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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147651

感想・レビュー・書評

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  • 12人の作家さんと11人のイラストレーターさんによるアンソロジー。
    テーマが素敵だったので読んでみました。

    特に女性陣の物語が好みでした。
    男性陣では穂村弘さんと市川拓司さん。

    読んでいて感じたのは、どの作家さんも色や音や匂いのある夢を書いているんだな、ということ。
    私自身も夢は色付き・音付きで見るので違和感はありませんでしたが、友人に昔の活動写真のような夢を見る人がいるので、そういうお話もあるかなと思っていたのです。
    小説としては色や音があった方がイメージが鮮やかだからでしょうか?

  • 12人の作家さん達による「夢」をテーマにした本。
    小説もあればエッセイもある、バラエティに富んだ一冊です。

    それぞれの作家さんの良い部分が表れていて、色々な作家さんの話を読みたい方にオススメ。

  • イラストレーターさんと作家さんとの、読むコラボ絵本。

    とりとめのない話が多かったかな?
    でも夢ってもともととりとめがないもんね。
    今回は角田光代さんの「男」が好みだったな。

    〈覚書的メモ〉

    幼いころから見続ける、「やってくる男」の夢。男が自分のもとに辿り着いたとき、いったい自分には何が起こるのだろう・・・「男」角田光代&網中いづる

    草原に広がるガラスの便器。一生使う、オンリーワンを選ぶ少年・・・「ガラスの便器」石田衣良&松尾たい子

    投げられた子どもと子を産めなくなった飼い猫。流す涙の意味・・・「さよなら、猫」島本理生&鯰江光二

    昭和博覧会が開かれた年の水の記憶・・・「水の恵み」阿川弘之&木内達朗

    帰りそびれた校舎内。一時間後に始まる公認殺人。別れた元彼へのメッセージ・・・「タイムリミット」辻村深月&吉田尚令

    ばぁちゃんの財布の中のヘビ。「エミコは空を見ていて、急に泣き出した」どうしてでしょう?の答えは「エミコにもわかりません」だ、馬鹿やろう・・・「ヘビ」西加奈子

    久々に会った幼馴染。お互いが見た、何気ない二人の夢・・・「ふたり流れる」市川拓司&いとう瞳

    数年に一度の特別列車で行く不思議な村。15歳の男の子しか乗れないその列車に乗り、叔父の薬を届ける少年の運命は・・・「ハントヘン」堀江敏幸&中村純司

    たまたま代理で行くことになった東京での法事。思い出す、見下ろした夢の中の街・・・「雲の下の街」柴崎友香&田雜芳一

    着替えをなくしたぼく。目の前に現れた学生に借りた服。海で何かがとりついた夢。不思議な貸衣装屋の話・・・「衣がえ」長野まゆみ&望月通陽

    意識下の努力と野生の反乱・・・「おしっこを夢から出すな」穂村弘&ささめやゆき

    ゴジラ世代が見る「あいつ」の夢。見えそうで見えないその正体は・・・「さらば、ゴヂラ」高橋源一郎&しりあがり寿

  • 穂村弘さん、サイコーです
    そんな男を私は愛しましょう

  • 期待しすぎたのか、思いのほかつまらなくてがっかり。
    最愛のほむほむと石田衣良がおねしょネタでかぶってるのも。。
    せっかくの松尾たいこさんのイラストがもったいないなぁ~。
    角田さん&網中さんコンビはよかったけど。

    意外に一番面白かったのは辻村深月さん。
    こういうスリル物は普段読まないけど、引き込まれてハラハラした。
    読み終わって、ようやく、あ、夢だったのかと思うような。
    長野まゆみさんのホラーもよかったな。

    ちなみに私の夢は、いつも脈絡のない変な夢が多い。
    現実には起きえないことが、全く意味不明につながって起きる夢。
    普段から頭の中が混乱してるからでしょうか(笑)

  • いろいろな人が書いた雰囲気の違うお話が収録されていて、挿絵もいろんな人が描いていて、全体的に楽しめました。現実から離れたいときに、不思議な世界へ連れて行ってくれます。

  • 人気作家12人による「夢」の「絵本」! 怖い夢、儚い夢、おもらしの夢? 角田光代、島本理生、西加奈子、阿川弘之、堀江敏幸、穂村弘、高橋源一郎他、豪華作家陣が美しい絵とと共に綴る「夢」の物語。

  • いろんな作家さんが夢をテーマに物語を紡ぐアンソロジー。超短編小説なのかエッセイなのかは微妙なところ。こういうのはいろんな作家さんをさらっとお試しできること。そのかわり好き嫌いがハッキリわかれるけど。特に印象に残ったのはないかも。残念ながら。ぼやんとしたまま読み終えてしまった。

  • いろんな作家さんの短編集。

    長野まゆみとか辻村深月とか好きな作家さんのが多かったので借りてみた。

    夢って基本的にこわいものをよく覚えてるよね。

  • いろんな作家さんが1冊の本になると好き嫌いがはっきりしてしまいます。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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