こんにちは、ブクログ通信です。
第170回「芥川龍之介賞・直木三十五賞」(2023年下半期)の候補作が発表されました!
受賞作を決める選考会は2024年1月17日(水)に東京で行われます。
そこで、今回ノミネートされた話題の著者・候補作を一挙ご紹介いたします。ぜひチェックしてみてくださいね。
芥川賞候補作
安堂ホセ『迷彩色の男』
川野芽生『Blue』
九段理江『東京都同情塔』
小砂川チト『猿の戴冠式』
三木三奈『アイスネルワイゼン』
安堂ホセ『迷彩色の男』
著者:安堂ホセ(あんどう・ほせ)さんについて
1994年東京都生まれ在住。22年、『ジャクソひとり』で第59回「文藝賞」を受賞しデビューする。同作が第168回「芥川賞」候補作となる。
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川野芽生『Blue』
著者:川野芽生(かわの・めぐみ)さんについて
1991年神奈川県生まれ。第一歌集『Lilith』で第29回「歌壇賞」を受賞。小説集に、『無垢なる花たちのためのユートピア』『月面文字翻刻一例』『奇病庭園』がある。第二歌集準備中。
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九段理江『東京都同情塔』
著者:九段理江(くだん・りえ)さんについて
1990年埼玉県生まれ。2021年、『悪い音楽』で第126回「文學界新人賞」を受賞。受賞後第一作『schoolgirl』が、第166回「芥川賞」候補作となる。
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小砂川チト『猿の戴冠式』
著者:小砂川チト(こさがわ・ちと)さんについて
1990年岩手県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、同大学院社会学研究科心理学専攻修了。2022年、『家庭用安心坑夫』で第65回「群像新人文学賞」を受賞。同作が第167回「芥川賞」候補作となる。
三木三奈『アイスネルワイゼン』
著者:三木三奈(みき・みな)さんについて
1991年生まれ。2020年、『アキちゃん』で第125回「文學界新人賞」を受賞。同作が第163回「芥川賞」候補作となる。
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直木賞候補作
加藤シゲアキ『なれのはて』
河﨑秋子『ともぐい』
嶋津輝『襷がけの二人』
万城目学『八月の御所グラウンド』
宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』
村木嵐『まいまいつぶろ』
加藤シゲアキ『なれのはて』
著者:加藤シゲアキ(かとう・しげあき)さんについて
1987年生まれ大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回「直木三十五賞」候補、第42回「吉川英治文学新人賞」受賞、第18回「本屋大賞」第8位、第8回「高校生直木賞」を受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。
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河﨑秋子『ともぐい』
著者:河﨑秋子(かわさき・あきこ)さんについて
1979年北海道別海町生まれ。2012年『東陬遺事』で第46回「北海道新聞文学賞」(創作・評論部門)、14年『颶風の王』で「三浦綾子文学賞」、15年同作で「JRA賞馬事文化賞」、19年『肉弾』で第21回「大藪春彦賞」を受賞する。最新刊『土に贖う』で、「新田次郎賞」を受賞。
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嶋津輝『襷がけの二人』
著者:嶋津輝(しまづ・てる)さんについて
1969年東京都生まれ。2015年『カシさん』が第1回「林芙美子文学賞」の最終候補となる。16年、『姉といもうと』が第96回「オール讀物新人賞」を受賞。ほか短編がアンソロジーに収録される。
万城目学『八月の御所グラウンド』
著者:万城目学(まきめ・まなぶ)さんについて
1976年生まれ大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』で第4回「ボイルドエッグズ新人賞」を受賞しデビュー。主な作品に、『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。またエッセイ集に、『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。
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宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』
著者:宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さんについて
1979年生まれ。小説家。『ヨハネルブルグの天使たち』で第149回「直木賞」候補作、第34回「日本SF大賞特別賞」を受賞する。その他著書は、『盤上の夜』など多数。
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村木嵐『まいまいつぶろ』
著者:村木嵐(むらき・らん)さんについて
1967年京都市生まれ。会社勤務等を経て、司馬遼太郎氏の夫人である福田みどり氏の個人秘書を19年間務める。2010年『マルガリータ』で第17回「松本清張賞」を受賞し、作家デビュー。
受賞作の結果発表が楽しみですね!気になる作品は、ぜひ今からチェックしておきましょう!