園芸少年

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156646

感想・レビュー・書評

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  • 展開はあるけど、思うような衝撃の大きな展開はあまりなく。
    でも、日常を描いてるのかもしれない。

    お花の表現とかはキレイだったな。

  • そこそこ学歴、だけどてっぺんほどの進学校でもない高校に入学した篠崎達也。中学ではバスケ部に入っていたが(内申的にも男子社会的にもいいから)、高校では帰宅部にするつもり。だが、学校の裏庭で大和田一平と出会い、なぜかこの、見た目は不良、実は心優しい男と(なりゆきで)園芸部に入部するはめになった。二人で水やりだけしていた園芸部活動に、保健室登校の段ボール箱を顔にかぶった同級生・庄司が加わり、園芸部活動も充実してゆく。
    空にむかって凜と背を伸ばしてゆく植物を、はじめはジョウロさえわからなかった不器用な少年達が育ててゆく。三人もそれぞれ、成長してゆく。

  • 図書館の推薦図書だったので、不意に取りました。優しい文章でとても清々しい気分になるストーリーでした!男子の青春っていいわー。うちのゴーヤも花を咲かせた頃でさらに頑張っそだって欲しいとおもいました。心の優しい少年って本当に魅力的。

  • 運動部のしつこい勧誘を断るために、成り行きで園芸部に入ることになった2人の高校生。

    温室で花の世話をしていると、段ボールをかぶった男子がいた。


    3人の男子高生が園芸部で花を育てる話。
    安心して読める、中学生でも読みやすい話だった。

  • 読みやすい。そしてすごく優しい本でした。
    萎れた植物に氷がとけたあとの水をあげた。それが全ての始まり。そこからなぜか園芸部にはいることになった主人公。この主人公と他にも園芸部に入ることになった2人との掛け合いにクスクス笑ってしまいました。遠慮がないけど優しさをまっすぐ出したり、弱いところがあるけど堅くななところは隠そうとしなかったりする園芸部の他の二人にも、どんどん植物を育てることが生き生きした時間だと感じる主人公にも、素敵だな。と感じました。
    その人たちのなかでしか味わえない大切な何かがある。その人たちと笑ったり学んだり汗をかいたり喜んだり、自分を自分のまま出すことができる人たちの中で、向き合えずにいた自分と向き合うことができる。
    人生で大切にすべきことの一つに、良き友を持つことは入るだろうな。と思える一冊です。

  • 読みやすかったです。花を通じて友情が広がっていく様子が気持ち良かったです。応援したくなる本でした。

  • なんか心が温まるうれしいお話でした。

  • 男子高校生の友情と再生、そして花。カバーイラストの切り絵にほのぼのし、内容にもほのぼのした。癒されたし、読み終わった後はすがすがしかった。自分の高校生のころを思い出して、ちくりと胸が痛む感覚もちゃんと得られて面白かった。できればストックの咲く早春まででもいいから彼らの青春を見たかった。

  • 男の子のほうがはまると熱心かもね。園芸。庄司君のビジュアルが気になる。

  • 読みやすい。
    こんな友達を持ちたい。
    ほっこり系

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著者プロフィール

1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞。作品に『いいたいことがあります!』『超・ハーモニー』『クマのあたりまえ』『だいじょうぶくん』などがある。

「2022年 『考えたことなかった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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