たかが英語!

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (31)
  • (93)
  • (126)
  • (35)
  • (5)
本棚登録 : 749
感想 : 139
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177634

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 楽天が英語化宣言をしてからの内容。
    このくらい完全に社内英語を徹底し、環境を変えれば話せるようにはなっていくとおもう

    ・2010年1/4、英語化宣言、2012.7.1からスタート
    ・仮説、実行、検証、仕組化
    ・競争力
    ・成功事例のヨコテン(横展開)
    ・翻訳はしない

  • 2012年7月、楽天の社内英語化の節目に発行された本書。
    収益は全額 震災復興のために寄付されるとのこと。

    なんで、ネット商店街が英語化? 三木谷氏自身はキコクシジョだから英語で社員の篩い分けをしたいのだろうか? と不思議に思っていた。
    この本は社内英語化の動機や過程をまとめてあるが、それを通して、楽天ってどんな会社か?という企業広告になっている。
    なるほど、海外進出に力を入れている→だから英語、なんですね。
    ふむふむ。

    英語化の過程において、途中で Harvard BSのリサーチが入り、その結果はケーススタディの必修にもなっているらしい。
    つまり、コミュニケーションにおける言語の壁は日本特有のものではなく、とても関心の高い問題だということ。
    ふむふむ。

    このリサーチ、つまり外部評価が入ることによって、英語化手法の見直しも行ったとのこと。だれもが 中高通して 最低6年は英語を学んでいるわけで、勉強の仕方はそれぞれが考えてやるだろうというスタンスから、英語学習に戸惑っている社員には積極的にガイドを始めたようだ。

    日本の学校英語についての提言は、低学年からの導入や大学入試の英語試験はTOEFLで代用、というあたりはまったく同意。
    すべて英語で授業をするという手法は要検討。
    日本語の基礎ができている年齢では、日本語を手がかりに学習する方が有効な部分も多いと思う。

    社長本なので、基本的には綺麗なことでまとめてあるだろう。
    だが、かつて 野球球団をめぐってもTV局をめぐっても ホリエもんのマネをしただけに見えて、ホリエもんとは違い受け入れられた三木谷社長。
    なるほど 意外と感じのよいご本で一読の価値あります。

    <<追記>>
    社内英語化をうたってから、学生の人気ランクが一気に下がったらしい。それだけ英語に自信がない学生が多いということか。
    たかがTOEIC730点、みんな頑張れ〜

  • こういう環境だったら英語は伸びるだろうなぁとぼんやり読んでました。
    howto本として買ったら微妙だと思いますが、
    日本人が英語ができないということに危機感を改めて感じさせる本ではある。

    SEもやはり英語が必要。

  • 英語、喋れそうな気になってきた!?

  • 面白かった。三木谷さんって凄いですね。見直しました。
    私も還暦は過ぎているけど今英語勉強しています。
    がせんやる気が出てきました。

  • 失敗とも言われるチャレンジですが、基本的に賛成なんです(^^;; 自分の英語力の無さにほとほと泣けるので、、、(*_*) 海外に行くたびに、増える英語教材の残骸( ̄O ̄;)

  • 公用語にできるのか 二年間の壮大な実験 英語のおちこぼれを作らないように全員で頑張る姿勢 うらやましいです 僕の職場は英語化にはならないだろうけど子どもたちにはこのような環境においてあげたいと思う たくさんのデータが蓄積されただろうからこのデータを楽天さんが日本中で無償で共有して欲しいです 僕も英語がんばります あとこの本こそkoboで無料配信してね

  • 楽天は、日本の近未来を先駆けている。
    この本は、まさに日本人の日本人による日本人のための真の英語学習維新、あるいは覚醒を呼びかけている。

  • なかなか興味深く読めた。過去より未来、ですね。

  • 2年前に友人の経営する楽天ネットショップで働いていた時に、

    楽天の社内公用語が英語になるというニュースが飛び込んで来た。

    三木谷社長の講演を聞きに東京出張へ行った友人は、

    「今日の講演は全部英語で何もわからんかった。」と青ざめて帰って来た。

    下っ端の私には何ら関係の無い話だし、彼女がこれからどうするのか

    眺めるのが楽しみだなぁと面白がった。

    数か月後に私は家庭の事情で仕事を辞め、

    楽天社内公用語英語化の話はすっかり忘れていたのだが、

    この本と出会ってにわかに思い出した。

    そして愕然とした。

    他人事ではないなと。

    今はインターネットの時代であり、する人としない人には情報格差が生まれている。

    でも、

    この、国境が無く、最先端の情報がつかめる位置に身を置きながらも、

    日本語で書いてある(翻訳を待つために、数か月から一年以上も待つ)サイトだけにしか

    アクセス出来ない自分、勝手に自分の周りに垣根を作っている自分の状態を俯瞰させられた。

    ビジネスマンはもちろん、進路に迷っている学生、英語を学ぶ意味を自分に見出せない方は

    是非読んでみて欲しい。

全139件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木谷浩史の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐藤 優
エリック・リース
クリス・アンダー...
ウォルター・アイ...
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×