バーティミアス (3) プトレマイオスの門

  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (638ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077696

感想・レビュー・書評

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  • バーティミアス 3 プトレマイオスの門
    ジョナサン・ストラウド
    理論社(2005-12-08)

  • 泣いた。ナサニエルもバーティミアスもキティもプトレマイオスも、皆、格好良すぎ。守られなかった約束とか解放する時の言い訳とか、もうぜんぶが切なすぎる… ナサニエルの最期は、決して可哀相なものではなかったと思います。あと、プトレマイオスが自分の想像してたのと大体合ってたのが嬉しかった。

  • シリーズ完結作。シリーズで一番好きです。

  • 3巻目、最終巻にしてまた勢いが戻ってきた! 1巻での翻訳で「3巻目の後半からが凄い」と書いてあったがまさにそのとおり。

    プトレマイオスとの過去も明かされる。
    「プトレマイオスとも話したことがある!」というのがバーティミアスの口癖だが、話すどころか、何千年経ても忘れることのできない濃い愛情を持った関係。月を眺め今は失きプトレマイオスを想う寂しげなバーティミアス。二人の関係に萌えます(むしろナサニエルよりも)。

    ラストは切なく、もう少しバーティミアスがどうなったのか見たいと思ってしまったけれど、何百年後かにナサニエルの姿をして街を闊歩し、小さくウインクしている彼が目に浮かぶようです。戦友フェイキアールも失って寂しいのかも知れないけれど、案外そういうところあっさりとしているよね。
    なんにしろ購入して損はない本です。
    彼を召喚して話し相手になってもらいたい。5000年の知恵でアドバイスしてくれ!

    悪魔は良心がなく優しさの欠片もない、バーティミアスの行動を意外だと思う、そういう自分こそが魔術師的な見方をしていたのかもしれないと思いました。
    バーティミアス、万歳! 

  • …ぬぁぁ(涙)
    わ、別れがこんなに辛くなるとは…一巻を読み終わったときには、思いもよらなかった…。
    しかし面白かったなぁ。やっぱり、ぜんぶ好きだけど三巻が一番好きだ。キティがかわいいし。

    さて三巻。ナサニエルはますます大人になり…いや、バーティミアス流でいくとつまらない大人になり、バーティミアスをよりこき使うようになっていまして。
    バーティミアスは長い間故郷に帰らせてもらえないせいで、よぼよぼヨロヨロに弱ってしまっていました。
    ほんと、この辺りはナサニエルをぶん殴りたくなったけど(笑)
    冒頭からすでに「ジョン・マンドレイク」であったナサニエルには、少し寂しい気もしました。
    今回は、あまりあらすじを話さないほうがいいかな。
    ただ、二巻につづき可愛いキティは活躍するし、バーティミアスの思い出の主人、プトレマイオスとの過去も明かされます。
    何度も何度も物語の中でキュンとさせられました。
    今回の黒幕は「え〜…お前かよ!」みたいな相手だったけど(笑)
    訳者の金原瑞人さんのあとがきのとおり、私にもカーテンコールが見えたよ!
    隅から隅まで余すところなく、ドキドキワクワクしながら楽しめる物語でした。
    ナサニエル、バーティミアス、キティ、みんなみんな大好き!

    さて、ネシャン・サーガ、バーティミアスと分厚いシリーズものを見てきたから、今度は久々に短編に手を伸ばそうかな。

  • こんな結末を想像してたんじゃないのにっ!!
    分厚い本で3巻目ともなると読む気がうせてくるのはしょうがない。
    けど根気強く真ん中までよんでみるとあら不思議。もう驚きの結末。

  • 最後が気になる。

  • 悪魔なお話の3巻です。(笑)
    ハリーポッターが流行っている傍らに出てた作品って感じで
    内容も魔法やら悪魔やらと結構かぶる部分も多いのですが
    自分的にはハリーポッターより好きな作品です。
    悪魔好きなら読む価値有り。

  • 長びく戦争と魔術師の支配に、市民の不満は高まっている。
    「サマルカンドの秘宝事件」「ゴーレム事件」での
    活躍により、ジョン・マンドレイクことナサニエルは
    情報大臣にまでのぼりつめた。
    政府の要人らしいふるまいもすっかり板についたが、
    あの日ゴーレムから自分を救うために死んだキティという
    少女のことがいつも頭をはなれない。
    いっぽう、ひとりロンドンに潜伏するキティは、
    変わり者の魔術師の屋敷で働きながら、
    『プトレマイオスの門』という古い本にヒントを得た
    “ある計画”を着々と進めていた。
    ナサニエルに解放してもらえないバーティミアスの成分は
    もうぼろぼろ。古い友人との思い出をなつかしむ日々だ。
    そんなある日、初めての相手に召喚された。
    ペンタクルに立っていた人物はなんと―。

  • ついに最終巻の3巻…。600ページをたった1日で読み終わる勢いでした。今までと違って始まりからおもしろい!寝るのが惜しかった。でも一気に読んでしまうともったいないから、ラストは翌日に取っておいた。3巻の帯には「驚くなよ、泣くなよっ!この結末、オレ様の想像を遙かに超えてるぜっ!!」とあって、いやもうなんて言うか、ホンマに想像外のラストやった…。思わず目頭が熱くなった…。スパンッと終わる物語でした。すごく小気味いい。友情とか絆とか、そういったキーワードに弱い人には是非読んでもらいたい。カエルのシーンとラストはかなりキました(´;ω;`)

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著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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