- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800235473
感想・レビュー・書評
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小学生たちの権力闘争―。
クラスを巻き込んだ「女王」と「女王」のバトルは、誰も予想しなかったエンディングへ転がっていく。
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長い間、針山小学校4年1組はマキが絶対的な存在であり、女王として君臨していた。しかしそこにエリカという転校生が入ってきてから、クラスの体制は変わり始める。できるだけ関わらないように努める「ボク」と、そんなクラスの現状をほおっておけず、おせっかいをやいては傷ついてしまうメグ。一体このクラスはどうなってしまうのか。
ミステリを読みなれている人間なら、「ボク」というだけでどういう仕掛けがされているかはある程度想像がつく。なので、そこは予想通りだったのだが、まさか“異性”だとは思っていなかった。それなら、はやしたてるクラスメイトが全くいないのはおかしくないだろうか。他にも、細かいところをつっこめば破綻しているところもあるんだろうけど、全体的にはおもしろかった。小学校からヒエラルキーは確かに存在し、それは時に中学や高校よりもえげつない。 -
子供怖いなぁ。4年生ってこんな感じだったっけ。
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(内容)
片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。エリカは、クラスの“女王”として君臨していたマキの座を脅かすようになり、クラスメイトを巻き込んで、教室内で激しい権力闘争を引き起こす。スクール・カーストのバランスは崩れ、物語は背筋も凍る、まさかの展開に―。二度読み必至!伏線の張りめぐらされた学園ミステリー。2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
(感想)
プロットが2段構成なのと、最後のどんでん返しはよくあることだけど、それでも尚作品に引き込もうとする文章の書き方はすごいと思う。 -
どんでん返しというかもう一度見直して読めて深く面白い
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【第13回このミステリーがすごい 大賞】1章から、残酷な虐めをする小学生達だなと。そこからの1章終わりに続く2章。あれ?ん?と思いながらも成る程、そういう事かと納得し3章へ突入したけど…真実がまさかの展開でびっくり。小学生でもあれだけの虐めがあってそれぞれの思いが交錯していればありえない話ではない。ミステリーとして楽しく読めたけど1章の虐めのくだりだけは読んでてきつかった。
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一晩で一気読み。
いやいやいや・・・という展開もあるが、あくまでフィクションということで。
。「不能」のくだりとか、後半ちょっとやっつけ感もあったが、面白さは文句なし。 -
あなたはこの本に、二度騙される!