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([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫 も 3-1)
- 森見登美彦
- ポプラ社 / 2011年4月6日発売
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書簡集、の形式をとった恋に完膚なきまで焦がれて空回りする男を描いた小説。抱腹絶倒。電車内でクスクス読んでるとまるでアヤシイひとにおもわれてしまいそうで、読むのに苦労した。
2015年1月10日
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新装版 柳生非情剣 (講談社文庫)
- 隆慶一郎
- 講談社 / 2014年1月15日発売
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柳生一族の連也斎、友矩、宗冬、十兵衛、新次郎、五郎右衛門の壮絶な剣生を爽快に描いた短編集。新次郎の編が最も数奇でドラマチック。
2015年1月3日
これまで読んだ、『夜は短し歩けよ乙女』、『有頂天家族』と異なり静かな物哀しさを持った作品。それでもやはり目眩く森見世界。映像化して欲しい。クールジャパンとはこういうことではなかろうか?
2014年12月20日
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ららのいた夏 (集英社文庫)
- 川上健一
- 集英社 / 2002年1月18日発売
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展開もストレートアヘッドで、ドンデン返しもそういう意味ではストレートアヘッド。
この作家、正直文体は全く好みでは無いんですが、そのストレートアヘッドなストーリーに何故か惹きつけられて、これで3作目。
この話、ストーリー経過は3作中一番好きでした。ストーリー結果は3作中最も読みたく無いものでした。哀しい。
2014年11月18日
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有頂天家族 (幻冬舎文庫)
- 森見登美彦
- 幻冬舎 / 2010年8月5日発売
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京の都に巣食う狸の家族の大団欒ならぬ大団円。痛快無比。面白きことは良きことなり!まことに阿呆の血のしからしむるところだ。
2014年11月15日
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雨鱒の川 (集英社文庫)
- 川上健一
- 集英社 / 1994年9月20日発売
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青森弁が読んでて心地よかった。読みづらいんだけど、心地よかった。
2014年11月18日
アラフォーには甘酸っぱ過ぎて、毒(笑)。遥か昔の自分はこのような行動はとらなかったけど、そのような事は感じてた。「一歩前へ」出れてたら違う青春があったのかもしれない。良い方にも悪い方にも。
文体に最初は馴染めなかったが、最後まで読んで良かった。
2014年11月1日
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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫 も 19-2)
- 森見登美彦
- 角川グループパブリッシング / 2008年12月25日発売
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目眩く言葉の渦!一行毎に絢爛な幻視が瞼裏に浮かぶオモチロイ読書体験が出来ました。
2014年10月27日
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巣立ち―お鳥見女房 (新潮文庫)
- 諸田玲子
- 新潮社 / 2011年9月28日発売
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子供が成長していくことの、喜びと寂しさが丁寧に描かれている。家族と時を過す、というのはこういうことだな、と。
相変わらず、一話一話心を震わされる。
2014年7月7日
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ドラマ「半沢直樹」原作 ロスジェネの逆襲
- 池井戸潤
- ダイヤモンド社 / 2012年6月28日発売
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相変わらず痛快で面白かった。
2014年3月23日
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モンゴル帝国の興亡<上> (講談社現代新書)
- 杉山正明
- 講談社 / 1996年5月20日発売
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空前絶後の大帝国を築いたカァン達の話。クビライが大カァンの座を確立するまでの話。なかなか面白い。下巻も楽しみ。
2014年5月2日
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「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー
- 高橋秀実
- 新潮社 / 2012年9月28日発売
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活字本でこれ程までに笑うとは!いや笑っちゃいけない。本人達は至って真面目(?)なんだから...。
それにしてもありとあらゆることがやり尽くされてると思うような歴史深い野球の常識もまだまだメスを入れる余地があるんだなぁ、と非常に感心&タメになりました。
2014年1月25日
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おっとり若旦那 事件控(一) 大江戸世間知らず (富士見新時代小説文庫 な 1-1-1 おっとり若旦那事件控 1)
- 南房秀久
- KADOKAWA/富士見書房 / 2013年12月11日発売
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寛永年間(家光の時代)、放蕩が祟って勘当された若旦那が仲間たちと繰り広げるドタバタ時代劇。予想外に面白かった。言葉づかいが多少気になるところもあって興ざめるかと思いきや、立ったキャラ達のおかげでエンタテインメントの世界に引き込まれました。
2014年4月26日
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友達・棒になった男 (新潮文庫)
- 安部公房
- 新潮社 / 1987年8月28日発売
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安部公房の戯曲。
表題作、冒頭の『友達』は、とっても苦手な話でした。
ずけずけと知らない人に立ち入れられるっての、物凄く神経に障るんです。
結局萎えたまま読了。。。
2014年1月4日
冒頭の二章(「赤門の落ちこぼれ」,「若き日の誇り」)で“銀縁くん”を中心とした野球小説の渦にぐぐっと引き込まれたけど、その緊張感が続かなかった。野球小説というより野球を中心付近に据えた青春小説にしたかったのかもしれないが、作者の意図と自分が求めてるものが違ったみたい。
ともあれ、大学時代に六大学野球を観戦しておけば良かったという後悔を惹き起こした、事も添えておきます。
2013年12月26日
設定も展開もマンガだけど世界にぐいぐいと引きずり込まれた。素晴らしすぎる読中・読後感。涙腺全開でした。もうこれからは箱根駅伝を正視できないヨ...。
2013年12月7日
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シャイロックの子供たち (文春文庫 い 64-3)
- 池井戸潤
- 文藝春秋 / 2008年11月10日発売
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あるメガバンクの一支店を舞台としたミステリ。一話完結の連作のような体をなしているが、全部繋がっている。非常に良く練られたお話し。次の展開が気になりすぎて朝晩の通勤電車内が待ち遠し過ぎました。
2013年12月2日
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天女湯おれん (講談社文庫)
- 諸田玲子
- 講談社 / 2007年12月14日発売
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ある意味、「映像化の難しい」作品(笑)。ちょっと子供には読ませられないね、これは。娯楽作としては面白かったです。
2013年9月22日
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夜明けの辻 (新潮文庫)
- 山本周五郎
- 新潮社 / 1986年9月29日発売
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短編集。冒頭の『嫁取り二代記』が好き。この人のヒューマンコメディは素朴で最高。クスクスと笑ってしまう。
2013年8月30日
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論争する宇宙 ―「アインシュタイン最大の失敗」が甦る (集英社新書)
- 吉井譲
- 集英社 / 2006年1月17日発売
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科学なのに。
純文系人間としては、理系の世界が我々には不可触な聖域/理想郷のように思われて、さぞかし理路整然と静謐に世界が回ってるんだろうなぁ、と半ば敬遠してました。食わず嫌い。
それを打ち破らせてくれました。
成果としての科学は理路整然としてるかもしれない。けどそれに取り組むのは人間であって、人間が絡むからには科学ではどうにもならない要素が入ってしまう。それが愉しい。
科学なのに、思いこみがある。
科学なのに、勘違いがある。
科学なのに、いがみあいがある。
科学なのに、ロマンがある。
2013年9月10日
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与之助の花 (新潮文庫)
- 山本周五郎
- 新潮社 / 1992年9月30日発売
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短編集。『奇縁無双』をクスクスと笑いながら読んだ。馬を乗り回し見合い相手達を得意の刀で打ち据える女武芸者が、しおしおと文字通り心身ともに組み敷かれていく「じゃじゃ馬ならし」は昔から男子諸君の心踊らすテーマだったのだろう。
まあ要するに「ツンデレ萌え」です。違うか?
2013年8月4日
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楠の実が熟すまで (角川文庫)
- 諸田玲子
- 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2012年7月25日発売
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幕府の目を巧妙に掻い潜り不正を行う公家に『公儀隠密』として輿入れした利津の物語。時代エンターテイメント創作?然に非ず。史実を元にした時代小説。ミステリ性の高さもさることんながら利津の心模様を色情豊かに描き切った素晴らしい作品。想いの強い主人公が己を突き通す物語って本当に素晴らしい。
2013年8月7日
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まほろ駅前番外地 (文春文庫 み 36-2)
- 三浦しをん
- 文藝春秋 / 2012年10月10日発売
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多田と行天の便利屋コンビ健在。直木賞受賞作の続編、というか脇役たちをそれぞれメインプレーヤーにした短編集。個人的には常連客の岡夫人の話が気に入りました。静かな観察。
2013年7月24日