- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800235473
感想・レビュー・書評
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「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したデビュー作。
小学生女子のスクールカーストによるいじめをきっかけにして、起こる事件の顛末を描いた物語です。
ミステリを読み慣れた方なら、ある程度はトリックの見当がつけられるかもしれませんが、最後に明らかになる真相は、残酷で衝撃的なものでした。
幼稚さと陰湿さが合わさったいじめの描写もリアルで、読み進めるたびに息苦しさを覚えます。
その歪んだ作品世界は、イヤミスと呼ぶに相応しいものがありました。 -
三部構成。第1章では、美しい転校生・エリカが現れたことから小学4年生のスクールカーストのバランスが崩れていく。女子ならではのいじめ方が、どいつもこいつもといった感じになります。第2章のどんでん返しは何となく想像つきました。が、第3章になって本気のどんでん返しがあり、あまりにもミスリード過ぎるでしょ!と思いましたが楽しく読みました。
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このミステリーがすごい大賞に輝いた作品だが、いまいちだった。
正直ネタバラシ、伏線回収される所で興醒めした。 -
子供だからの残酷さがとてもよく見える作品。
ラストの切ない終わり方がとても好きです。 -
針山小学校を舞台に奇妙な物語が展開するが、最初はマキとエリカの主導権争いの形で進むが、第二部でエリカこと鈴木絵梨佳が失踪する事件発生でストーリーが大きく動く.クラス担当の真琴と生徒たちにやり取りがやや間延びした感じだったが楽しめた.多くの登場人物がそれぞれ役割を果たしており、第三部での同窓会はうまい落ちだと感じた.ミステリーぼくないミステリーだ.
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賞レースに応募された作品、ってかんじの作品でした。
実際、「このミス」大賞受賞作ですし。
小学生なのに、いや、だからこそなのかの苛烈なスクールカースト。 -
「このミス」大賞作品ということで、期待をもって読み始めたが納得。面白くて一気に読むことができた。
自分の小学生時代を思い出した。パッチン留めとか、スクールカースト(何軍に属しているか)とかあったな‥と。
幼さは残酷で、強くもあり脆くもある。大人になってしまった私、小学生に戻ったらやっていけないかも。