- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880947
感想・レビュー・書評
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「人は何故認められたいのか」という根源的かつ誰もに重要な欲求について書かれた一冊。中でも承認不安の現代において、「自由と承認の葛藤」から抜け出し精神的に安定した人生を送るための筆者の意見も書かれており非常に興味深かった。
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人間の普遍的な欲求のひとつである承認欲求。特に、自分の抱く飽くなき承認欲求のルーツと自己不全感への対処方法を知るために読んだ。
本書で分類している親和的承認、集団的承認、一般的承認が相互依存しないかどうかは別として、「現代のコミュニケーションは空虚な承認ゲームである」とは言い得て妙。 -
いろんなことがすっきりしたと同時にまたあらたな不安が・・・
こういう本っておんなじこと何回も繰り返すのが常なの? -
ぱらりとめくってみた。
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他者に対しての驚くほどの無関心が、無差別殺傷事件を引き起こす起因になっているという。
他者との関わりを絶った孤独な人間は、他者の内面を想像したり、共感を抱くことが難しくなっているようだ。
極端に言えば、この世にいなくても構わない存在といったとこなのだろう。
共感や憐憫も、怨恨さえも生じない存在とは、なんと虚しいのだろうか。
自己への承認を渇望する人々が増えているのは、現代社会が、コミュニケーション重視になっていることが関係しているようだ。 -
身につまされた。「認められたい」からどう脱却するか。
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「ありのままの自分」「自分という存在価値」を確かめるしっかりしたものさし(社会共通の価値観)がない時代であるため、身近にいる周囲の人々からの承認を必死に求めている。これは「ありのままの自分」「自分という存在」を他者という鏡でしか映すことができないのである。この状況から抜けることで、承認不安を解消することができる。
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「大きな物語」の凋落、ポストモダン
↓
絶対的な価値観の消滅
↓
承認不安
大枠はこんなかんじ
二章くらいまでは面白かった。
後半解決策を示すなら、もっと具体例に踏み込んでくれたほうが読み手としては面白かったかも。
新書との付き合い方がいまいちわからん。