夫は海で行方不明になり7年の時を経て死亡認定され、妻は31歳年上のお金持ちと再婚し不自由なく暮らしていたが8年目にあちらこちらで死んだと思っていた夫の目撃情報が持ち上がる。
始まりからラストに向かい登場人物達の心理心情が真逆に変化する描写が読みどころな気がする。流石の桐野夏生作品だなと思った。
早樹に共感できない人も多いようだけれど、私は共感する。同じ境遇だったら同じことをしそう。言いそう。
2024年3月27日
- 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)
- 浅倉秋成
- KADOKAWA / 2023年6月13日発売
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就活デスゲームで最終選考に残った六人。
採用を勝ち取るため嘘を付き相手を貶める。
戦友だと思っていたのに…さっきまでは。
登場人物達の心理が二転三転し一緒に翻弄される
”君のとなりにいるその人ってホントに君が思うような人ですか??”
怒涛の伏線回収が心地よい。
共感することも多かった。
2024年3月22日
時々本の読み方のレクチャーを齋藤孝先生に教えてもらいたくなる。
軌道修正出来て、また読書の森を散策します!
紹介されている本も面白そうで読んでみたいです。
2024年3月19日
とんこつ好きによるとんこつ好きへのQ&Aサブカル本かな?とお思いきや、とんこつ関係ないジワリと怖くなるお話4作。
日常の風景を切り取ったちょっとクスッとする何処にでもあるような話しの様でよくよくみると人々のダークな部分を炙り出していて怖い。笑ってるけど皆んな目が笑ってないようなそんな感じ。
2024年3月18日
とんでもないものを読んでしまった。全感情を掴まれ一気に読んだ。熊との対峙シーンは迫力があった。けれどそれは一つの伏線に過ぎない。もっともっと深いメッセージがここにある。それを更に探して何度も何度も読み返したい作品。何故私はラストに泣けたのだろうかと考えたい。
2024年3月9日
お正月にお餅を食べるのは誰もが疑わない日本の風習であるが、なかには餅ではなくウドンを食べる地域も実は散財しているらしい。そんなウドンを食べる村で1軒だけ餅を食う家があり何かと村の者から反感をくらっている。餅好きVS餅嫌いのバトル。餅のタタリは本当にあるのか?はたまた、ないのか!?
2024年1月4日
- ある殺人鬼の独白 (TO文庫)
- 二宮敦人
- TOブックス / 2022年5月2日発売
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人は殺人するものと殺人しないもののどちらかに分かれる。その分岐点は日常の中にひっそりと、でもあちこちにあって知らずに通り過ぎる場合もあればいつの間にかそこに立たされたりする。らしい。怖かった。
2024年1月3日
読むごとに息苦しくなる。
先が気になり一気読み。すごい作品だった。
2023年12月6日
それぞれの人間模様の短篇集。桐野夏生っぽくないなと思いつつも気づくと引き込まれていて結局また桐野ワールドの虜となってしまった。
「ジェイソン」が特に好き。
2023年12月6日
文章の難解さもテーマも重い。
2023年11月12日
- あなたにありがとう。
- 松浦弥太郎
- PHP研究所 / 2010年9月11日発売
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人間関係でのモヤモヤした気持ちの処理の仕方を教えてもらいました。
2023年9月29日
- 将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!
- 松永暢史
- すばる舎 / 2014年12月16日発売
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読み聞かせの重要性や良い読み方の説明も納得出来ました。おすすめの絵本の紹介もあって、読み聞かせの選書にも困らなそうです。
読み聞かせのメリットがたくさん書かれているので、読む大人の方のモチベーションも上がりましたし、なぜ、自分は読み聞かせをするのかとの初心に立ち戻る事もできました。
図書館で借りましたが購入したいと思います。
2023年9月28日
あまりの問題の重さに胸が苦しくなる。苦しくなりながらも湊かなえワールドに迷い込み夢中で読んだ。
昨今の有名芸能事務所社長の鬼畜の所業が明るみに出て大スキャンダルになっているが、これを読むと未成年への性的虐待がどれほど心を崩壊させることなのかを改めて思い知らされる。
助けを求め声を上げる子供たちの声を聞き取れる大人が一人でも多くいて欲しい。
2023年9月23日
- 疼くひと (単行本)
- 松井久子
- 中央公論新社 / 2021年2月20日発売
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これが“大人の恋愛です”と言われると
そうかなぁ?とは思ってしまう。
勝手に無いものと決め込んでいた隠されたシニアの性は確かに有るんだなと気付かされ、そこは尊重したいとは思うけれど、ここに出てきた二人の恋愛(?)には共感は出来なかった。
遅読の私でも1日で読み切れた。
2023年9月24日
連続殺人事件の容疑者3名を巡る刑事たちの奮闘群像劇。約600ページと長いけれど物語に引き込まれて読めた。
登場人物がやたら多く出て来るけれども主要人物それぞれのキャラが立っていて飽きさせない。
ラストのラストまで真相を引っ張られいい意味で振り回された!
2024年3月7日
こんな終わり方嫌だ!と思ったけど
最後の一文でゾワーッっとなった。
2023年9月12日
読後しばらく頭から離れない系の作品
2023年7月16日
怖面白くてかなり引き込まれてた。
文章から得体の知れない見えない何かが迫ってくる感じが物凄くする。熱と臭いも。
章ごとのタイトルのフォントまで怖かった。あれは計算か?または私だけ怖かったのか?
2023年7月28日
- 黒い雨 (新潮文庫)
- 井伏鱒二
- 新潮社 / 1970年6月25日発売
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原爆が広島に落とされた日から月日が経っても苦しめられている人々の事を改めて思い知らされる。
目を背けたくなる描写はあるが、多くの戦争を知らない人々に是非読んでもらいたい。
2023年7月16日
- 動物農園 (単行本)
- ジョージ・オーウェル
- 中央公論新社 / 2022年9月20日発売
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相当面白かった!ヒグチユウコさんの挿絵がまた世界観にピタリと合っている。
直接関係ないけど働きアリと働かないアリの対比は8:2で働きアリだけにしても、やっぱり8:2で働かないアリが出現する話を思い出してしまった。
登場人物(動物)には世界的有名な独裁者をはじめとしたモデルがいるらしいけれど、人が集まるコミュニティには大なり小なり似たような事が起きてたりもする。そんな事を重ねると豚が読み書きをしたり、馬や牛が草取りをしたりするファンタジーさを通り越して、そんな事はどうでも良くなるくらいリアリティがあり怖い作品。
2023年7月9日
- 話すことを話す きちんと声を上げるために
- キム・ハナ
- CCCメディアハウス / 2022年3月10日発売
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話し方についてのエッセイ。
話す人は演奏者である
演奏するとは、話す時のスピード、発音、音程を調節して綺麗な声を出す努力をすること。
「間」は音楽にすると休符である。適切に休符を置かないとリズムはうまく生まれない。
とても納得いく例え話だと思いました。
緊張しない方法も、参考になりました!
2023年7月9日
- 世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)
- 杉井光
- 新潮社 / 2023年4月26日発売
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なぜ、初版が文庫なのかが謎だったけど納得!
2023年9月15日