- 本 ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163278803
感想・レビュー・書評
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大坂にこんな秘密があったとは!
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太閤秀吉への愛着、徳川家への反感、豊臣家の末裔を守るという奇妙な使命感、何より陽気な町人気質が大阪国を作ってしまった
奇想天外な発想に度肝を抜かれつつも、ちょっと無理があるんじゃないと思ってしまった
ただ万城目さんの大阪愛は十二分に伝わってきた
大阪人は、さぞかし嬉しいだろうし、背筋が伸びるような思いがしたに違いない
大阪国を検査しにきた会計検査院の三人
検査院副長の松平と大阪国総理大臣真田幸一との対決
とそれを見守る大阪国国民の男たち
緊迫したシーンは読み応えがあった
しかし、私は大阪国云々のストーリーよりも
女の子になりたいという大輔、戸惑い心配しながらも
何とか思いを叶えてやりたいと願う父の真田幸一、母
竹子
身体を張って大輔を守る幼馴染の橋場茶子
彼らの愛を受け、大輔が少しずつ逞しくなっていく様子に魅かれた -
映画化もされている作品なので読んでみた。
登場人物は映画の皆様を想像しつつ。
声が想像つきやすいから、入りやすい。
大阪国て!
と思いつつ。
全員用事投げ出してみたり。
色々ありえないのが小説。
面白かった。 -
『鴨川ホルモー』の京都、『鹿男あをによし』の奈良に続き、今回は地元大阪が舞台。
400年も続き徐々に規模が拡大し守られてきた、とある組織と東からやってきた会計検査の対立!私は大阪に住んでいるが、こんな世界が本当にあったら男に産まれなかった事を後悔してしまいそう…。旭の気持ちがちょっと共感できた。でも、組織についての引き継ぎの話はほんのり涙なので、やっぱり女で良かったかも。
登場人物の名前が豊臣家に所縁のある人物ばかりで、戦国時代好きな私は秘かににんまりしながら読んでいた。人情の町、大阪ならではの物語で、やはり大阪は良いな~と実感。 -
2018年5月20日、読み始め。
2018年6月9日、読了。
内容が奇抜すぎて、ついていけないというか(-_-;) -
ホントに在りそうです…大阪国
でも、実は女性が男性陣を手のひらの上で転がしてる図が浮かびますね。
ほんっと男って子供よね~って感じで。
最初に読んだとき、映像の方がすんなり楽しめそう、と思ったのに、映画は観そっびってしまいました。 -
【読了】プリンセス・トヨトミ/万城目学
万城目作品が意外にも初めてだった。
作品の途中で、DVDを借りてきていて返却のために先に映画を見ちゃったけれど、どちらも好きなエンディングだったかな。
設定がやはり所々違うのは仕方ないけれど、本を読んでみて登場人物の配役が私の中ではゲーンズブール・旭(映画では岡田将生)が黒木メイサか香椎由宇、鳥居忠(映画では綾瀬はるか)は濱田岳だったので、読んだ方に聞いてまわりたい← -
以前映画で見たなぁと思い、読んでみました。
とにかく設定が面白く、本当にそうだったら…?と思いたくなるような話でした。父と息子の関係があったからこそ、ここまで続いてきたっていうところも素敵でした。
著者プロフィール
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