脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882023

作品紹介・あらすじ

最近、何となく頭がぼんやりしている-。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

感想・レビュー・書評

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  • 脳が冴えるためのトレーニング方法が書いてあり、とてもためになった。ボーっと生きている昨今、時間を決めて作業するなど緊張感をもって、規則正しく、意識的に生きることの大切さを学んだ。感情的になるのは、脳を甘やかしていることにハッとさせられた。

  • 脳の働きを道のり時間速さで例えるのは斬新で面白い。自分も脳の回転数を上げてみようと思った。また、積極的に言語化をして前頭葉を鍛えていくことも必要だ。

  • 脳の思考が止まってることが多かったので読んだ。朝少し早く起きて部屋の片付けや音読など2つのことを実行し、頭の回転数を上げていきたい。時間の制約を設けて試験を受けている状態を1日に何回作るかと言う点は良いと思った。睡眠は6時間以上、できれば7時間半眠りたい。睡眠の前に大雑把に頭に入れておくと、朝起きたら思考がまとまってる時があり実感できた。

  • 脳に大切なのは難しいことよりも基本的なこと!

  • 2006年刊行の新書。この時点ですでに「小さな画面を見ている時間が長過ぎる」と書かれていますが、スマホの普及で事態はより深刻化しているでしょう。ぼんやりした頭をすっきり冴えさせる、ちょっとした習慣を提示した本で、サクッと読めます。

     最近、何となく頭がぼんやりしている。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

    本書で示された15の習慣は、6つのテーマに分けられます。1 生活のリズムを整える(朝、体を動かす:時間制限を設ける:睡眠を大事に)/2 思考力を高める(家事こそ脳トレ:「行動予定表」をつくる:「机の片付け」を重視)/3 記憶力を高める(目・耳を働かせる:「報告書」を書く)/4 出力する力を高める(長い話を組み立てる:相手の身になって話す)/5 脳を健康に保つ(食事:健康診断)/6 応用編(「失敗ノート」を書く:活動をマルチに:人を好意的に評価する)
    それぞれの方法は決して難しくはないものの、「習慣化」するのは結構大変かも。「肩肘を張り過ぎず、できることからコツコツと」…と、「言うは易く行うは難し」の狭間で…。

  • 何か一つでも日常生活に取り入れられるものがあればと思って購入。
    前半部分が特に参考になった。

    ・脳のリズムと生活のリズムがずれると時差ぼけのような状態になってしまうため、生活リズムを安定させる必要がある
    ・時間の制約をつけて仕事をする(試験を受けている状態)
    ・夜の勉強は中途半端に行い、睡眠中の整理力に期待する
    ・家事や雑用が脳トレになる

  • ・規則正しい生活
    ・適度な運動
    ・仕事には時間の制約を
    ・マルチに活動
    ・人に話す習慣、受け手にどう伝わるかも意識して
    ・雑用や家事をこなす
    ・困難な課題やすぐに対処出来ないことへの置き場所を設けることで頭の中を整理
    ・マインドフルネス
    ・飽食、肥満は脳に良くない
    ・色々な趣味、コミュニティがあった方がひらめきが得やすい
    ・人を好意的に評価する癖をつける

    この辺りが自分で実践出来そう、すべき項目だと思ったのでメモ

  • 私の脳、頭の中がボケてきている(言葉が出ない、頭の回転遅い)とかな気がして、脳の活性化を目的に本を読む。
    ・何かやるのに時間の期限を持つこと
     朝ちゃんと起き規則のリズムを持つこと
    ・目を動かすと脳が動く。パソコンは目が動かない。
    ・アイデアは何の役に立つかでなく、誰の役に立つかを考える
    ・期限を決めて各時間での速度を意識して仕事をする。

  • 冴えるために特別なことは必要ない。普段忘れていた私生活を取り戻すように勤めればいいんです。

  • 脳神経外科医が脳を若々しく保つための日常生活のコツをわかりやすく解説している本です。

    特別難しいことが書いてあるわけではなく、日常生活のほんのちょっとしたところを工夫するだけで脳のトレーニングなるように構成してあるので、すぐに実行に移せそうです。

    私が最も印象に残ったのは「生活のどこかに試験を受けている状態を持つこと」です。家事にしても、仕事にしても制限時間を設けて行うことで脳の働きや耐久性が高まるというもの。

    そのほかにも実践出来そうな教えが満載です♪

  • 読み終わって感じたこと

    脳にとって良い習慣を身につけるために

    早く寝る
    起きる時間の固定
    前頭葉を鍛える
    →鍛え方
    家事など積極的に行う
    1日行動予定表を書く 前日の夜か当日
    時間制約も
    なぜ上手く行けなかったのか考える
    腹8分目
    興味を持ってなんでもやってみる

  • 脳にいい習慣をわかりやすく伝えている。
    ・生活の一部に「試験を受けている状態」=時間の制約状態を作る。
    ・家事こそ脳トレ。
    ・忙しい時こそ整理整頓。
    ・脳のためにも適度な運動を。
    ・ひらめきは「余計なこと」の中で生まれる。
    ・何の役に立つかでなく、誰の役に立つかと考える。

  • ・相手の身になって話す

    試験を受けている状態、を1日で何回作るか。
    真面目な人が陥りがちな悪習慣。

  • <まとめ>
    ★特に午前中脳の働きやすさがアップすること
    →散歩などの軽い運動
    →部屋の片付け
    →料理
    →ガーデニング
    →挨拶+一言
    →音読(できれば10分以上)
    ※睡眠中も脳は動いている
    →朝アイディアが浮かんでくる!
    ★家事は理想的な脳トレである
    ★報告書、まとめ、ブログを積極的に書こう
    →案ずるより書くが易し
    ★創造力を高めるには、活動をマルチにし、人生を楽しもうとすることが大切
    ★褒め上手な人は観察力が高い

    感想
    ・ 10年以上前の本になるが、有益な情報がたくさん詰まっていた。最近流行の、家事代行や家事を時短する家電に注目が集まっているが、メリットだらけではないと言うことも理解できた。自分でやることにより、より脳の生産性が上がり、脳トレになるのであれば、様々なことを思考し「あえて」やっていったほうが人生は楽しいと思う。

    ※私がビジネスで成功してしまったらその時は、時短のために家事代行に頼るかもしれないが

  •  築山節「脳が冴える15の習慣」、2006.11発行。次の5つの習慣、いいなと思いますw。①朝、手・足・口をよく動かす(生活の原点)②家事や雑用は「脳トレ」③注意力(目を動かし、耳をそばたてる)④適度な運動と腹八分目の食事 ⑤睡眠。 ④の腹八分目が一番難しいです(^-^) あとは大体OKのような気が。

  • 人とのコミュニケーションは頭の栄養になるんですね。

  • サラリと読めた
    朝の時間をいかに活用するかが大事

  • 再読
    23何も強制されていない環境に置かれると人間はいつのまにか脳のより原始的な機能である感情系の要求に従って動くようになってしまいます
    面倒なことを避けるようになり、感情型の快ばかり求める生活になる
    脳は基本的に怠け者であり楽をしたがるようにできています
    36脳の基本回転数を上げるには時間の制約が必要
    38試験を受けている状態を1日に何回か作る
    66小さな雑用を毎日積極的に片付けていると面倒臭く感じなくなってくる
    79 7つ以上の要素を同時には処理できない
    118少なすぎると考えられる境界線は約1000語、新聞のコラムを音読すると、その半分を発声したことになる
    142たとえ話をよくする人はボケにくい

    あくまでも私の理想だが認知機能を衰えさせないようにしたい
    同じ時間に起床就寝、パターン化する
    朝→散歩、音読、書く勉強、朝食
    日中→時間の制約をして仕事、ラジオ、
    伝えることを前提に情報を取る
    夕→散歩、筋トレ、片付け
    夜→準備、夕食、入浴、読書
    睡眠中→整理力に期待

  • 思考力を高めたくて読んでみた。
    が、思考力もないが記憶力もないことに気づく。

    『使える記憶』が少ない!

    インプットは結構してる(と思ってる)。でもいざアウトプットしようとすると全然出てこない。今日読んだ本の内容を家族に話し始めたのに、あれ?結局どんな内容だったっけ?と曖昧な記憶しかなく、ちゃんと話ができないことが多い。

    使える記憶を増やすためには、
    ●アウトプットを意識したインプットをする
    ●報告書やブログでアウトプットの機会を増やす
    ●会話する機会が少ない人は、書き写しや音読でトレーニングする
    と良いそうだ。

    報告書やブログ等でのアウトプットの機会は最近意識して増やしていたけど、会話についてはあまり意識してなかった。

    そういえば私、もともと会話する機会が少ないのに、コロナ禍でもっと会話しなくなっている。昔は喋るの得意だったのに、今では会話も人前で話すことも本当に苦手。

    発話する能力も維持するためには機会を増やしたりトレーニングすることが大事、ということが分かったので、なるべく人と会話するように心がけて、足りない分は音読でもしてみようかな。(字を書くのは好きだから書き写しはやってみたいけど、まとまった時間が取れないから挫折しそう)

    ☆人と会話しよう。
    ☆たとえ話をよくする人はボケにくいらしいので、上手にたとえ話ができるようになりたい。

  • メルカリ売却

  • ◯生活のどこかに試験を受けている状態をもつ
    ・脳に準備運動させて、基本回転数が上がりやすい状態をつくっておく。
    ・次に時間の制約がある仕事をし、集中力、頭のかいてんの速さを高める。
    ・終わったら、すぐ休むではなく、この状態を利用する。

    ◯自分を動かすルールと行動予定表をつくる。
    ・忙しい時ほど机の片付けを優先させる。
    ・思考の整理は物の整理にあらわれる。

    回転数を意識して、モーターをHighの状態で集中して仕事をこなすようにする。
    考える時間をさいしょうげんにしてテキパキとにかう悩まず動く。とにかくやってみる。失敗したら改善。
    どんどんこなしていく。

  • なんとか仕事の効率を上げるべく出会った本。

    「目標を細かく持つ」、「面倒くさいことを率先してやれ」、「景色を眺めながらの散歩をしろ」等々まぁボケ防止も含めて脳みそを効率的にぐるぐる回転させるためのアドバイスが書かれています。結構この本のアドバイスを生活習慣に取り入れてます。
    最近読んだ本のレビューを書くようになったのもこの本に「本を読むときは感想文を書く前提で読まないと駄目」と書いてあったから。目立った効果はないけどきっとやらないよりかは良い。

    総括:脳みそを目にも止まらぬ早さで回転させるにはきっと毎日定時付近に魅力的な合コンを設定することです。

  • 脳がどのようなものかわかりやすく説明されていた。
    朝起きたら脳のウォーミングアップやメモや睡眠で整理していく等実践してみようと思う事が沢山記されていた

  • あまり構えずに読んでいけた、わかりやすい説明で「脳」について考えさせられる。

  • まあ、そうですね。
    どこかで聞いた話が多かった。
    そのどこかで聞いた話の原典なのかも
    しれませんね。
    このあとにスマホが登場しているから、
    アップデートは必要な感じがします。

  • 難しい内容をわかりやすく書かれていると思う。古い本ではあるが、今でも充分に通用すると思う。この作者の他の本にも興味を持った。

  • 参考ポイント

    □④脳の持続力
    ・人から言われなくても自らやり、その行動を持続できる人は、活躍の機会が多い
    ・脳のタフさ。雑用を面倒がらずにやる→脳がタフになる。→前頭葉が鍛えられる。
    →変化の激しい時代の大きな困難に直面しても対応できる。
    ・若いころの雑用は買ってでもしろ
    ・面倒くささに耐える力
    ・毎日自分を小さく律することが、大きな困難に負けない体制を育てる。

    □⑤問題解決能力を高める。
    自分を動かすルールと、行動予定表をつくる。
    ・書類整理・本の整理のルールを作る
    ・行動予定を書く
    ・問題解決に至るプロセスを書く


    □⑧記憶力を高める
    ・報告書/まとめ/ブログを積極的に活用
    ・情報を意識的に脳に入力する。
    ・情報を脳の中で保持する
    ・入力した情報を解釈する。
    ・脳の中にある情報を出力する。
    ・人に伝えることを前提として情報を得る
    ・情報を解釈する。イメージでとらえる。

  • ずいぶん前に読んだ本だが、この本での学びが今、生きてる気がする。この先生の他の本も読んでみたい。

  • 記憶力や集中力、思考力を高めるため15の生活習慣について解説されています。著者が脳神経外科医ということもあり、脳の医学的知見から効果が裏付けられているので、非常に説得力があります。何か特別な鍛錬を押し付ける訳ではなく、日々の生活リズムを安定させることや、健康に留意すること、机を整理することなど、ごくごく普通に生活の中に採り入れることができる内容だったので、とても参考になりました。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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