本格ミステリ大賞」候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。他の著書に『探偵が早すぎる』がある。

井上真偽さんの作品一覧

岡崎琢磨『鏡の国』

鏡の国
岡崎琢磨『鏡の国
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内容紹介

あなたにこの謎は見抜けるか——。 反転、反転、また反転——!本気の「仕掛け」を堪能せよ! 『珈琲店タレーランの事件簿』の著者・岡崎琢磨さんが贈る、2023年の大本命ミステリー!

著者:岡崎琢磨(おかざき・たくま)さんについて

1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回「京都本大賞」受賞、累計250万部を超える人気シリーズに。この他の著書に『夏を取り戻す』、『貴方のために綴る18の物語』、『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

岡崎琢磨さんの作品一覧

川上未映子『黄色い家』

黄色い家 (単行本)
川上未映子『黄色い家 (単行本)
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内容紹介

17歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか?

著者:川上未映子(かわかみ・みえこ)さんについて

大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回「早稲田大学坪内逍遥大賞」奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回「芥川賞」を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回「中原中也賞」受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度「芸術選奨文部科学大臣新人賞」、第20回「紫式部文学賞」受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回「高見順賞」受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回「谷崎潤一郎賞」受賞。2016年、『あこがれ』で「渡辺淳一文学賞」受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。2019年、長編『夏物語』で第73回毎日出版文化賞受賞。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。その作品は世界40カ国以上で刊行されている。

川上未映子さんの作品一覧

柚月裕子『教誨』

教誨
柚月裕子『教誨
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内容紹介

吉沢香純と母・静江は、遠縁の死刑囚・三原響子の身柄引受人として、東京拘置所で響子の遺骨と遺品を受け取った。その遺骨を三原家の墓に納めてもらおうと、青森県相野町にある菩提寺を訪れる香純は、響子が最後に遺した言葉の真意を探るため、事件の関係者と面会してゆく。

著者:柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)さんについて

1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』『盤上の向日葵』などがある。

柚月裕子さんの作品一覧

辻村深月『この夏の星を見る』

この夏の星を見る
辻村深月『この夏の星を見る
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内容紹介

茨城県立砂浦第三高校の二年生・亜紗は、顧問の綿引先生のもと天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限される中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も開催できないと悩んでいた——。コロナ禍による未曾有の事態に、複雑な思いを抱える中高生たち。だがリモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは?

著者:辻村深月(つじむら・みづき)さんについて

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回「メフィスト賞」を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回「吉川英治文学新人賞」、12年『鍵のない夢を見る』で第147回「直木三十五賞」、18年『かがみの孤城』で第15回「本屋大賞」を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

辻村深月さんの作品一覧

須藤古都離『ゴリラ裁判の日』

ゴリラ裁判の日
須藤古都離『ゴリラ裁判の日
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内容紹介

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラのローズは、人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。アメリカの動物園で暮らすことになったローズは、そこで出会った雄のゴリラと愛を育み、夫婦となった。だがその夫ゴリラが、人間の子供を助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。どうしても許せないローズは、人間に対して裁判で闘いを挑む!

著者:須藤古都離(すどう・ことり)さんについて

1987年、神奈川県生まれ。青山学院大学卒業。2022年『ゴリラ裁判の日』で第64回「メフィスト賞」受賞。

須藤古都離さんの作品一覧

夕木春央『十戒』

十戒
夕木春央『十戒
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内容紹介

叔父が生前所有していた「青島」にリゾートを開業することとなり、その視察に訪れた里英。だが初日の夜明け、参加者9人の内1人が殺された。犯人はこの中にいるが、警察には通報できない。何故なら、「この島にいる3日の間、決して殺人犯を見つけてはならない」という戒律が——。

著者:夕木春央(ゆうき・はるお)さんについて

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。近著に『サーカスから来た執達吏』がある。『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10 国内部門」「MRC大賞2022」を受賞。

夕木春央さんの作品一覧

上田早夕里『上海灯蛾』

上海灯蛾
上田早夕里『上海灯蛾
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内容紹介

1934年上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇ったこの地に、成功を夢見てやって来た日本人青年・吾郷次郎。彼の許を謎めいた日本人女性が訪ねる。ユキヱと名乗るその女が持ちこんだのは、熱河省産の極上の阿片と芥子の種。次郎は阿片の売買を通じて上海の裏社会を支配する青幇の知己を得て、上海の裏社会に深く踏み入ってゆく。

著者:上田早夕里(うえだ・さゆり)さんについて

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回「小松左京賞」を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回「日本SF大賞」を受賞。18年『破滅の王』で第159回「直木賞」の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

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津村記久子『水車小屋のネネ』

水車小屋のネネ
津村記久子『水車小屋のネネ
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内容紹介

母親とその恋人から逃れ、姉妹二人で暮らすことを決めた18歳の理佐と8歳の律は、とある町にたどり着く。蕎麦屋で働くことになった二人は、蕎麦粉を引く水車小屋の番人・ネネと出会った。ネネは人としゃべることが得意な賢いヨウムだ。ネネと仲良くなり、蕎麦屋の店主夫婦に見守られ、律の担任の藤沢先生や画家の杉子さんら周囲の人との交流を経て、姉妹は成長してゆく……。

著者:津村記久子(つむら・きくこ)さんについて

1978年大阪市生まれ。2005年『マンイーター』(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回「太宰治賞」。2009年「ポトスライムの舟」で第140回「芥川賞」、2016年『この世にたやすい仕事はない』で「芸術選奨新人賞」、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』で「サッカー本大賞」など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

津村記久子さんの作品一覧

芥川なお『ストロベリームーン』

ストロベリームーン
芥川なお『ストロベリームーン
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内容紹介

高校の入学式に遅刻した日向は、その日向になぜか積極的にアプローチしてくる学校一の美少女・萌と、なんと出会った初日につき合うことに。そして、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる神話がある赤い満月「ストロベリームーン」を見に行く。幸せな時間を過ごしていたのも束の間、萌の余命が少ないことを知った日向。すると萌の母親から萌の日記を渡されて——?

著者:芥川なお(あくたがわ・なお)さんについて

兼業作家。大分県中津市出身。2023年、『ストロベリームーン』で作家デビューを果たす。

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宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

成瀬は天下を取りにいく
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく
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内容紹介

中二の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、200歳まで生きると宣言。今日も我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!

著者:宮島未奈(みやじま・みな)さんについて

1983年静岡県生まれ、滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2018年、宮島ムー名義の『二位の君』で、第196回「コバルト短編小説新人賞」を受賞する。2021年『ありがとう西武大津店』で第20回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、「読者賞」、「友近賞」をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』がデビュー作。

宮島未奈さんの作品一覧

森バジル『ノウイットオール あなただけが知っている』

ノウイットオール あなただけが知っている
森バジル『ノウイットオール あなただけが知っている
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内容紹介

1つの街を舞台に描かれる、5つの世界は、少しずつ重なり合い、影響を与え合い、思わぬ結末を引き起こす。すべてを目撃するのは、読者であるあなただけ——。

著者:森バジル(もり・ばじる)さんについて

1992年宮崎県生まれ。九州大学卒業。会社員。2018年、第23回「スニーカー大賞」“秋”の優秀賞に選ばれ、『1/2―デュアル―死にすら値しない紅』を刊行。2023年、『ノウイットオール あなただけが知っている』で第30回「松本清張賞」を受賞し、デビューする。

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青山美智子『リカバリー・カバヒコ』

リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)
青山美智子『リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)
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内容紹介

公園の古びたカバの遊具「カバヒコ」。彼に触れると、治したいところが回復するという——。「大丈夫。私たちはきっとリカバリーできる。」誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山美智子さんワールドの真骨頂。

著者:青山美智子(あおやま・みちこ)さんについて

1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回「宮崎本大賞」を受賞。『お探し物は図書室まで』が「2021年本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』が「2022年本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』『月の立つ林で』など。

青山美智子さんの作品一覧

藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』

リラの花咲くけものみち
藤岡陽子『リラの花咲くけものみち
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内容紹介

家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学する。動物たちに「生きること」を教えられながら、聡里は自らの「居場所」を見つけてゆくのだった。

著者:藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さんについて

1971年、京都市生まれの小説家。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。2006年『結い言』で第40回「北日本文学賞」選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作、『いつまでも白い羽根』は2018年にテレビドラマ化された。

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新川帆立『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』

令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
新川帆立『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
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内容紹介

六つのレイワ、六つの架空法律をシニカルに描き出す––––。「命権擁護」が謳われ動物たちにも人間同様の権利が認められるようになった。動物裁判を多く手がける若手弁護士である「ぼく」のもとへ、性行動で被告となったボノボがやって来るが……(『第一話動物裁判』)。他5編を収録。

著者:新川帆立(しんかわ・ほたて)さんについて

1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。

新川帆立さんの作品一覧


第6回未来屋小説大賞の結果はこちらから

未来屋小説大賞(みらいやしょうせつたいしょう)とは

未来屋小説大賞は、未来屋書店の従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考し決定します。従業員が本の面白さを紹介し新たにスポットを当てることで、次のベストセラー作を生み出し、広く世に紹介していくという趣旨のもと選考されます。https://www.miraiyashoten.co.jp/