はじめての構造主義 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061488984

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • レヴィ=ストロースを取り上げて紹介する構造主義入門書。
    非ユークリッド幾何学なんかも紹介されており面白い。

  • いままで大学で勉強してきた論理学、社会学、言語学たち。
    こんなちょぴっと勉強したって結局なんだかわかんないや
    って思っていたが、
    まさかこんなところで全部が役に立つとは…
    いろんな分野に予備知識があったのですんなり読み切れました。

    だけど、まだまだ構造主義わかっていません!!
    1日で読んでしまったしね。
    きちんと要約できるようにまた読み直しますw

    09.4.11
    2度目。
    初めて読んだときとは違って本に出てくる人の名前で知っている人が増えてきた!
    少しは成長したのかな?
    これから、もっと勉強していこう。

  • 学生にもわかりやすいよう、丁寧に構造主義を説明しているが、数学の話になると、私にはよく理解が出来なかった。また、口語的な書き方が古かったり、読みにくい部分も少なくなかった。機能主義が「〜だから」というbecauseの説明体系であるがゆえに、循環論に陥ったり、偏見が介入する恐れがある一方、構造主義は感情や偏見によらず、差異があるからこそそれぞれの価値が見出せる、とか交換するから価値がある、といった新たな説明体系をもっているのが面白いと思った。進歩主義に見られる偏見や限界を超えるものであるのだろう。ただもっと込み入った議論になってきたり、その構造主義の適用範囲を親族や神話以外に広げる場合、実際的に意味があるのか、というと難しい。機能主義の方が、「〜のため」という理由づけを持ってものごとに役割を付与する分、実用性や説得力(それがたとえ表面的なものであったとしても)が高いように思われる。構造主義の考えは興味深いが、新たな発展を何かに促す力は弱いように感じる。

  • 構造主義の入門書として有名。

  • 構造主義の入門書だけど、主にレヴィ・ストロースの構造主義について書かれている。

    文体自体は砕けていて非常におもしろい。でも構造主義はやっぱりむずかしいね。

  • 私に脳内革命を起こしてくれた名著の1つ。

    ここまで分かりやすく書けるのか。学問人としてその才能に嫉妬しました(笑)

    この人の本も分かりやすい。教育実習が無事に乗り切れたのはこの人から小室直樹にたどり着いたおかげでした。

  • メモ
    構造主義の入門書。
    レヴィ=ストロースを題材に、構造主義って?を解説している。

    構造とは、表層が違っても、変わらない本質のようなものと言えばいいのか。自文化を相対化し、異文化を理解する方法。
    構造主義のルーツが遠近法と数学とはね。
    近代西欧文明を根っこにもつ構造主義を乗り越えるのは容易じゃない。なぜなら、日本に自前のモダニズムがないから。という著者の主張には納得。

  • 第1章 「構造主義」とはなにか
    第2章 レヴィ=ストロース―構造主義の旗揚げ
    第3章 構造主義のルーツ
    第4章 構造主義に関わる人びと―ブックガイド風に

  • 人類学ってあんなにややこしいことをやるのか!
    めんどくせえっ!

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著者プロフィール

橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう):1948年生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京大学大学院社会学部究科博士課程単位取得退学。1989-2013年、東京工業大学で勤務。著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『教養としての聖書』(光文社新書)、『死の講義』(ダイヤモンド社)、『中国 vs アメリカ』(河出新書)、『人間にとって教養とはなにか』(SB新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)など、共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』『おどろきのウクライナ』(以上、講談社現代新書)、『中国共産党帝国とウイグル』(集英社新書)などがある。

「2023年 『核戦争、どうする日本?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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