恩田さんの本は本当に久しぶりかもしれない。
読む人読む人、皆が「いいよ!」というから期待して読みだしたら、もうその期待以上。
序盤から登場人物たちの音楽への思いが溢れて、それがこちらにもしっかり届いて涙が止まらなかった。
天才たちが次々と現れるのに全然遠い人ではなく、それぞれが悩み苦しみ喜び成長する姿がしっかりと書かれているからまたすごい。
誰が優勝してもいいし、誰もが優勝して欲しい、と思う不思議。
ピアノコンクール物語としてどうしてもピアノの森を連想してしまう。
読み終わってからピアノの森も読み直してしまった。
そしてピアノが弾きたくなる!
音色を音楽を言葉や文章にして表現するのが本当に凄い。
もちろん彼らの音なんて聴いたことないのだけれど、聴こえてくるかのようだった。
いきなり2017年はじめから素晴らしい本を読めて幸せ。
読んでる間、読み終わった後も幸せな気持ちにさせてくれる1冊だった。ついこうやって感想を書きたくなるほど。
【1/7読了・初読・市立図書館】
2017年1月8日
-
真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-2)
- 大沼紀子
- ポプラ社 / 2012年2月3日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
女王さまがおまちかね (ノベルズ・エクスプレス)
- 菅野雪虫
- ポプラ社 / 2011年6月7日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
あの日、君と Girls (あの日、君と) (集英社文庫)
- ナツイチ製作委員会
- 集英社 / 2012年5月18日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)
- 西原理恵子
- 文藝春秋 / 2012年7月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
悩めるママに贈る心のヒント 子育ての本音スケッチ
- NHK出版
- NHK出版 / 2012年5月26日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 荻原規子
- 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2012年11月28日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
無菌病棟より愛をこめて
- 加納朋子
- 文藝春秋 / 2012年3月23日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘
- 菅野雪虫
- 講談社 / 2012年3月30日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
ソニンの世界に出会うのは実はかなり久しぶり。。
すっかりどんな物語だったっけ…!?
と記憶の糸をたぐりよせてました。
でも心配無用。あっという間に3つの国のイメージがぱっと湧き上がって、そういえば偏屈で変わったお姫様がいたような気がする!
そんなことを思い出しました。
今回は巨山のイェラのお話。
彼女がなぜ強くたくましく、そして賢くなっていったのかがとても良く分かる運びでした。
このソニンの世界は、児童書という枠にも関わらずとても正直に世界を映し出しているなぁ、と感じます。
ただただ男の子を産むために努力し娘には目もくれない母親。
言葉巧みに国を導く父親。
そしてきょうだいたち。
けっきょく人がいいのってばあやくらい!?
それぐらい人の一面を正直に丁寧に描いているなぁと感じました。
これはもしや!?と思って検索したら、
やはりクワンの物語もこれから発売らしい!
またあのソニンの世界に会いたくなりましたー。
素晴らしい物語です☆☆
【2/1読了・初読・市立図書館】
2013年2月1日
-
ヴィヴァーチェII 漆黒の狙撃手 (カドカワ銀のさじシリーズ)
- あさのあつこ
- 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年2月11日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
虐殺器官 (ハヤカワ文庫 JA イ 7-1)
- 伊藤計劃
- 早川書房 / 2010年2月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
尾木ママの「叱らない」子育て論
- 尾木直樹
- 主婦と生活社 / 2011年2月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
-
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団
- 瀬名秀明
- 小学館 / 2011年3月2日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
-
本にだって雄と雌があります
- 小田雅久仁
- 新潮社 / 2012年10月22日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
「どこへ向かうも風のなすまま。からりと明るく次の場所へ向かい、あっさりと昨日を捨てる。捨てた昨日を惜しんだりしない。」
TwitterでやたらとRTされていたので(出版社の思惑)、
それに乗って図書館で借りました…。
いやぁーー、骨太な作品!!
タイトルや拍子からは想像もつかないような、
強い女の一代記。
もっと軽い明るい恋愛ものを想像していたので、
いい意味で裏切られたかな!?
現代にいる小夜子と理恵。
そして、物語の根幹を担う百合江、里実。
実は最初は、名前がストンと入ってこずに混乱しながら読んでしまったのだけれど、物語が進むうちに、キャラたちがしっかり歩き出すからその心配もなくなった。
この女たちの生き様は、私とは程遠いところにあると思う。
どの登場人物とっても、同じように生きたり、この人一緒だ!というものは全くなかった。
それでも、なぜかしてしまう感情移入。
物語が終わった後も、しばらくはこの世界に引きづられてしまっていたように思う。
それだけ著者の筆圧が高いのかな。
力がある。
ちなみに、ゼクシィの「突然愛を伝えたくなる本大賞」だったようだ。
いやーーー、こんなに強い女がいたら、愛を伝えたくなるかなぁ?
なんて思ってしまいました。
すごいお話でした。
【11/11読了・初読・市立図書館】
2012年11月13日
-
ヴィヴァーチェ 紅色のエイ (カドカワ銀のさじシリーズ)
- あさのあつこ
- 角川グループパブリッシング / 2008年7月4日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
引用なし。
銀のさじシリーズ読破に向けて♪♪
あらすじなど何も知らずに手を出したこの本。
もうイッキ読みだったー。
というのも、ひとまず第1巻、なのよね。
ラストも、次巻へ続く的な展開だったので、なんと感想を言っていいものか。
主人公のヤン、そして親友のゴド。
二人がとても素敵な少年。
相手のことを思いやり、人間として賢く生きている。
その彼らの魅力が伝わってきた!
そして、何よりも謎がたっぷり。
これはこの巻だけでは分からないので、なんとも言えないけれど、とにかく続き気が楽しみな展開。
夢中になって、ページを捲ってしまった。
なにより、、早く続きを読まないと忘れてしまいそうw
【11/10読了・初読・市立図書館】
-
最強母乳外来 あらゆる悩みにお答えします!
- SOLANIN(ソラニン)
- 朝日新聞出版 / 2011年7月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
引用なし。
前から気になっていた、ウワサの母乳最強外来の書籍版。
非常にためになった。
まぁ、子どもが10ヶ月で読むことでもないのだけれど、
改めて、なるほどなぁ、と頷くことが多かった。
しかし、これは妊婦の時に読んでいたら、
すべてを鵜呑みにして、とてもプレッシャーになってしまったかもしれない。
きっとその人の性格にもよるのだけど。
なので、私には今読んで調度良いぐらいだったのでした。
特に卒乳に関しては、この人の考え方に私は今のところ全面賛成するし、私が考えていたことを後押ししてくれるようで、その点は有難かった。
実践編も読んでみたい!!
【11/6読了・初読・市立図書館】