ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2014年8月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150311667

作品紹介・あらすじ

優しさと倫理が支配するユートピアで、3人の少女は死を選択した。13年後、死ねなかった少女トァンが、人類の最終局面で目撃したものとは? オールタイム・ベストSF第1位

みんなの感想まとめ

テーマは、優しさと倫理が支配するユートピアの裏に潜む息苦しさや反抗心。物語は、死を選択した少女たちの一人、トァンの視点から描かれ、彼女が生き残った理由や仲間の影響を追求する旅が展開されます。全面核戦争...

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    『ハーモニー』の舞台は、21世紀の初めに起こった「大災厄」と呼ばれる地球規模での大擾乱と核兵器の使用による荒廃の時代を経て、そのトラウマと反省から、テクノロジーによる極度の厚生社会、高度医療社会が実現された世界である。人々は医療プログラム「WatchMe」を身体に入れ、常時健康状態を監視し続けられており、ケガをした際にはたちどころにそれを修復し、健康・幸福であることが強制されている。病気の危険があるタバコ、アルコール、高脂質・高糖質の食べ物は全て取り除かれ、精神的な健康にも害が及ばないよう、暴力性を含む表現やコンテンツは全て排除されている。また、自身の健康状態や社会的属性、現在地等は全てオープンにされており、誰でも参照することができる。この社会における「プライベート」とは、いやらしいことであると同時にやましいことでもあるのだ。
    全ては社会を透明で健康的な場にするためのであり、人々はそうしたコミュニティの健全な一員として、他者と「ハーモニー」を保ちながらシステムを運営させられていく。

    本書の主人公である霧慧トァンは、高校の友人であるミァハとキアンと一緒に、社会に反抗するために自殺を試みた。しかし、ミァハは自殺に成功したものの、トァンとキアンは失敗し生き延びる。13年後、大人になった2人は他大勢と同じように、健康監視システムに組み込まれながら生活を行っていた。しかし、キアンは世界同時多発自殺事件――6,582人の人々が世界中で一斉に自殺を図る事件――によって、トァンの目の前で突如命を絶つ。キアンが自殺する直前まで電話していたのは、13年前に死亡したはずのミァハであった。

    本書は、あまりにも現代社会を反映「しすぎている」一冊だ。人が身体的な面だけでなく、精神的な面でも健康であることを強いられる。それは決して個人の幸福のためではなく、人間が社会を構成するうえでの貴重なリソースだからだ。そして行き過ぎた健康の増進は脆弱性を招く。一たび社会に不調和が起こると、不安が加速度的に増加していき、ネガティブな群集心理が形成されていく。
    今後私たちの社会も、技術の高度な進歩によって、個人の心理状態や自己の把握が容易になっていくかもしれない。しかしその結果、社会の束縛やプレッシャーが増大していき、健康でない存在が排斥されていく可能性が秘められている。そう考えれば、『ハーモニー』が描く世界は決して空想ではなく、私たちの未来の片割れであるといえるだろう。

    ――そうだよトァン、そのとおり。わたしはミアハの期待に応えられたような気がして、少しばかり心が宙に浮き上がった。そうなんだよ。トァンの言うとおり。わたしたちは互いに互いのこと、自分自身の詳細な情報を知らせることで、下手なことができなくなるようにしてるんだ。この社会はね、自分自身を自分以外の全員に人質として差し出すことで、安定と平和と慎み深さを保っているんだよ。

    ――「わたしたちが奴らにとって大事だから、わたしたちの将来の可能性が奴らにとって貴重だから。わたしたち自身が奴らのインフラだから。だから、奴らの財産となってしまったこの身体を奪い去ってやるの。この身体はわたし自身のものなんだって、セカイに宣言するために。奴らのインフラを傷つけようとしたら、それがたまたまこのカラダだった、ただそれだけよ」

  • 最初は聞き馴染みのない慣れない言葉ばかりでなかなか読み進められなかったが、少しずつ読み進めるにつれてどんどん世界観に引き込まれた。

    難しいと最初は思っても根気よく読み進めることを
    おすすめする。

  • 全面核戦争後の近未来、生き残った人類が“健やかであること”を第一義に、生態監視・自己治療機能を体内に備え、健康と精神的安定を追求した世界。そんな“過度の優しさに溢れた世界”に、静かな反抗をする女子中学生ミァハと、ミァハに惹かれその自死後も影響を引きずり生きる、生き残った主人公トァン。そしてもう一人の生き残り、キアンとの再会とその不可解な自死を目の前で目撃したトァンの追求の旅が始まる、なんてあらすじっぽく書いてみたけど、その設定からして秀逸すぎる。そして、現代にもある表面的な“優しい世界”の裏で蠢く、そうじゃないんだよな息詰まる感覚が、未来のディストピアに見事に再現されている。その驚くべき結末は読んでいただくしかないが、なんで「虐殺器官」読んだ後にすぐ読まなかったんだ自分、と自分を責めたくなるほどだった。読むべし。

  • WatchMeとメディケアによって各個人は管理され、生府によって統治された「誰も病気で死ぬことがない世界」。まだWatchMeが入れられる前の子供である少女3名は、内1人である御冷ミァハの提案でメディケアで作ったという薬で自殺を試みる。
    何年か後、他2人の霧慧トァンと零下堂キアンは再会して食事をしていたところ、キアンは突然ナイフで自分の首を切り自死。このタイミングで、世界中で大量の自殺者が出た。▶︎世界同時多発自殺事件
    トァンは、これにはミァハが絡んでいるに違いないと考え、ミァハに会うために試行錯誤する。
    果たしてミァハはどんな世界を望んでいるのか?というのが落ち。

    終盤の、究極の進化とはつまりそうゆうこととして、そもそもが地球に完全に適応し切れていない人間は要らないのではないかなどと討論しており、そこら辺を考え出してしまうと元も子もないのだが面白かった。ただ、設定が面白いだけに、大災禍前はこんなだったらしいよ、と本の存在だのライターだのアナログな物が登場するのは、最初こそ面白かったのだが紹介の仕方がワンパターンだったのでせっかく面白そうな素材なのにマンネリ。

    それでも全体的な構想は面白い。
    終わり方も良かった。


    わたしはシステムの一部であり、あなたもまたシステムの一部である。もはや、そのことに誰も苦痛を感じていない。苦痛を受け取る「わたし」が存在しないからだ。わたし、の代わりに存在するのは1個の全体、いわゆる「社会」だ。p362

    ーーそして、指定されているものだけを享受して消費する。サプリメント文学っていう言い方もありますけど、いわばサプリ的な世界観の究極を描いているわけじゃないですか、『ハーモニー』は。(ケータイ小説に対して、インタビューより)p384

  • 初めて読む作家さんの作品。
    名前が···難しい。
    イトウケイカクさんと読むのね。

    それはそうと、
    最初ものすごく読みづらいと
    感じたものの

    今まで読んだことのない世界観に
    ひたすら衝撃。

    タイトルの意味がわかると、
    茫然としました。

    巻末のインタビューの対談が
    これまた面白い。

    と同時に、
    34歳という若さでこの世を
    去ってしまった作者さん。

    病気と闘いながら、
    彼だからこそ
    この作品が生まれたのかと。

    もっと生きてくれたら。

    強烈な印象が残りました。

  • 『ざらついた風、ぬるりと肌を滑る血の匂いがまとわりつく』

    初めて読んだ日のことをもう思い出せないのに、これまで何度も作中の描写を思い出してきた。あまりにも刺激が強く、どこまでも説得力があって、思春期のわたしをぐちゃぐちゃにするには十分に魅力的な本だった。

    わたしという意識は、この肉体を合理的に動かすために産まれた機関でしかないということを、初めてこの本で意識した。わたしはわたしじゃなかったんだという安堵。だのに、個としての社会参加を求められる今の社会への苛立ち、完全に調和の取れた世界への渇望。

    伊藤計劃はハーモニーの世界を完全なる悪として描かなかった。意識のない世界を悪としなかった。と読むのはあまりにも都合が良すぎるか。

    わたしを持て余してる夜、選択を迫られない世界を夢見て、今日も明日のために眠ろう。

  • 伊藤計劃はどうしてこう社会に対する表現が的確で精緻に書けるのだろうか、、
    これでメタルギアを除く三作品を読み終えてしまったのが悲しい。

    人が完全に調和のとれた世界。人が人という種をただ効率よく、健康で悩み、苦しみのない世界に行き着くディストピア。
    前段階でも健康の徹底管理、個の消失など今後の世界を覗き見ているようになった。
    今の社会も相当に生きづらく感じる。色々な権利、主張が目に見える形で世に出始め悲しい思いをする人がいなくなってきているのはいいことだが、それが常識、モラル、善意の押し付けなど相当に生きづらい。本来人生は汚く、悩み、苦しみ泥だらけの道を自分自身で考えて生きていくのが理想なのだが、この善意の揺籠のような外れることを許さないこと世界。健康だから、善意だからそれが非常に気持ち悪い。
    人間はそんなに都合良くできていない。

  • ◯毎日毎日忙しすぎて、むしろ気楽に読めると思い手に取ってみる。
    ◯世の中がより健康を追求したらどういう世界が起こるのかを突き詰めた世界観が面白い。まさにユートピアがディストピアである。
    ◯国会での審議や厚生行政を見てみると、まさにこの世界を求めているのかと思うと、ブラックユーモアを感じる。マイナンバーや電子マネーの普及が、この世界をより身近にも感じさせる。この辺りがSFの醍醐味なのだろうか。
    ◯しかしこの世界が実現するほどに、人間は潔癖ではないし、もっと適当で愛すべき存在ではないかとも思った。

  • 「ハーモニー」

    前作よりも分かりやすかった˙ᴥ˙

    誰も病気にならず争いも起きない「平和な世界」を究極的に突き詰めたらこうなるのか。ユートピアの世界だけどそこには歪みが…。

    厳密には続編ではないけど、前作の「虐殺器官」を読んでるとさらに世界観の背景が分かりやすいかも。

  • 早逝の作家伊藤計劃氏の最高傑作ともいわれる。一度読んだだけでは、小説の意味が分からなかった。映画をみて、さらに小説を読み返して、これが傑作だと気付かされるた。
    第40回星雲賞日本長編部門、第30回日本SF大賞受賞作。

  • 欧州でAI規制法案が可決されたのをきっかけに再読しました!欧州では今後、『ハーモニー』の世界で行われているような、公的機関によるソーシャルスコアリングが禁止になります。「え、なんでダメなの?」と感じた方は、ぜひ『ハーモニー』を読むことをオススメします!この手の話題になると、ジョージ・オーウェルの『1984年』に登場するビッグ・ブラザーが引き合いに出されますが、「良かれと思って人権侵害」プロジェクトが頻発する日本では、一見ユートピア系ディストピア小説の方がリアリティあるかも。

    物語は21世紀後半、〈大災禍〉の混乱を乗り越えて、人々の健康と幸福を重視する社会が舞台。体にはWatchMeと呼ばれるデバイスを入れ、生体データを常時監視することで病気を未然に防止し、健康で倫理的な人物であることを、ソーシャルスコアリングで可視化する社会。そんな社会に絶望した主人公の物語です。

    著者の伊藤計劃氏はこの頃、癌の末期で、ずっと病院で執筆されたのだとか。そんな状況で「WatchMeで病気にならない世界に嫌気が差して、死を選ぼうとする主人公の話」を書くって、本当に、一体どんな気持ちで…。

    主題は監視社会うんぬんとは違うところにあり、そこも非常に魅力的ですが、欧州のGDPR、AI規制法に興味津々の自分にはすごく響く一作だと改めて感じました!『ハーモニー』の世界観、おそらく多分にナチス・ドイツを参考にして組み立てていると思うので、そこまでこじつけな感想でもないと…思います(笑)



    ちなみに、この部分、超好き♪


    “進化は継ぎ接ぎだ。(中略)進化なんて前向きな語は間違ったイメージを人々に与えやすい。人間は、いやすべての生き物は膨大なその場しのぎの集合体なのだ。”(P.325)

  • 病気がほとんど消滅した世界で自死を選ぶ少女たち。
    そこから進んでいく物語。13年後の世界で起こる世界中を巻き込む未曾有の危機。生き残ってしまった少女たちは嫌悪する世界でどう生きてきたのか。多くは語らないけどとても面白いユートピア小説だった。SFの世界観がとてもよかった。

  • ハーモニー = 調和。
     全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。

    辞書でも、「ほどよく」とか、曖昧…
    やはり、こんな世界は、目指しても無理があるんやな。
    『大災禍』の後、その過ちの反省として、自身の全て(体、心-意識か…)を捧げる見返りに、全てを管理し、良い世界を目指す。病気もなく快適なユートピアにしようと!
    まぁ、結局は、ユートピアとは、反対であるディストピアなんやけど。
    こんなセリフがある。
    「精神は、肉体を生き延びさせるための単なる機能であり手段にすぎないかも…」
    今まで、精神(心かな?)が絶対上位にあるって考えてたけど、こんな考えもあるんやと驚いた(@_@)
    それなら、ラストも分からなくはない。それぞれの考えで、ハッピーエンド、または、バッドエンドになるな。
    深いわ(ーー;)

  • プリンタニアニッポンという漫画が最近好きで、SF読みたいなぁと思って調べてたら見つけた1冊。
    そういえば10代の頃映像化されたのをきっかけにまわりの友人たちが読んでいたような記憶。10年遅れて読了。

    すいすい夢中で読み進めてしまった。お昼休憩を読書時間にしていて、続きを読みたいがために仕事いってたまである。

    読み終わった感想として、ただ何とも言えない…としか言えない。これがハッピーエンドとは思いたくないし。子供たちは夜と遊ぶを読み終わったときと同じ気持ちになった。

    どちらかと言うと主軸のトァンと近い年齢になって読んでみて、この歳だからこその視点もあったと思うけど、これ思春期ど真ん中で読んでたらどんな気持ちになってたのか大変気になる。

  • 未来のお話
    その世界では病気がなくなっていました
    そんな世界で3人の少女は死を選ぶが・・・
    主人公はその一人の少女
    やがて大人になる
    病気の心配いらない世界はいいようにみえるが・・・
    先が読めないので、先が気になり読み進む感じで
    物語は楽しめました

  • いよいよ読んでみた。
    んんんん、凄いSF小説を
    虐殺器官の時に負けず劣らずカッコいい世界だった。
    ”大災禍”と呼ばれる核も用いられた大混乱の後の世界が舞台。
    ”WatchMe”により病気を自動治療され、精神面では数多のカウンセリング等が行われるという、死ぬまで健康でい続けられる世界。
    聞くだけなら正に天国のような世界のように感じるが、体に悪いという理由でお酒タバコが一切禁止されていたり、精神的外傷を与える危険があるという理由で映画という文化が無くなっていたり、お互いの安心の担保のために自分の数多の個人情報が相手に自動表示されるようになっていたり…なんとも不気味で不快な要素がたっぷり。
    そんな、実質強制的に「健康的で健全」であるということを強いられる世界に嫌気がさした3人の少女の物語でした。
    ↓以下ネタバレとなります

    ミァハが出した答え(合理的な答えに悩むくらいなら、意志=自我がいらない)が衝撃的すぎて、ウッとなった。
    それに対する主人公トァンの返しがまた、グッときた。
    そして、ただのアホだと思っていたキアンが、実はすごく友達想いで、一歩引いて二人を見守っていたのがまたグッときた。
    ユートピア設定みたいなちゃんとディストピア小説でした。
    全然上手く感想が書けないけど最高だった。
    多分今までのSF小説で1番好き。

  • 素晴らしい世界観、素晴らしいキャラ、なのにあんまり嵌まらなかった。虐殺器官と同じような読後感。伊藤計劃が合わないのかも。

  • 人間の健康を監視され、制御される世界。
    病気にならず健康でいることはいいことなのかもしれない。
    けど、国にすべて支配されてるのは嫌だな。
    食に関しても管理されてるとか絶対無理。
    これは幸せなことなのか、自分の意識とはなんなのか、考えさせられる。

    これは1度読んだだけではなかなか理解できない…!
    「虐殺器官」とも繋がっているようなので、近いうちにそちらも読みたい。

  • 伊藤計劃さん難解かと食わず嫌いしてた。冷たく美しい世界に圧倒されつつ引き込まれた。

  • ・読み終わって感じたこと
     伊藤Projectの映画公開当時にも読んだのですが、そのときは虐殺器官の熱に押されてあまり印象に残っていませんでした。ただ、このコロナ禍や前野さんの『脳はなぜ「心」を作ったのか』を読んで、再読してみたくなりました。読んでみて自分が意識をどれだけ崇めているのか、そしてそれを失うことへの恐怖を強く自覚させられました。
     徹底された健康管理が可能となり、健康であることが至上とされる価値観の世界。コロナ禍の当初、介護施設でアルバイトしてた自分も陽性でないことや不健康でないことを証明し続けなきゃいけない、リモートで済ませなきゃいけない閉塞感。この息苦しさは作中世界の自殺者たちが感じているものに近い気がして共感がありました。そして、そのなかで息苦しく感じて辛さを意識しないようにならなければ…と考えるのはあり得るかもしれないと感じました。
     前野さんの著作のなかで意識というものが受動的であると示す仮説が提示され、それに対して戸惑っていたときに本作を再読しました。読後にあの戸惑いは意識が科学的に解剖され、神の不在が証明されていくような感覚、最後の未知の世界が未知でなくなる恐怖として言語化されました。そして、意識について研究がその機能の全体像を示すようになって、人を苦しめる意識を取っ払うことも未来では可能になるんじゃないかともより考えました。
     未来で意識がいらなくなり、取り除かれたら……そもそも今の時代でも社会にいるなかで自分を痛める意識が必要なのか…意識の必要性や重要性をふと考えました。

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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