有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • リイド社
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845844159

感想・レビュー・書評

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  • 「ごんぎつね」って、こんな話だったのかぁ(泣)
    「蒲団」、主人公がしょうもなさすぎて、笑えるう〜
    「山月記」、人ごとではない悲しみが胸に迫ってきた。

    読んだことがある小説は、もう一度読みたくなった。
    読んだことのない小説は、読んだ気になれる!
    たった10ページという勇気ある試みが、みごとに成功している。

    寂しげな絵のタッチも、良いですね。
    ありとあらゆる名作小説を、この調子で漫画化してくれたらいいのに、と思ってしまった。谷崎潤一郎の「鍵」など漫画で読んでみたいです。

  • タイトル通り。10ページだとコンパクトにまとまりすぎてて物語の本質はつかめないが雰囲気として。ハードルはさがるような印象。名作と言われる作品は概ね肺か精神を病んでる傾向が多い。

  • 2017.04.24 朝活読書サロン
    2020.09.21 読了
    2020.09.23 ブログ
    http://naokis.doorblog.jp/archives/about_10_pages.html

  • 『野菊の墓』この10ページで読んだ気になった。『変身』ザムザ、これではあんまりだ。『注文の多い料理店』狩人の顔が元通りにならなかった―がなくて残念。

  • 100%、水木しげるの手によるものだと思ってたけど、違ったんですね。作者名を伏せられていたら、完全に水木作品と思うレベルまで似せてあるから、これはもはや芸術なんでせう。知っている作品は、これでサラッと読んだだけで結構内容を思い出せちゃうし、未読の作品でも、あらすじは大体つかめちゃう。まあでも、その小説を味わった経験値にはならない訳だし、内容だけ知ってても仕方ないと思うんで、個人的には存在価値は低いです。発想は面白いけど。

  • 2018年「有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。」読了。

    文学作品に触れてこなかった自分にとって、とても新鮮だった。「檸檬」のふふふ感とか、「舞姫」のキレるエリスとか、「蒲団」の変態感だとか…。文学の雰囲気にさらっと触れられた感じが良かったかなと。

  • 文学作品をマンガ化したものはよくありますが、これだけコンパクトにまとめたものはなかなか珍しいのではないでしょうか。既読の作品は思い出しながら、未読の作品は「面白いから原典にあたってみよう」などと考えながら楽しんで読むことができました。
    アンデルセンの『雪の女王』は未読だったのですが、このようなストーリーだったんですね。少し前に流行ったディズニーの『アナと雪の女王』の原作だと聞いていましたが、もはや全く別の作品でした。どちらも好きです。
    マンガの最後に作家の解説が1ページついているのですが、これに加えて作品の解説もあるとなお良かったかもしれません。

  • 太宰、芥川、漱石、鴎外、カフカ……あの名作、今更「読んでない」とは言えないあなたに捧ぐ、全く疲れない文学入門!(出版社商品紹介より)

  • 【収録作品】
    太宰治「人間失格」
    中島敦「山月記」
    梶井基次郎「檸檬」
    森鴎外「舞姫」
    坂口安吾「桜の森の満開の下」
    フランツ・カフカ「変身」
    宮沢賢治「注文の多い料理店」
    永井荷風「濹東綺譚」
    泉鏡花「高野聖」
    夏目漱石「三四郎」
    アンデルセン「雪の女王」
    芥川龍之介「羅生門」
    田山花袋「蒲団」
    幸田露伴「五重塔」
    新美南吉「ごん狐」
    樋口一葉「たけくらべ」
    魯迅「阿Q正伝」
    伊藤左千夫「野菊の墓」
    トルストイ「イワンのばか」
    エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」
    菊池寛「恩讐の彼方に」
    二葉亭四迷「浮雲」
    グリム兄弟「ラプンツェル」
    夢野久作「ドグラ・マグラ」
    堀辰雄「風立ちぬ」

    このシリーズは、文豪作品と呼ばれる大作をおおまかに萬画で紹介するというもので、この本を読んで文学作品を読んだ気になってはマズイ。
    文豪作品を読むキッカケをつくる、門戸を広げるという意味合いでは面白すぎる。
    なかなか読めないでいる坂口安吾の「桜の森の満開の下」と魯迅の「阿Q正伝」永井荷風などが、どんな風に描かれているのか楽しみ。

  •  もうまさにタイトルどおりの本。
     10ページくらいに纏めているので、もともとが大長編だと、かなり強引な感じにはなっているけれど、簡単にあらすじを掴むのにはいいかも。

     なぜかマンガのタッチが、水木しげるさんのタッチを忠実に模写してるの。
     別にいいけど、何で?

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