妻に捧げた1778話 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100697

感想・レビュー・書評

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  • 余命いくばくもない奥さんに捧げる小説の話。
    小説がメインかと思ったら、奥さんとの話が半分くらいだった。

  • 御多分に洩れず、アメトーーク!読書芸人のカズレーザーが紹介していたのを見て読んでみた。

    病気の奥様へ一日一話書く!と決め、独自のルールにそって書いていく。その数1778話。
    作家とはいえ、短編とはいえ、病気の奥様を支えながら毎日書くのは並大抵の気持ちでは書けないと思う。
    そこに深い深い愛情を感じる。

    短編の出来栄えは‥と言うと
    面白いのもあれば、うーん‥というのもあった。
    作家本人が主観的に、また客観的に注釈を書いているのを読むのは面白かった。

    そして最期の3話。
    特に最後の「最終回」はウルっときた。
    その中でも最後の一文がグッときた。

  • 平成29年12月25日読了

  • 某番組で話題になったということで、読んで見た。泣けるとあったけど、私はそこまでではなかった、感性の問題しょうか。妻に対する思いに強いものを感じたけど‥・これよりも『僕と妻の1778話』の方が読んで見たいかな。ただ、著者の心情や、お互いが自分に出来ることを一日一日最善を尽くして生活する姿には、熱いものを感じた。

  • 眉村卓氏が癌闘病中の妻に毎日書いた短編の一部と、その闘病を描いた話題作。初めての眉村卓。

    書かれた短編の多くは「日がわり一話」シリーズ収録のようで、この本では20篇程しか読めず残念・・・
    SF作が著者らしい内容が多く、個人的には楽しく読みました。
    感動作と話題でしたが・・・結構冷静に読めてしまう感じで(^_^;)

  • 感動!大号泣!とかはない。
    日常の些細さ、慣れで見落としそうになるけど、目を向ければ非日常。
    真冬の夜の布団みたいに、温かく柔らかで、一息ホッとつける本

  • 妻が亡くなるまでの5年間、毎日ショートストーリーを書いた著者。
    泣いた。
    また一緒に暮らしましょう。

  • 1778話目の最後の一行沁みる

  • 約200頁に、著者と奥さまの積み重ねた時間がそっと収められていた。
    感情を揺さぶられるというより、沁み入る一冊。美談として扱われるのを著者が複雑そうにしているのがとても好ましいです。

    アメトーークで紹介された時は最終話のネタバレに配慮していたけど、折り返しのあらすじに載っていましたね最後の一言。大どんでん返しを期待するタイプの本ではないので、特に問題はありません。
    最初から読んで、最終回最後の一言に行き着くと、その言葉に込められた思いを実感しやすいと思いました。

  • 20年後に再読してみたい

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著者プロフィール

1934 - 2019。SF作家。1979年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞。また1987年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。代表作にジュブナイルSFの名作といわれる『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などがある。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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