思想地図β vol.2 震災以後

  • 合同会社コンテクチュアズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990524319

感想・レビュー・書評

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  • 3.11から世の中は変わった。ただ、被災地や福島原発からの距離、また人的、感情的つながり度によって温度差は大きい。私も3.11を過去の出来事のように日常を過ごしてしまっていた。我々も当事者だということを本書が思い出させてくれた。必読です。

  • 本書は読みやすいのですが、骨太な震災特集で、おもに思想や言葉というものにスポットライトを当てて、いろいろな人の意見を収録しています。しかし、脱原発、原発推進の議論はありません。そういう本ではない。震災を近視眼的に見る論考ではなく、マクロにとらえたりする部分も多くあるので、読んでみると、きっと視野が広がるでしょう。そして、あの当時の空気を思い出すことでしょう。

  • 2012/09/04 購入
    2012/09/08 読了

  • 多様な分野で震災について語っている本。

    どの内容も大変興味深いが,特に佐々木俊尚氏の『震災復興とGov2.0,

    そしてプラットフォーム化する世界』は今後の政府(行政)のあり方のヒ

    ントとなる内容でだった。

    また東氏が論じている「喪失を引き受ける」ことは本当に国民が考えなけ

    ればならないことだと思った。

    本の構成がとてもよかった。

  • パラパラ読み直してみたらじっくり読んでしまった。
    一回読んだはずなのに・・・

  • たまたま ではあるが、最近いろんな人と話した内容が書かれていて、もっと早く読むべきだったと後悔

  • 今この記憶として。

  • 佐々木俊尚と猪瀬対談が面白く、参考になった。
    思想関連の本でこんなに売れるってすごい。
    最近、不安が多い世の中で、思想需要が上がっているのかな。

    佐々木俊尚の項で、水平分業のレイヤー化の例
    ・フェイスブックやツイッター
    ・グーグルアドワーズ
    ・アマゾンペイメント(!)
    参考になった。

  • 震災でどんな被害が起きたのかは後からでも残るでしょう。
    しかし、そのとき何を考えていたのか?ということは記録としては残りづらいと思います。
    震災後に何を感じ、どんな行動をしたのかということを残すアーカイブとして、様々な言論人や科学者が寄稿している本書は貴重であると感じました。

    義援金ってもう支払われたのかなとサイトを見に行ったら情報が更新されてなかったのが残念。

著者プロフィール

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

「2023年 『ゲンロン15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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