福島第一原発からの一年間。政治家の言葉。企業家の言葉。メディアの言葉。原発に関する論争。そこにすくいとられることのないものを言葉に結実させ、焼きつけ続けた詩人。今の福島の、そして日本の事態には、詩によってしか届かない領域がある。

神の領域と人間の領域。ケモノとコドモ。河岸と彼岸。その狭間での未来ちゃんのこの立ち姿!グラビアアイドルをしのぐエロス、老婆を越える死の気配。命そのものの熱が、重さが、力が、手ごたえとして直につたわってくる。

カテゴリ 写真集

ただひたすらに描かれるさまざまな場所の朝の風景。どこにあってもおかしくない景色はどれも、あざやかにまばゆい。私たちが暮らしをゆるされているこの世界の美しさをあがなった、渾身の絵本。

絵本の王様、長新太。
へんてこな絵とへんてこな文でつづる、へんてこ絵日記。
超大物ながらその道が楽なものではなかったこと、
絵本に命をかけてくれていたのだということが
伝わってくる、貴重な本。

カテゴリ エッセイ

フェルメールの肖像画、真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘)
からインスピレーションを得た表題作を持つ短編集。
端正、緻密、静謐で、芳醇。
深い陰影と金色の輝きに彩られた文章にうっとり。

カテゴリ 短編集

みっともなくこころもとなくやるせなかった10代の日々は
サリンジャーとアーヴィングを心の支えにしていた気がする。

カテゴリ 短編集

サガンを読むと
大人の女でいるのって悪くないと思います。
いろんな女たちのスケッチを味わいながら
つい、なんだか似ている女友達が重なります。

カテゴリ 短編集

柴田愛子さんは憧れのひと。
超ド級に痛快なひとだが、
子どもたちへの愛にみちたまなざしはゆるぎない。
そんな愛子さんの絵本第一作。

こらえたなみだがにじんでぽとりと落ちる、
くやしくってなさけなくって、かなしい”けんかのきもち”を
描ききって全くスバラシイ。

カテゴリ 絵本

痛すぎる自意識過剰女がひきこもり過眠の日々に
ギリギリの自尊心一個、手榴弾のよう握りしめ
ひき起こす自分革命?
コレにはヤラれた!おっぱいわしづかみにされた!!
ざっぱ〜ん!!!

カテゴリ 小説

泣く子も黙る名エッセイストのフレッシュマンとしての父親日記。
しかしもちろん彼の赤ん坊は黙ってはいない!
娘アマンダ・スー・グリーンが生まれたその日から、
彼の生活は一変,太陽となったちいさなちいさなアマンダを中心に
めぐりはじめる。 赤ん坊アマンダは決して忘れられることのない
美しさと脅威に満ちている。
未知なる世界への冒険日記である、ともいえる。

カテゴリ エッセイ

なんとも恐ろしく、魅惑的な物語。
嗅覚で知覚する香り、匂いというものを
文字でここまで味わえることのめくるめく快楽・・・
この感じ、ぜひご体験あれ!

カテゴリ 小説

超絶スケールのおイモ本!
夕焼け空を子どもたちととんでゆく開放感、
赤羽末吉のすばらしさにうなる。

カテゴリ 児童書

風に乗り、草原に響きわたる、馬頭琴の音色。
神話のようなスケール感。
素晴らしい色づかいと伸びやかな線。
モンゴルの人にも赤羽末吉の絵で読んでほしい!

カテゴリ 絵本

長女に赤ちゃんができたことを告げた日に30回も読まされた。
お姉ちゃんとしての第一歩の、とっかかりになってくれた絵本です。

カテゴリ 絵本

ちいさな女の子とぬいぐるみのキツネ?の珍道中。
こんのいたいけさにキュンとし、
電車や犬にドキドキし、
たどりついたおばあちゃんちのあったか〜いお風呂に
ホッとする。
幼い頃のいろんな気持ちがよみがえる。

カテゴリ 絵本

イギリスの人は緑の使い方が上手。
リラックスした木々や植物が気持ちよさそう〜。
素敵です。

カテゴリ 生活・実用

読み途中。

カテゴリ 小説

片山健氏のコッコさんシリーズ。
あめふりの毎日、願いをかけたてるてるぼうずを
気づかいいたわる、こころ優しきコッコさん。
ついに、晴れた庭いっぱいにあふれる光がまぶしい。

カテゴリ 絵本

片山健氏のコッコさんシリーズは
幼いひとの日々をていねいに描いて際立っている。
未熟で不自由で一生懸命な
素晴らしきコッコさんに
いつも胸をぎゅっとつかまれてしまう。

カテゴリ 絵本

上の子の出産のときに女の子だとわかっていたので
きっと大島弓子が読みたい気持ちになるだろうと思い
入院先に持ち込んだなつかしい一冊。
入院中ずっと読んでた。

カテゴリ マンガ

うんちくやストーリーを語りながら、超実用的。
この一冊があれば、老練なおかかえ小児科医師を
家に住み込ませているようなもの。
頼りになる一冊で絶版が残念。

カテゴリ 生活・実用

お姉さんになったトットちゃんの
冒険譚は、その場を学校から社会へ。
終戦前後やTV界初期のエピソードも興味深く、
トットちゃん、相変わらずウルトラ・チャーミング!

カテゴリ エッセイ

やはり親子で楽しめる傑作。

カテゴリ エッセイ

やさしく、つつましく、おっちょこちょいで、
ちょっとずる賢く、仕事を信じ、人間を愛する・・
泣く子も黙る向田邦子のエッセイ集。

カテゴリ エッセイ
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