福島第一原発からの一年間。政治家の言葉。企業家の言葉。メディアの言葉。原発に関する論争。そこにすくいとられることのないものを言葉に結実させ、焼きつけ続けた詩人。今の福島の、そして日本の事態には、詩によってしか届かない領域がある。
2012年8月2日
神の領域と人間の領域。ケモノとコドモ。河岸と彼岸。その狭間での未来ちゃんのこの立ち姿!グラビアアイドルをしのぐエロス、老婆を越える死の気配。命そのものの熱が、重さが、力が、手ごたえとして直につたわってくる。
2012年8月2日
- あさになったのでまどをあけますよ
- 荒井良二
- 偕成社 / 2011年12月2日発売
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ただひたすらに描かれるさまざまな場所の朝の風景。どこにあってもおかしくない景色はどれも、あざやかにまばゆい。私たちが暮らしをゆるされているこの世界の美しさをあがなった、渾身の絵本。
2012年8月2日
絵本の王様、長新太。
へんてこな絵とへんてこな文でつづる、へんてこ絵日記。
超大物ながらその道が楽なものではなかったこと、
絵本に命をかけてくれていたのだということが
伝わってくる、貴重な本。
2009年9月15日
- ターバンを巻いた娘
- マルタ・モラッツォーニ
- 文藝春秋 / 1989年2月1日発売
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フェルメールの肖像画、真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘)
からインスピレーションを得た表題作を持つ短編集。
端正、緻密、静謐で、芳醇。
深い陰影と金色の輝きに彩られた文章にうっとり。
2009年9月15日
- ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)
- サリンジャー
- 新潮社 / 1974年12月24日発売
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みっともなくこころもとなくやるせなかった10代の日々は
サリンジャーとアーヴィングを心の支えにしていた気がする。
2009年9月15日
- 赤いワインに涙が (新潮文庫 サ 2-19)
- 朝吹登水子
- 新潮社 / 1987年8月1日発売
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サガンを読むと
大人の女でいるのって悪くないと思います。
いろんな女たちのスケッチを味わいながら
つい、なんだか似ている女友達が重なります。
2009年9月15日
- けんかのきもち (からだとこころのえほん 2)
- 柴田愛子
- ポプラ社 / 2001年12月1日発売
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柴田愛子さんは憧れのひと。
超ド級に痛快なひとだが、
子どもたちへの愛にみちたまなざしはゆるぎない。
そんな愛子さんの絵本第一作。
こらえたなみだがにじんでぽとりと落ちる、
くやしくってなさけなくって、かなしい”けんかのきもち”を
描ききって全くスバラシイ。
2009年9月15日
- 生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)
- 本谷有希子
- 新潮社 / 2009年3月2日発売
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痛すぎる自意識過剰女がひきこもり過眠の日々に
ギリギリの自尊心一個、手榴弾のよう握りしめ
ひき起こす自分革命?
コレにはヤラれた!おっぱいわしづかみにされた!!
ざっぱ〜ん!!!
2009年9月13日
- ボブ・グリーンの父親日記 (中公文庫 ク 4-1)
- ボブ・グリーン
- 中央公論新社 / 1989年9月1日発売
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泣く子も黙る名エッセイストのフレッシュマンとしての父親日記。
しかしもちろん彼の赤ん坊は黙ってはいない!
娘アマンダ・スー・グリーンが生まれたその日から、
彼の生活は一変,太陽となったちいさなちいさなアマンダを中心に
めぐりはじめる。 赤ん坊アマンダは決して忘れられることのない
美しさと脅威に満ちている。
未知なる世界への冒険日記である、ともいえる。
2009年9月13日
- ある人殺しの物語 香水 (文春文庫 シ 16-1)
- パトリック・ジュースキント
- 文藝春秋 / 2003年6月10日発売
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なんとも恐ろしく、魅惑的な物語。
嗅覚で知覚する香り、匂いというものを
文字でここまで味わえることのめくるめく快楽・・・
この感じ、ぜひご体験あれ!
2009年9月8日
- おおきなおおきな おいも (福音館創作童話シリーズ)
- 赤羽末吉
- 福音館書店 / 1972年10月1日発売
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超絶スケールのおイモ本!
夕焼け空を子どもたちととんでゆく開放感、
赤羽末吉のすばらしさにうなる。
2009年8月28日
- スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)
- 大塚勇三
- 福音館書店 / 1967年10月1日発売
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風に乗り、草原に響きわたる、馬頭琴の音色。
神話のようなスケール感。
素晴らしい色づかいと伸びやかな線。
モンゴルの人にも赤羽末吉の絵で読んでほしい!
2009年8月28日
- はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)
- 筒井頼子
- 福音館書店 / 1977年4月1日発売
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長女に赤ちゃんができたことを告げた日に30回も読まされた。
お姉ちゃんとしての第一歩の、とっかかりになってくれた絵本です。
2009年8月25日
- こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)
- 林明子
- 福音館書店 / 1989年6月30日発売
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ちいさな女の子とぬいぐるみのキツネ?の珍道中。
こんのいたいけさにキュンとし、
電車や犬にドキドキし、
たどりついたおばあちゃんちのあったか〜いお風呂に
ホッとする。
幼い頃のいろんな気持ちがよみがえる。
2009年8月25日
- ロンドンのガーデニング
- ジュウ・ドゥ・ポゥム
- 主婦の友社 / 2008年10月28日発売
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イギリスの人は緑の使い方が上手。
リラックスした木々や植物が気持ちよさそう〜。
素敵です。
2009年8月23日
読み途中。
2009年8月23日
- コッコさんとあめふり (幼児絵本シリーズ)
- 片山健
- 福音館書店 / 2003年5月15日発売
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片山健氏のコッコさんシリーズ。
あめふりの毎日、願いをかけたてるてるぼうずを
気づかいいたわる、こころ優しきコッコさん。
ついに、晴れた庭いっぱいにあふれる光がまぶしい。
2009年8月23日
- コッコさんのともだち (幼児絵本シリーズ)
- 片山健
- 福音館書店 / 1991年4月10日発売
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片山健氏のコッコさんシリーズは
幼いひとの日々をていねいに描いて際立っている。
未熟で不自由で一生懸命な
素晴らしきコッコさんに
いつも胸をぎゅっとつかまれてしまう。
2009年8月23日
- ダリアの帯 (白泉社文庫)
- 大島弓子
- 白泉社 / 1999年6月1日発売
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上の子の出産のときに女の子だとわかっていたので
きっと大島弓子が読みたい気持ちになるだろうと思い
入院先に持ち込んだなつかしい一冊。
入院中ずっと読んでた。
2009年8月23日
うんちくやストーリーを語りながら、超実用的。
この一冊があれば、老練なおかかえ小児科医師を
家に住み込ませているようなもの。
頼りになる一冊で絶版が残念。
2009年8月23日
- トットチャンネル (新潮文庫)
- 黒柳徹子
- 新潮社 / 1987年3月27日発売
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お姉さんになったトットちゃんの
冒険譚は、その場を学校から社会へ。
終戦前後やTV界初期のエピソードも興味深く、
トットちゃん、相変わらずウルトラ・チャーミング!
2009年8月23日
- (買切) 新装版・窓ぎわのトットちゃん
- 黒柳徹子
- 講談社 / 2006年10月26日発売
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やはり親子で楽しめる傑作。
2009年8月23日
- 新装版 父の詫び状 (文春文庫)
- 向田邦子
- 文藝春秋 / 2005年8月3日発売
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やさしく、つつましく、おっちょこちょいで、
ちょっとずる賢く、仕事を信じ、人間を愛する・・
泣く子も黙る向田邦子のエッセイ集。
2009年8月23日