嘘の木

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010737

作品紹介・あらすじ

高名な博物学者で牧師のサンダース師による世紀の大発見。だがそれが捏造だという噂が流れ、一家は世間の目を逃れるようにヴェイン島へ移住する。だが噂は島にも追いかけてきた。そんななかサンダース師が謎の死を遂げる。自殺ならば大罪だ。密かに博物学者を志す娘のフェイスは、父の死因に疑問を抱く。奇妙な父の手記。嘘を養分に育ち、真実を見せる実をつける不思議な木。フェイスは真相を暴くことができるのか? コスタ賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 19世紀後半、ダーウィンの進化論に揺れる英国。牧師であり博物学者である父の世紀の発見「翼ある人類」の化石が捏造だったというスキャンダルから逃れるために、14歳のフェイスは、両親に連れられ、弟とともにヴェイン島に移住する。好奇心の強い彼女は、その捏造が厳格で正直な父の所業とは納得できず、スキャンダルの内容をもっと知りたいと思っていたが、島での父は、人を近づけたがらなかった。父からの依頼で「秘密」を手伝って「植物」を海の洞窟に運び入れた夜、再び出ていった父は、翌朝木に引っかかった形で死亡しているのが確認される。自殺が疑われるため通常の埋葬ができない。検死と審判まで埋葬は待たれることになった。父の手記から、隠した植物が「偽りの木」で、嘘を養分として育ち、つけた実を食すと真の知識を得られると知った彼女は、父の死因を突き止めるためにその木を利用しようと考える。

    自分たちの生活を守るためと真実を突き止めたい好奇心から「嘘の木」を利用する少女が、真実と嘘、女性の立場と戦略などに気づいていくミステリー。





    *******ここからはネタバレ*******

    これは文句なしにおもしろかった。秀作です。
    「進化論」に揺れる学会と教会で、その両方に所属する厳格で正直な父親が、嘘をつくことによって真実を得ようとする矛盾。
    女性は無知だと言いながら「お前がどれだけ賢いか、証明してみせてくれ」と娘に秘密の協力をさせる父親。
    そして、無知で非力な女性が、その存在感のなさを利用して周りの男達をあやつる。

    フェイスの貶められぶりが実にすごい。
    雨の中馬車の荷重が大きすぎて何かを降ろさなければならなくなったとき、弟よりも荷物よりも娘であるフェイスを降ろすことにするとか、弟の子守役を押し付けられるとか、母が、自分の年齢を高く見積もられたくないために娘にわざと子どもの格好をさせ続けるとか、頭蓋骨が小さいから知恵を入れないほうがいいとか、稼げないし名声も上げられないし、持参金は家から出るし、嫁に行かなければ弟の面倒になると言われるし……。ああ、この時代の女性は本当に大変だったんだなぁと思います。こういう人たちの人生の積み重ねのおかげで、フェイスの受ける辛い仕打ちも、過去のものとして受け止められるのでしょうね。

    この物語の中で突出しているのは、「嘘の木」の存在感よりも、主人公フェイスの頭の良さです。
    この木を利用するに当たり、父のサンダリー師は、自分の名誉を引き換えにしましたが、賢い彼女は、出どころを突き止められず、かつ、人々が勝手に翻弄されるような嘘をつくっています。この賢さが父親にあれば今回の悲劇はなかったでしょうに。

    彼女の嘘のおかげで放火や略奪、傷害を負ったミス・ハンターが、最後に彼女たちを助けてくれるところと、彼女が都合よく持っていた手鏡のおかげで嘘の木を焼けたというところだけは、ちょっと出来すぎ感はありますが、読みながら、どんな結末になっても満足できるだろうという安心感がありました。
    なんとも完成度の高い作品です。


    子どもたちだけでなく、大人の読書にも十分耐えます。

    • 図書館あきよしうたさん
      うわぁ、嬉しいです。
      これは、私も近年最高に楽しめた本の一つです。
      しずくさんにも楽しんでいただけたら、嬉しいです。
      うわぁ、嬉しいです。
      これは、私も近年最高に楽しめた本の一つです。
      しずくさんにも楽しんでいただけたら、嬉しいです。
      2020/09/05
    • しずくさん
      暴風雨が吹き荒れている台風の最中に明け方近くまで読んで読了しました。おかげで台風の怖さが半減するほど! 良い本を紹介して下さってありがとうご...
      暴風雨が吹き荒れている台風の最中に明け方近くまで読んで読了しました。おかげで台風の怖さが半減するほど! 良い本を紹介して下さってありがとうございました。
      2020/09/08
    • 図書館あきよしうたさん
      台風けっこう大変でしたよね。私の住んでいるところは、被害はありませんでしたが、交通機関やお店・学校があちこちお休みしてしまいました。
      しず...
      台風けっこう大変でしたよね。私の住んでいるところは、被害はありませんでしたが、交通機関やお店・学校があちこちお休みしてしまいました。
      しずくさんのところは大丈夫でしたか?

      楽しんでいただけたようで、私の著作ではないんですが、でも、同じ本を気に入ってくれる人がいるのって嬉しいです。

      最近怠けがちなんですが、またいい本と出会ったら力強くレビューしますねぇ。
      2020/09/10
  • かねてから気になっていたフランシス・ハーディング初読。
    コスタ賞児童書部門及び全部門最優秀作品受賞、ガーディアン賞、カーネギー賞最終候補。

    児童文学作品だったのね。

    しかし『自由研究には向かない殺人』だったり、本書だったり英国というのは”児童文学”という枠が広いこと。
    日本のいわゆる児童書コーナーにこんなの並んでたら”え!?”って思うけど、確かに中高生くらいになると、あのコーナーではちょっと幼い気もするし。
    その中間くらいの棚、ラインナップがあるのでしょうかね。

    さて、本書は『種の起源』が発刊直後の英国を背景にした、考古学者エラスムス・サンダリーがスキャンダルから逃れるかのように越してきたヴェイン島で繰り広げられる、彼の不審死と彼の残した謎の植物”嘘の木”にまつわる冒険ファンタジー。
    主人公はエラスムスの娘フェイス。

    正直、”嘘の木”が出てくるまでが長い。
    もったいぶり過ぎ。
    ”嘘の木”登場後はフェイスの動きも躍動感を増し、エラスムスの不審死の真相究明、”嘘”の本質やそれがもたらす害悪への示唆、宗教学や女性の社会進出前夜といった時代背景がいい具合に相まってぐいぐい進む。

    ”嘘の木”のファンタジー要素を十分に活用しきった良き冒険ミステリ。

    • しずくさん
      とても印象に残る大好きな作品でした!
      とても印象に残る大好きな作品でした!
      2022/12/17
    • fukayanegiさん
      しずくさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます!

      フェイスの躍動ぶりが、めざましい一冊でしたよね。
      嘘のもたらす怖さもぞわ...
      しずくさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます!

      フェイスの躍動ぶりが、めざましい一冊でしたよね。
      嘘のもたらす怖さもぞわぞわして、今でいうフェイクニュースの根源を描いているような感じもして興味深かったです。
      2022/12/17
  • 博物学者である父の死の謎を追う少女のお話。
    父親が研究していた「嘘を養分にして育つ木」それになる実を食べると新実を知ることが出来る。

    嘘の内容に応じて知ることのできる真実が変化する。女性が蔑まされる時代の中で女性としても、大人としても認めてもらえない少女の奮闘が良い。

    父親の見つけた化石に捏造疑惑がかかり、非難の目をから逃れるため島に来た一家。
    主人公は賢いが長女であるため、まだ幼い弟よりも冷遇されている。
    母親からも常に怒られ、自由な行動は制限されている。
     新地での生活、主人公の立ち位置の不安定さ、フワフワした不安感が漂う。

    父親が殺される事件が起きて、主人公は謎を解くためパートに入ると主人公はこのフワフワとした状態を逆手に取り"亡霊"としてひっそりと行動を進めていくことになる。
    序盤の色々が徐々に様々な要素に効いてきます。

    嘘で成長するのは木だけではなかった。

    どこからこんな設定の発想とテーマを結びつけたのか…面白かった。

  • 図書館あきよしうたさんの感想から読みたくて。あからさまな女性軽視など取り巻く環境は違ってもマウンティングや親子・夫婦の愛情のすれ違い等は今も変わらない。ほろ苦い真実にたどり着くまでのどんでん返しミステリーと14 歳の少女の成長物語があいまって面白く一気に読んだ。

    • 図書館あきよしうたさん
      レビューから読んでいただけたなんて嬉しいです。
      そして、楽しんでいただけたようで、さらにさらに嬉しいです。

      ありがとうございました(...
      レビューから読んでいただけたなんて嬉しいです。
      そして、楽しんでいただけたようで、さらにさらに嬉しいです。

      ありがとうございました(^o^)。
      2020/09/15
    • 111108さん
      人物関係とかちょっと混乱しそうな時もありましたが、レビューで予習させてもらったおかげで本当に楽しく読めました。
      ありがとうございました!
      人物関係とかちょっと混乱しそうな時もありましたが、レビューで予習させてもらったおかげで本当に楽しく読めました。
      ありがとうございました!
      2020/09/15
  • 『種の起源』の発表から数年後のヴィクトリア朝英国が舞台。人のつく嘘を養分にして育つ「嘘の木」という植物が実際に登場するので、やはりファンタジーということになるのだろうが、なぜかミステリ業界で評判になっている。今年の第一位という評さえあるくらいだ。そうまで言われると読んでみたくなる。お約束のどんでん返しもあるし、謎解きの妙味もある。主人公の娘フェイスが持ち前の好奇心を武器に、父の死の真相を探るという立派なミステリになっている。

    フェイスの父エラスムスは、牧師というよりも高名な博物学者として知られていた。ところが、あろうことか、エラスムスが発見した化石が実はねつ造されたものだという事実が新聞報道され、一家はケントの牧師館を追われるようにして去り、ヴェイン島に向かう。島の洞穴の発掘作業に招待を受けたのだ。スキャンダルから一時身を隠すには絶好の機会だと義弟が勧めるので、とるものもとりあえず船に乗ったのだった。

    はじめは歓待されたサンダリー家だったが、ねつ造の件を伝える新聞は島にも届き、島民は手のひらを返したような態度をとりはじめる。そんなとき、父が不審な死を遂げる。父が大切に世話をしていた鉢植えの木を隠すため、フェイスが偶然見つけた洞窟に父を案内した後のことだ。父の死体は崖に生えた木にひっかかっていた。後頭部には傷があり、近くには死体を運ぶのに使われた手押し車が放置されていた。

    問題は一家に対する島民の反感の強さだった。死因が自殺ではないかと疑われ、審問が終わるまでは遺体を墓地に埋葬する許可が出ない。フェイスは父の死は自殺ではなく、誰かに殺されたものと考え、捜査を開始する。手がかりは父の残した手記の中にあった。それには「偽りの木」を手に入れた顛末が書かれていた。それを育てるには嘘を聞かせねばならず、大きな実を成らせるためには大きな嘘が必要になる。そして、その実を食べることで真実を告げるヴィジョンを見ることができる。

    ダーウィンによる『種の起源』の発表は、神は自分に似せて人類を創造したという説を真っ向から否定するものだった。肩に翼をもつ人間の化石のねつ造は、エラスムスが、人間誕生の真実を幻視するための大きな嘘だったのだ。秘密を知ったフェイスは、自分も嘘の木の実を食べてみる。それによって父の死の真相を幻視しようというのだ。ヴィジョンによる探偵というのは本格探偵小説の世界ではタブーである。しかし、ヴィジョンは暗示するだけで、いわば夢のお告げのようなものだ。事実を暴くには探偵が体を張るしかない。

    嵐の晩には洞窟を通る風が吠えるような声を響かせる絶海の孤島。ランタンの灯りだけを頼りに小舟で渡るしかない岬の洞窟。自殺者は杭を打って分かれ道の辻に埋めるという因習に凝り固まった島民の敵意。そこへもってきて、ヴィクトリア朝の女性蔑視や子どもと大人の女性との間の年頃でどっちつかずのフェイスの年齢が持つ曖昧さが厄介になる。博物学者になりたいというフェイスだが、弟は寄宿学校に入れてもらえるのに、フェイスにはその選択肢がない。

    フェイスの母マートルや郵便局長のミス・ハンター、その他の女性を描くことを通して、ヴィクトリア朝という時代設定を単なる飾りではなく、女が自立して生きるにはいかに困難な時代であったかをしっかり描いているところが特徴である。夫を立てるふりをしながら、実際は男がうまく動けるようにその環境を整え、手配するのが妻の仕事。そのためには、媚を売るくらいのことは、平気でやるのがマートルだ。はじめは母のことが嫌でたまらなかったフェイスが次第に母を見直すように変わっていく。

    真犯人を探すための手がかりは、はっきり書かれている。視点人物はフェイスに限られ、彼女の知り得た事実は読者も共有できる。ファンタジー風味は極力抑えられ、伏線の張り方やフェアな叙述はミステリのそれである。周りを海に囲まれた島で、エラスムスを犯行現場に呼び出す手紙を書けたのは発掘作業に関わっていた者でしかありえない。フェイスは幽霊騒ぎや、偽のノートといった奇手を使って、犯人に揺さぶりをかけるのだが、やっと分かった真犯人は意外な人物だった。このどんでん返しがよく効いている。

    犯人を見えなくさせているのが、物理的なトリックでなく、心理的なトリックであることがミステリ評論家に受けをよくしているのかもしれない。19世紀という時代そのものがトリックになっていると言っていい。「嘘の木」という仕掛けが、さして嘘くさく見えてこないのも、まだまだ人類が他の動植物と同じく、神の創造物であるという、いまとなっては戯言とも思われる考えが大手を振って歩いていた時代の話になっているからだ。あれこれと悩みながら、自分のアイデンティティを確立してゆく主人公に共感できる世代に勧めたい。

  • 日本の作家さん以外の本を久しぶりに読みました。19世紀後半イギリスの小さな島の物語でした。
    嘘を養分に育ち、真実を見せる実をつけるという、嘘の木。主人公のフェイスは父親の死に疑問を懐き、真相を明らかにするために、そして自らの好奇心の赴くままに、嘘の木と深く関わっていく。
    嘘が育っていく様子は小気味いい感じもあったけど、気味が悪く、嘘をつくフェイスがだんだん取り憑かれた様になってく様子はゾッとしたりもしました。そして、時代背景にある女性差別。あるがままの自分で生きていくことが困難だった時代。今に至るまでに、たくさんの女性たちが密かに戦ってきただろう足跡が描かれていました。
    ファンタジー作品として紹介されていましたが、キラキラしているというより、曇天の中冷たい風が吹き荒れていて、重たい空気がずっと漂っている様な印象でした。

  • 人間の嘘を養分にして生育する嘘の木の存在感がすごく、細かなストーリーは忘れても、これは忘れないだろうなと思う。後半にかけて雪崩のように展開する物語はなかなか読み応えがあって、これが児童文学なの?と思わせる。個人的に母親のキャラクターは好きである。


  • 不思議な木の力を借りて、敬愛する父の死の真相を、真実をつきとめようとする少女の物語。

    ファンタジーよりもミステリ強め、そして男尊女卑が当たり前の時代と抑圧を絡ませ、そうそうさらっとは読めない、一筋縄ではいかない物語だった。
    父に必要とされ認められようとする姿は涙を誘うし、女性の生きづらさもひしひしと伝わる。
    嘘の木と人間心理の絡ませ方は上手い。人しだいでどうにでも変わる教訓めいたことも感じられる。

    読み手誰の心にも必ず何かしら響き、特にオトナの心を一番刺激してきそうな良書だった。

  • 当時の時代性を反映しているので仕方ないとは思ったが、最初は、あまりの女性軽視の表現の多さに辟易し、なかなかページが進まなかったのだが、次第に物語の面白さに引き込まれました。自らを抑えていた主人公の「フェイス」が吹っ切れて、自分の信念に基づいた行動に引っ張られるかのように。

    ちなみに上記に関して、訳者あとがきにあるように、この物語に登場する女性キャラは、皆、自らの意思で、したたかに生きていることが、終盤に行くに従って分かるので、読後感は悪くないです。

    ただ、もうひとつ私が気になったのが、タイトルにもあるように、物語に度々登場する「嘘をつく」行為で、これが何かしらの問題提起にも、皮肉にも見える。フェイスの行動を読んでいて、微妙に喜べない心境にもなったが、内心、ほくそ笑んでる自分もいたりする。そこに私自身の心の闇の部分を感じたのだが、それがもたらす結果を見ると、ちゃんと戒めるような点もあり、考えさせられた。復讐にしても。

    フェイスの場合も、肝心なところで正直に罪を告白したりと、留まっているところがあるから、印象が悪くはならないのだろうが、これについては、いくら考えても分からない。最終的には、生き残った人が存在するだけだし。でも、どうなんだろう。

    色々書いたが、物語自体は、フェイスの父を殺した犯人を探すミステリーに、フェイスの家族問題を扱った人間ドラマ、「嘘の木」の謎、そして、フェイスの予測のつかない大冒険と、様々な要素が上手く合わさっていて、ひとつの映画を観終わったかのような印象を与えてくれました。

  • 成長する話らしい、、、

    Web東京創元社マガジン : フランシス・ハーディング『嘘の木』やまねこ賞を受賞!
    http://www.webmysteries.jp/archives/14458948.html

    Frances Hardinge's Twisted City – official author website
    http://www.franceshardinge.com/

    嘘の木 - フランシス・ハーディング/児玉敦子 訳|東京創元社
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010737

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      文庫化されるそうです、、、

      Web東京創元社マガジン : 【新年特別企画】2022年 東京創元社 翻訳ミステリ&ノンフィクション ライ...
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      http://www.webmysteries.jp/archives/28179831.html
      2022/01/07
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