タイトルは10年後だけど、内容の結びは過去でも未来でも無く“今を生きよう”だった。誰がタイトルつけたのかな。
2021年5月31日
あっという間に読み終わった。
短いのに内容がある。文末の解説も読むとなお面白い。
読みやすく、難しい言葉も一切出てこない小説だけど描写と視点が絶妙。
2018年11月10日
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昨夜のカレー、明日のパン
- 木皿泉
- 河出書房新社 / 2013年4月19日発売
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なかなか面白かった。
ギフの周りの人は早く死ぬっていうミステリー要素は置き去りのまま、それがほんとにミステリー。
2016年6月10日
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本日は、お日柄もよく (徳間文庫)
- 原田マハ
- 徳間書店 / 2013年6月7日発売
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肝心なスピーチにあまり魅力を感じなかった。全体的にありえねえだろって読んでしまった。広告業界の人ってこういうタイプいないと思う。
とても読みやすい小説。
2016年6月6日
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残り全部バケーション (集英社文庫)
- 伊坂幸太郎
- 集英社 / 2015年12月17日発売
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最初は「キャラ設定がどうも安っぽいな」なんて思いながら読んでいたけれど...
とても面白くて、スピード感があってよかった!楽しめる小説。
全てを書いていないところもいい。読者を楽しませるために書いたような小説だと思う。
2016年4月21日
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細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)
- 三浦綾子
- 新潮社 / 1986年3月27日発売
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明智光秀かっこいいなあ!笑
ってかんじ。(バカっぽい)
まだ玉子はまだ細川ガラシャ夫人になってないよ。下巻から盛り上がるのかな?
こういう類の小説にはまりそうだ。
知らないことがいっぱいでたのしい。
2016年3月27日
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続 泥流地帯 (新潮文庫)
- 三浦綾子
- 新潮社 / 1982年8月27日発売
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修一おじさんが登場する度に涙が出そうになる。今の世で考えれば聖人のような、耕作と拓一と福ちゃんだけだと「作り話」感が否めないが、彼はとても人間らしく、重要な役回り。
節子もいいキャラクターだと思う。
「因果応報は人の希望」
であって、現実はそうではない。
なぜ、いい事ばかりしている人がこんなにも辛い目にあうのか。なぜ、悪い事ばかりしている人が悠々と生きているのか。
このあたりを考えるのが終盤のテーマ。
私は無宗教なので、人生の大道は「先祖の行い」で決まっているが、細かい部分は自分次第って考えている。ちょうどいいところ。笑
ラストシーンは、情景が浮かぶ。
白いハンカチかあ。映画で見たいなあ。
2016年2月9日
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泥流地帯 (新潮文庫)
- 三浦綾子
- 新潮社 / -
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中学生の時に親の薦めで「氷点」「海嶺」を読んで、それ以来、本をたくさん読むようになった。本が好きになった。
この2作が余りにも衝撃で、好きな作家を聞かれると「三浦綾子」と答えるものの、他の作品を読んでいなかった。情けない。これから全部読む予定。
と、まずは、泥流地帯。
久しぶりに本で涙しました。
(ちなみに終盤での"修一"の行動や言動のいろいろで。)
やっぱり本は良い。
やっぱりこういう本が良い。
推理小説とか、SFとか、いろいろ読んで楽しんできたけれど。
私の原点を見つけた気がします。
これからは読むべき小説をじっくり読むようにしたいです。
2016年1月30日
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沈黙の町で (朝日文庫)
- 奥田英朗
- 朝日新聞出版 / 2016年1月7日発売
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何よりも奥田英朗の書き方が秀逸。
「いじめ」は(誤解を恐れず言えば)おそらく扱いやすいテーマで、多くの小説になっている。
人間の心理を描きやすい。残酷さがついてまわるテーマだから、読み手の心に訴えかけることが容易。
それに加え、この「沈黙の町で」は、視点が親、子供、学校、警察、検察...と複数。多少、尻切れトンボ感はあるもののそれぞれ十分な描写がある。読み手の心を宙に浮かせて、悩ませる。
悪いのは誰?とか犯人は誰?という結末をラストにもって来てはいるものの、焦点はそこではない。読み手も想像できることであったし、分かったところでそれは重要では無かったと悟る。普通のミステリーではない、魅力的な小説だ。
2016年1月22日
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ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
- 北川恵海
- KADOKAWA / 2015年2月25日発売
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読んでる間、作者は勝手に男性だと思っていた。妙にさっぱりした作風だから。
あとがきを読んで、あれ?女性と思ったら、その通り。
とにかく読みやすくて、たまに笑えて、読んでよかったー!って思える作品。
本を普段読まない同期に薦めようと思ったけど、勘繰られるのが嫌で止めておいた。
私もちょっと会社やめてくる。なんつって。
2016年1月8日
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旅のラゴス (新潮文庫)
- 筒井康隆
- 新潮社 / 1994年3月30日発売
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男性人気NO1と広告がうたっていたので購入。隣に女性NO1の湊かなえ「母性」があったけれど。
やっぱり映画も本も世の中的に男性ウケする作品の方が好み。さっぱり感がいいのかなあ。
●途中から一人称が「おれ」から「わたし」に変わるのが妙に違和感あったのはなぜ?
●マークトウェイン『不思議な少年』に似ている。書中にラゴスの「サタン」説がちらっと出てきたが、まさにその通り。サタンに違いない、と思って読んでしまった。
●読み始めは、「これは何時代?昔の話?」って思ったが徐々に「これは、未来の話...?」と思うように。時代は繰り返すっていうしね。
2015年12月27日
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うつくしい人 (幻冬舎文庫 に 13-1)
- 西加奈子
- 幻冬舎 / 2011年8月4日発売
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読みたくなったり、読みたくなくなったりする小説。たぶん少なからず自分を投影してしまうから。
2015年12月15日
衝動買い、絵がカワイイ。
自己啓発本はきらいだけど、ちゃんと哲学だからいい。
2015年11月11日
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ワイルド・ソウル 下 (新潮文庫)
- 垣根涼介
- 新潮社 / 2009年10月28日発売
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実話を元にっていうところは評価できる。
おもしろい。
ただ、ちょっと長くて退屈さを後半に感じてしまった。編成が苦手かなあ。
2015年9月29日
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百年法 (下) (角川文庫)
- 山田宗樹
- KADOKAWA/角川書店 / 2015年3月25日発売
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ラストがすごくよかった。
ケンは成長したな〜とか妙に冷静に思ってしまったけれど。
何箇所か線を引いて読み返したい文章があり。メッセージ性の高い作品だと思う。
2015年9月6日
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百年法 (上) (角川文庫)
- 山田宗樹
- KADOKAWA/角川書店 / 2015年3月25日発売
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栄養素の高い虫を食べるようになるのか...
細かい設定がちょいちょい出てきたけど、全体的には現代人の感覚と変わらない感じがちょっと違和感。
面白くってあっという間に読了。
2015年9月6日
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ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻 (新潮文庫)
- 宮部みゆき
- 新潮社 / 2014年10月28日発売
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長編の意味がいまいち分からない。
もっと奇想天外な結末を期待したら、案外すんなり。
比べるものじゃないけど、白夜行は1冊で一生を描いているのに、こちらは6巻で中学校のひと時を描いている...間延びした感じになってしまうんですな。
2015年4月27日
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斜陽 (角川文庫 た 1-4)
- 太宰治
- 角川グループパブリッシング / 2009年5月23日発売
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終盤、ああ太宰治だ。って思うんだが、冒頭はぱっとしない。個人的には不気味な描写や狂気染みた手紙など、人間失格より好きだ。人間失格を読んだのが昔だからか、あれは嫌な話と思ったけど今回は違った。
2015年1月28日
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えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる
- 小山田咲子
- 海鳥社 / 2016年5月25日発売
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早生女ね〜って斜に構えて読み始めたけど文才と謙虚さに脱帽。常にあたまがフル回転してたんだろうなあと想像。
何かを本気でやりたいと思ったとき、その人以外の誰も、それを制止できる完璧に正当な理由など誰も持ち得ない。ぐさぐさ
2014年10月19日
病的で気持ちの悪いのだけど、何故か惹かれる作品...不思議だ。
「ユリゴコロ」。誰にでも幼いころの勘違いはあるし、誰にでも他人に隠しているもう1人の自分があると思う。
そういう意味で抽象的には共感出来る部分もあった。人間はそう簡単に変われない。
最後はふたり旅にでてもう戻らない、どちらが殺めるのだろうか?
「人は狂わない限り幸せにはならない」とマークトウェイン『不思議な少年』の中の台詞を思い出した1冊。
2014年6月26日
読み応えはある。文庫のなかでもなかなか分厚いし。ただ、読み始めて暫くは気分が悪い。毎日こんな本読んでる自分は変なんじゃないか、って思うぐらい。読む前に、「予想もしない結末が...!」っていう感想を聞かずにいたら絶対途中放棄していた。
タネ明かしを意識してずっと読んだから、プリペイド携帯番号の誤魔化しや、絵里の言葉遣いの定まらないところは多少気にかかっていた。それでも、結末は想像つかなかった。
最後まで読めば、少し自分が救われる。そういう小説かな。
それでもやっぱり途中の流れがうけつけないので星は2つ。
2014年6月22日
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([た]6-1)青い約束 (ポプラ文庫 た 6-1)
- 田村優之
- ポプラ社 / 2012年8月7日発売
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ドラマ「若葉のころ」に似てるなって思った。すごく切なくて、心痛める話なんだけど、登場人物が一般ピーポーじゃない特別な人たちだから、美しい雰囲気に仕上がってる。要は物語。
2014年6月16日