福永武彦の文庫本一覧

プロフィール

1918-79。福岡県生まれ。54年、長編『草の花』により作家としての地位を確立。『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、『死の鳥』で日本文学大賞を受賞。著書に『風土』『冥府』『廃市』『海市』他多数。

「2015年 『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福永武彦の文庫本一覧のアイテム一覧

福永武彦の文庫本一覧です。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。『愛の試み (新潮文庫)』や『忘却の河 (新潮文庫)』や『室生犀星詩集 (新潮文庫)』など福永武彦の全62作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

愛の試み (新潮文庫)

772
3.68
福永武彦 1975年5月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『人は、愛のある状態に生きるか。愛のない状態に生きるか、殆どこの二者のいずれかに属している』 福永武彦さんによる愛についての考察エッセイと短編。愛の神秘... もっと読む

忘却の河 (新潮文庫)

734
4.14
福永武彦 1969年5月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

人は人が亡くなった時に、思い出すようにして愛を確かめる。人類の死は繰り返されてきたけど、愛する人の死は個人的に確かな「死」また「愛」として訪れる。そんなメ... もっと読む

室生犀星詩集 (新潮文庫)

576
3.72
室生犀星 1968年5月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者、室生犀星さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 室生 犀星(むろう さいせい、本名: 室生 照道〈てるみち... もっと読む

現代語訳 日本書紀 (河出文庫)

295
3.18
福永武彦 2005年10月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

h10-図書館2021-1-31 期限2/14  未読了 返却2/9kindle本購入済 もっと読む

ポオ詩と詩論 (創元推理文庫 522-5)

234
3.47

感想・レビュー

順番に最初から読んだけど、真ん中の「詩の原理」「構成の原理」を読んでからもう1回詩を読むと、ポーの持論がよく表れていて、とても面白かった。特に「構成の原理... もっと読む

廃市・飛ぶ男 (新潮文庫 草 115-3)

220
3.69
福永武彦 1971年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『夜の寂しい顔』   僕に欠けているのは、存在の感情なのだ。 親戚に預けられて心に空白を持つ少年。 夜ごとにある少女の夢を見る。 ある夜少年は、そ... もっと読む

今昔物語 (ちくま文庫 ふ 10-2)

214
3.86
福永武彦 1991年10月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

B913.37-フク 300590635 人によっては、この書名が中学・高校「古文」での嫌な思い出に繋がる向きもあろうかと思います。しかし、現代... もっと読む

夢みる少年の昼と夜 (新潮文庫 ふ 4-5)

162
3.70
福永武彦 1972年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短編11編を収録しています。 表題作の「夢みる少年の昼と夜」は、ギリシア神話に興味を示す少年を主人公にした物語で、感受性の強い少年の不安定な心をてい... もっと読む

パリの憂愁 (岩波文庫 赤 537-2)

157
3.78
ボードレール 1966年1月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

生きるための古典 もっと読む

完全犯罪 加田伶太郎全集 (創元推理文庫)

144
3.26
福永武彦 2018年4月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

推理小説家の加田伶太郎の全集…という体のこの本は、推理小説好きの福永武彦が「加田怜太郎」の名前で発表した8編の推理小説です。 この短編集の名前になってい... もっと読む

深夜の散歩 (ミステリの愉しみ) (創元推理文庫)

138
3.17
福永武彦 2019年10月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

最近創元推理文庫で復刊してくれたそうだが、私は昭和53年版の講談社「決定版 深夜の散歩」の感想を書く。よって文庫版にはあるという福永・中村対談は読めてはい... もっと読む

死の島 上 (講談社文芸文庫)

134
4.38
福永武彦 2013年2月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

間違いなくここ数年で一番の読書体験。 過去から現在までを細切れにし組み替え、少しずつ話を紐解いていく緻密な構成。 読みづらさは無く、先が気になって仕方が... もっと読む

海市 (新潮文庫 ふ 4-11)

113
3.61
福永武彦 1981年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

個人的には忘却の河よりも好みだった。 作者の、こういった何も実らず深い哀しみがただ残るような話は、特徴的で一級品だと思う。 登場人物よりも、それを動かす... もっと読む

加田伶太郎全集 (扶桑社文庫 S 5-1)

92
3.83
福永武彦 2001年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

題名と作者の名前が合わないのは何故か。そこから始まる愉しい世界。 巻末にある沢山の解説たちは、著者の偉大さを今の読者に分かってほしいからですね。語り口が独... もっと読む

告別 (講談社文芸文庫)

91
3.58
福永武彦 1990年6月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表題作含む中篇2本。 『告別』は、告別式の話から始まり、少しずつ時系列を遡っていくトリッキーな構成で、死んだ友人が抱えていた孤独、愛についてを絡めて踏み... もっと読む

死の島 下 (講談社文芸文庫)

88
4.29
福永武彦 2013年3月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

実はマルチエンディング系の話の走りでは。 ただ、安っぽいメタな印象は一切なく読後はしばらく他の本に手が伸びなかった。 恋愛が絡むが、こういった作品で登場... もっと読む

お伽草子 (ちくま文庫 ふ 10-1)

86
3.75
福永武彦 1991年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

登場する書籍・作家 業平 伊勢物語 万葉集 古今和歌集 国史叢書 もっと読む

風のかたみ (河出文庫)

85
3.93
福永武彦 2015年7月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

福永武彦にしては珍しい王朝もの伝奇ロマン。「今昔物語」のいくつかのエピソードを素材にして繋ぎ合わせたらしい。 信濃の若侍・大伴の次郎信親(のぶちか)... もっと読む

ちくま日本文学全集 16 福永武彦

79
3.47
福永武彦 1991年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私小説やフィクション、推理小説や絵画作家についてのエッセイ、詩作など含んで編纂された一冊。 福永武彦は小説で特に死生観とそのキリスト教的視座に基づく諸作多... もっと読む

深夜の散歩: ミステリの愉しみ (ハヤカワ文庫 JA マ 6-2)

55
3.40
福永武彦 1997年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

これはバランスの悪さゆえの結果だろう。 もし『深夜の散歩』が最後に来ていたら、断然五ツ星をつけたであろうから。 そう、何よりも『深夜の散歩』が素晴らし... もっと読む
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