4巻のReady For ACTION!が一番好きなのですが、
残念ながら画像がありません。
ラリーの魔法でチビタイタンズが生まれる「WHEN CHIBIS ATTACK」とジョニー・ランシドが活躍する「Song of Dead」がお気に入り。

ショーン・ギャロウェイにハマったのがこのTTGがきっかけ。
彼の絵は本当に美しい。

【ゴス、あなたがドラマーだって今知ったわ?】

2012年7月25日

読書状況 読み終わった [2012年7月25日]
カテゴリ コミック

小太郎が可愛い、
それ以外に感想はないが、
とにかく泣ける。
後半は畳み掛けるように何度も泣かせてくれるのが憎らしい。

【お前がどれだけ恨めども俺は俺の罪を後悔すまい
 愛するものを失う毎に研ぎ澄まされてゆくお前を
 俺は己の剣とする】

2012年7月25日

読書状況 読み終わった [2012年7月25日]
カテゴリ 歴史

復讐劇ではあるが、復讐を果たす事がこの作品の目的ではない。
物語は主人公が妻を殺害した犯人を殺害する(復讐を果たす)ところから始まる。
観客は結末に至るまでの経緯を観るのだ。

『ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していく』
センセーショナルなコピーに煽られた人は多かったと思うが、
観客の期待を裏切らない内容である。
ラストは背筋が冷たくなる様な驚きと疑問で、混乱する人も多かった様だ。
1度観た人は必ず2度3度と観ることになる、
そして繰り返し観る毎に、新たな発見が必ずあり、面白くなってゆくのである。


主人公が怪我の後遺症で10分しか記憶を保つ事が出来ない為、物語は10分の記憶を紡いで彼の行動を辿って行くことになり、彼の記憶が消えると同時に物語は過去に“進む”

1回目では気付かないが、断片的に挿入される“電話で主人公が誰かとサミーについて話しているモノクロのシーン”が実はとても重要。

2回目以降にそれに気付くと同時に、衝撃的な事実に気付かされる。
観客が皆、制作者に騙されていた、と言う事だ。

この物語は復讐劇ではないし、
美談でもない、
まして
ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出してもいないのだ。

この作品は、映画も秀逸だが、
私は小説の終わり方が特に気に入っている。
小説には映画にはない『驚愕の事実』がもうひとつ用意されている。
ぜひ読んでみてぞっとして欲しい。

ちなみに、
ジョージャ・フォックスが美しすぎる奥さんを演じています。
CSIでは全然見られない女性らしさと色気と裸がみられます。

読書状況 観終わった
カテゴリ 映画

「道徳」とはなにか。
「平等」「非差別」は全ての人を幸せに出来るのか。
「同性間の結婚」は何故認められないのか。
その「正義」は果たして本当に「正しい」のか。

多くの道徳的問題を取り上げた書。
自分が「正しい」と考えていた事が覆され、
自分の視野の狭さと浅慮さに気付かされる。

明確な答えが出ない問題であり、正しさを解くのは難しい。
しかし難しい問題ではあるが、マイケル・サンデル氏はそれをとても解りやすく説いてくれる。

自分なりの解答、選択はサンデル氏を納得させられるか、実際に問うてみたいと思う。
彼の講義に参加したいものです。

【あなたは、正しい正義を決断できるか?】

2012年4月15日

読書状況 読み終わった [2012年4月15日]
カテゴリ その他

遠山氏は、蘇我氏に好意的な解釈をする考古学者の中でも特に支持したいと思う方です。

蘇我氏を善く評価しているわけではない、と云うのが好ましい。
蘇我氏を正しく評価しているのである。

政の中枢にいて大いなる権力を誇った蘇我氏が忠実で実直な聖人君子であった筈は、恐らくはないだろう。
だが、国の発展に力を尽くし、事実倭国は蘇我氏の力により大いに興隆した。
それが妻の解釈であるが大凡同じ事を遠山氏は言っているのだと思う。

この本は稲目・馬子・蝦夷・入鹿の四代について
そして、時代と政と云った背景を、
日本書紀を中心とする文献から解き明かしている。
あまり気にもとめていなかった政の仕組み(氏姓や践?、寺院建立)などについての推論はとても興味深い。
なにより蘇我氏が大王に対して忠義を貫いたと云う見解は(単なる蘇我贔屓ではなく)説得力があります。

時折、今し方滔々と説いた内容を覆すような、否定した方式を用いて真実を見出すような、理に合わない持論が出て来るのが如何ともし難いのですが、そうした矛盾は自分自身に考える機会を与えられたと思えば違った楽しみ方が出来るものです。

蘇我氏自身について掘り下げている訳ではないので
個人を深く知りたい方は注意されたい。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 歴史

藤ノ木古墳ファンなら持っておきたい一冊。

副葬品の細部の写真や図解などオールカラーで掲載。
石室の構築状況や石棺内の調査に至るまでの過程、副葬品の調査結果が詳しく記されています。

藤ノ木古墳の事を記した文献の紹介もありこれ一冊で藤ノ木古墳が良く解ります。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 歴史

大塚初重氏、大林太良氏、金達寿氏、豊田有恒氏、和田萃氏による
1989年のシンポジウムの基調報告・討論と対談集。

現在では橿研の精密かつ丹念な調査で多くの事実が明らかになってきていますが、
藤ノ木古墳の開棺調査終了直後のシンポジウムで語られている「あらゆる可能性」は今読んでも勉強になります。
なにより先生方の推論が強ち見当外れではない事に驚かされます。
熱心に研究をされてきた先生方の知恵と知識に感服しました。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 歴史

タイトルがまず目に入ってパラパラと頁を繰っていたら
『スーツに白いスニーカー』と云う一文が見えて即購入。
高村ファンなら解る筈。

推理小説ファンのボンボン警部補が出してくる
幅広い推理小説ネタが面白く本筋もしっかりとしている上
どもキャラクターも魅力的なので刑事ドラマを倦厭しがちな人でも楽しめるかと。

高村先生に傾倒しているらしく(おもに主要)キャラを
必死で汚そうとしているのが判ってその点では少々興醒めしましたが…。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

『奥のほそ道』は角川で2冊、岩波を1冊読みました。
内容は同じなんですケドね(笑
とにかく好き。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 文学

サラとグリッソムがお互いの恋慕を匂わせながらも師弟の域を越えていなかった頃の小説。

小説だからこそドラマでは描けない様な展開があるのでは!?
とサラギルファンをどきどきわくわくやきもきさせた(であろう)エピソードであり、作者はファンの期待に充分に応えてくれたと思う。
親密でありながらドライ過ぎる二人の関係が最終的に何一つ進展しないのに物語の終幕には充足感があるから不思議。

ひとつ欠点をあげるならば、
サラギルに見入ってしまってベガスの事件が全く記憶に残らない。
事件が起きたのかどうかも覚えていない。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

珠晶も供麒も好きではないが、十二国記では一番好きな物語。

困っている人に無条件に手を差し伸べる事の過ち、
美徳や義理が及ぼす犠牲の大きさ、
正しさとは何か、を考えさせられる。
深い話です。


供麒が登場するまで利広が麒麟なんだと思ってた。
実はずっと供王の傍にいたんだよって、オチかと。
そうであったら良かったのに、と未だに思う。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

とにかく祥瓊が大好きだ。

2012年4月6日

読書状況 読み終わった [2012年4月6日]
カテゴリ 小説

他山の石以て玉を攻むべし

2012年4月6日

読書状況 読み終わった [2012年4月6日]
カテゴリ 小説

李謳で衝撃を受け、次に手に取った作品。
数十回読んだが、飽きることなくこれが一番好き。
作品よりも高村先生自身をとにかく敬愛しています。
妻の文章を見れば影響を受けまくっているのは顕かかと……。

日本語をここまで正しく扱える作家は他にはいないでしょうね。
高村先生と出会って日本語の美しさを知って以来
物語を書く時に英語は絶対使わなくなった。

【人間のいない土地をと渇望する声はいつしか途絶えた
 あんたと話がしたいと切望した瞬間
 俺は今まで以上に人間を遠くに感じるようになったんだ】


 愛は盲目

2012年4月4日

読書状況 読み終わった [2012年4月4日]
カテゴリ 小説

犀川シリーズとの出逢い。

犀川&萌絵の出番が少ないのでファンには不評の様子。
私はこれが一番好き。

終盤の
「もう少し若かったら貴女にプロポーズしてましたよ」
「そう、それはとても素敵ね」(手元にないので適当です)
と云う、杜萌と西畑刑事のやりとりが好き。

【私は嘘は言っていない ただ言わなかっただけ
 貴女が問わなかったから 私は語らなかったのよ】

2012年4月4日

読書状況 読み終わった [2012年4月4日]
カテゴリ 小説

言葉がとても綺麗。
人生唯一の恋愛小説だが
BL要素がなければなァ…と切実に思う(のは間違いなのだと判ってはいるが)

凜一シリーズ以外は読もうとは思わないのは
従姉が好きだったから。

【透き通った眸の色の涼やかさに
 ただ愛を感じただけだ
 誰でもなく 深い陰影に縁取られたその双眸が
 愛を呼んだんだ】

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

ガダラの影響でアフリカについて勉強しまくった。
カバ好きもここから。

第二部が一番好き。
清川と納が急速に仲良くなってゆく情景がとても微笑ましい。
第三部の清川vsバキリは何度読んでも泣ける。

【崇め 恐れ 平伏せ
 美しきバナナのキジーツは
 謳い 舞い 諸々の頭上に災厄を降らせるのだ】

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

とても綺麗。
中島らもと云う人に心底惚れた小説。

【死期を待ちはしない
 鮮血の色彩で喉を満たして彼は死に向かう
 35を数えて
 やがて通りすぎた季節に彼は笑うのだろう】

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説

珠玉のホラー短編。

人生で一番最初に買った小説。
この作品に多大なる影響を受けてツマの人格は完成された。

【かの美姫は私の中で今も未完成のまま
 少年のすべてを抱いて 未だ語るのを止めない】

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説
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