妻に捧げた1778話 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 235
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100697

感想・レビュー・書評

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  • 芸人の紹介で最近売れてるらしいが、奥さんが数年前に買ったのが家にあったので読んでみた。

    1778話めの最後の話は、そうきたか、という感じで流石だし、深い愛情を感じる。全体を通しては、もっと泣ける話かと思ったらそうでもなかった。
    ショートショートもいいが、それ以外のエッセイの部分がよかったように思う。

    しかし、この著者はやはりSFがいいかな。

  • グッとくる部分はあります。
    夫婦の形はいろいろあるなあと思いました。
    ただし、評判のような感動とか、泣くみたいなことは
    なかったです。

    ただ、奥さんともう少し話をして、いっしょに何かをしようと思いました。

  • ガンに冒された奥様との最後の日々を描くエッセイ部分と,その奥様のために5年間毎日1話ずつ書き続けた1778話のショートショートからの抜粋が交互に配置された,何とも不思議な構成の書.「エッセイとはしない」という縛りがあるにもかかわらず,ショートショートの内容は次第に日常を色濃く反映するものとなってゆく.

  • アメトーークは観てないけど、話題になっていたので手にとってみました。
    余命が明らかな妻のために1日1話の短編を書き続けた作者。独自のルールを設け毎日書き続けることはいくら作家さんでも大変なことだったと思うし、奥さまへの深い愛情を感じます。
    「泣ける!」という宣伝文句が目立ち過ぎ、美談が先行してしまっていますが、ドラマチックな感動ストーリーとはちょっと違います。短編を書くことになった経緯、物語の注釈などをはさみながら構成されています。
    愛する人が死にむかうとき何ができるだろうか、考えさせられます。

  • 2018.2nd
    帯に吊られて購入しました。夫婦愛を感じる一冊!ですが、泣ける名作かというと個人的にはそこまで感動はしなかったかな。
    でも、オススメの一冊ではあります!

  • ショートショート自体には然程目新しさや驚きはないものの、合間合間の著者による解説がなんとも哀愁深い。終末に近づくに従い、少しずつその意識がストーリーに反映されてきており、長く妻の病気と付き合ってきた著者の内面が溢れ出ているように感じられた。

  • 一日一作書かれたという短編については、面白いのもありそうでもないものもあり。
    病気の妻のために思い付いたのが一日一作短い話書くという発想は、さすが作家というべきか。
    短編とは別に、お二人の日々の事やら話を書くことについてのあれこれから、すごくいい夫婦なのだとうかがえて、それだけでこちらまでほんわかした。

  • アメトークで見て、さらに帯(アメトーク関連の)により、期待値が上がりすぎていたのかもしれない。
    思っていたよりは普通だった。
    ただし、最後の一文は、震えた。
    感動で震えた。
    私は未婚だが、いわゆる理想的な夫婦の精神的な関係性のようなものに見えて、素敵だな、と純粋に思った。

  • 読み終わったー\(^o^)/
    アメトークで紹介されていた本。ずっと切ない(´・ω・`)。

  • 筆者が何と言おうとこれは愛のなせる技であると思う。私はパートナーに「また一緒に暮らしましょう」と最期に言えるだろうか、あるいは言ってもらえるだろうか

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著者プロフィール

1934 - 2019。SF作家。1979年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞。また1987年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。代表作にジュブナイルSFの名作といわれる『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などがある。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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