- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062177634
感想・レビュー・書評
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楽天(株)の社内公用語英語化のニュースを聞いたときは驚きました。オフィス内での会話はもちろん会議や書類・メールもすべて英語で行うということ、またTOEIC750点ないと部課長になれないとのことですが、もし自分の会社がそうなったら自分はついていけるのでしょうか?三木谷社長が何故、社内公用語の英語化を考えたのか?社員の反応はどうだったのか?実際にどうやって英語化を推し進めたのか?そこに興味をもちこの本を手にしました。社内報で紹介された社員の方の声も載っておりとても興味深い内容でしたが、何より三木谷社長の先見の明と明快なリーダーシップが強く印象に残りました。思わず一気に読んでしまいました。
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社内公用語を英語にする。2年前の三木谷社長の発言は経済界を驚かせた。
あれから二年、楽天はどう変わったのか?
多くの人がその必要性があるのかと思ったに違いない。自分もニュースを見てそう思った一人だ。
しかし彼本人によるこの本を読み終えた今、その決断は少なくともIT関係の企業にとっては当然の選択だった、と思わせられる。
少子高齢化する日本。企業が世界に打って出なければ生き残れない時代が、すぐそこまで来ている。
グローバル化した世界では、より優秀な人材を手に入れなければあっという間に淘汰されてしまうだろう。
そして優秀な人材が日本語を話すとは限らない。
三木谷氏のその考えのもと改革は進んでいく。
退路を断たれた社員達は英語の猛勉強を開始するが、2年でその多くが英語を使えるようになったその事実に驚いた。
サムスンの躍進の理由の一つとして社員の高い英語力が挙げられるが、楽天でもその成果が出始めているようだ。
楽天の今後の展開次第によっては、これに見習う企業も出てくるだろう。 -
素直に読んでみたい。
英語を通して、社員の本気を試しているような気がする。
現状に甘んじず、数十年先をみて、挑戦する三木谷社長。
たかが英語。オリンピック選手になれと無茶を言っている訳じゃない。
アメリカ人になれっていうわけじゃない。
日本人としての英語を求めている。
のだと思う。まだ読んでないけどね^_^; -
明日は我が身と思いながら読み進めていました。
マーケットが縮小する日本は海外に進出しなければならないというのは大いに賛同です。
自分も危機感をもって取り組みたい。 -
色々と物議をかもした、楽天の英語公用語化。
その三木谷さんが楽天の英語公用語化についての背景・取り組みを著した本。
内容的には難しくなく、量も少ないので、すぐに読み終えられる。
三木谷さんの楽天を世界のインターネット企業にするという意気込みと覚悟を感じられる本。
批判されようが何しようが、実現まで持っていこうとする愚直さが読み取れる。
三木谷さんが卒業している、ハーバードのビジネススクールで、楽天の英語公用語化がケーススタディーとして、扱われているというエピソードには驚いた。
英語を母国語としない外国人のリアクションというのが非常に興味深かった。
興味深かったのは、英語公用語化を前向きにとらえ、果敢に挑む人もいれば、それを、社員をクビにするための口実だととらえる人もいたということ。
あらゆる事象を「機会」ととらえられる能力はやはり非常に重要だと感じた。
強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残るのだから。 -
Englishnization.....著者が作った造語。
この2年かなり世間の話題になりましたね。
日本人同士でも英語で会話??そんな状態がいよいよ正式に全社で始まります。
「かつて行われたことのない実験」そう著者は表現しています。
タイトルの「たかが英語」・・・たしかに。されど英語。
英語なんてツールに過ぎない。
・・・・わかっちゃいるのだけど、僕のTOEIC点数はxxx
人口が減少し、国際的な存在価値が低下する現在、そして、これから・・・
「グローバル化は日本の生命線」だということ、そのためには英語が必要だということ。納得です。
ネイティブにならなくてもいい、グロービッシュでいいのだと筆者は言います。
・・・英語頑張ってみるかな。
でも、この本で、日本のためには、英語が必要なような気がしてきました。 -
「楽天英語公用化」の記事を最初に見たとき、もし私の職場が英語を公用語となったときのことを考えました。仕事上、英語の必要性をひしひしと感じています。ぜひ読んでみたい本だと思いました。