すごい抽象的な言い方をすると、悲しいけど綺麗でした。
何が?といわれるとうまく表現できないですが、まず話の内容は悲しい。ほんの些細な関わりから事件に巻き込まれていく琴美。その恋人のブータン人ドルジ。琴美の元恋人の河崎。2年後に登場する椎名。
かつて琴美・ドルジ・河崎が経験した悲しい事件と、二年後河崎と椎名が起こした事件と・・・。この二つが絡み合い、終わりに向かっていく。迎える結末が本当に悲しい。
ただ、琴美とドルジの二年前は綺麗だし、最後が暗示されている部分もとても綺麗な描写なのでただ悲しいだけでは終わらない、単なる絶望感とは一線を画しているような気分になります。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 伊坂幸太郎

この本が映画化になった頃、わたしはまだ大学生で、友達に「陽気なギャングの映画見たいんだけど」と誘われ、「あんた何馬鹿なこといってんの?」と返した記憶があります。
最近伊坂幸太郎をよく読むようになり、つい先日この本も読破しました。
読んでみての感想は、ある意味題名程突拍子のない話で、ある意味そこまで突拍子のない話ではない。何度も訪れるどんでん返しはすべて伏線が張られていて、後半になればなる程引き込まれていく。ミステリーかつコメディなテンポのよい話です。
それぞれ銀行強盗の名前で目次が組まれていますが、特に一人称が変わっていくわけでもなく、誰に注目すべきかの道標になっています。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 伊坂幸太郎
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妻を失った元教師、自殺させ屋、殺し屋が一つの交通事故によってそれぞれのある人物へと近づこうとしていく・・・。
話は主にこの三人の視点から語られます。読み始めは「また違う人が出てきた・・・」と戸惑いながら読み進めていきました。ただ、ほかの方も書いてらっしゃいますが、三人の視点で語られることにより、時間軸・個々人の行動を深く理解することにつながり、非常に緊迫感がある話に感じられました。
読み進めるうちに感じる緊迫感、自分が感じている感覚とは別の行動・言動に対する焦燥感。
私がこの作品を読み終わっての感想はまさにこの2つの感覚です。先が気になって眠れませんでした。

星4つの理由は、最後のどんでん返しと鯨。作品のところどころにラストへの伏線が張られているのですが、結末に自分が納得できなかったといいますか、子供たちのことを考えるとなんだか悲しい結末のような感じがしたので・・・。個人的感覚で申し訳ないです。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 伊坂幸太郎
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東野圭吾作品にはまるきっかけとなった一冊。
それまで割と心あたたまる話が好きだった自分にとったら衝撃的でかなり挑発されたように思います。
全く関係のないように見える亮二と雪穂、その二人の周りで次々に起こる事件、それに伴って不幸になっていく人々。さらにはそれを追う刑事・・・。自分たちの幸福を手に入れるために次々と犯罪を犯し不幸を誘発していく様は灰色っぽくて、まさにタイトルとおり。
自分的残念はドラマ『白夜行』の放映直前スペシャルみたいなやつを見て興味を持ったので、一番キーとなる亮二と雪穂の関係がわかった上での読み始めだったことです。ドラマはドラマで良くて、号泣しましたが・・・。もし二人の関係を知らずに読んでいけば更なる衝撃を受けられたのに!と、それだけが心残りです。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 東野圭吾
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んー、恐怖。
白夜行の続編を思わせる描写が作中に何箇所かあるけど、これを続編だと認めたくないという気持ちが非常に大きいです。

私は白夜行のラストは「雪穂すごいショックなんだ・・・・」って感じていたから、これが続編だとなるとそれが覆ってしまう・・・

なので全く別の話として考えています。
内容は冒頭の通り恐怖。
でも美冬を巡る人間関係には引き込まれるので楽しめるのではないでしょうか?

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 東野圭吾
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女って怖い・・・・・・・・・。
でも、子供ができないから離婚っていうのはいやだし、結婚したからには愛されたいっていうのは当然の心理だと。

―離婚を切り出されたとき、彼女による”救済”は終わった。
結婚期間中ずっと”救済”し続けていたっていうのは私にはなかった視点だったし、個人的には容疑者Xよりも好きですね。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 東野圭吾
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暗い。負の部分が前面に出ている本だった。

割とボリュームがある上に暗い始まりだったので、読みきれるか心配だったけど、読んでいるうちに何かひっかかるような感じがして、それを解消したいがためにどんどん読み進められました。

読み終わった感想は、たとえ子供であっても、意図的に人の人生をコントロールできるのだなぁ、と。
そこに一番ぞっとしました。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 東野圭吾
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冒頭は”ナオミ”の不具合から起きた事件から始まる。
暫く後、三人の男は自分たちの保身のため死体リレーを仕組む。しかしその中では他の思惑もあり、冒頭の事件との関連性も明らかになっていく。

結構東野圭吾の作品は読んでいるけれども、その中では比較的さらっと読めました。
ラストは「あぁ、そっちにいくのか」という印象で、いつも味わうような衝撃はなかったように思います。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 東野圭吾
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実家に帰った時、母から進められて読みました。
基本的に時代劇やファンタジーは読まないのですが、これは面白く、読み進めることができました。
ファンタジー?なんですが、有り得ない話じゃないかも・・・を思わせらました。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 宮部みゆき
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映画が公開になり、わたしの大好きな西島秀俊さんが出演されるということだったので話が気になり購入しました。
読んでみて、好青年がずるい男にしか思えなくて・・・。ラストも考えると『純愛』といえるのかもしれませんが、ずるい。
ハッピーエンドなんだけれどもなんだか納得できない、そのような印象の本です。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 辻 仁成
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江國香織さんの本をとても久しぶりに読みました。
江國さんの本を読むと感じるふわふわした、なんとなくぽーっとした気分を久々に味わうことができました。
雰囲気は好き。ただ、最近結論のはっきりした話ばかりを読んでいたせいか、スッキリしないまま終わってしまったように思います。
おそらく私は、柊子と美海の原さんへの想い・行動から何か答えを見つけたかったのに見つけられなかったから。いつもの幸せな感覚と一緒に消化できない何かが残ってしまいました。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 江國香織
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吉本ばななの本の中で一番好き。
特に白河夜船で、恋人の奥さんと出会うはずがないのに出会う場面がとても素敵だったと思います。

読んでから7年近く経過しているので、もう一回読み返してみようかな。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 吉本ばなな
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どんより。
気になって先に読み進めていくのですが、最終的な気分はどんより。

これだけいうと「面白くないってこと?」となるかもですが、多分作者の狙いは成功で、それが最終的どんより繋がっているので話自体は面白いです。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ ミステリー
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ニシノユキヒコと恋した女たちの話。
ニシノユキヒコかわいそうだな。
いろんな人と恋して結婚願望もあるのに、本気になれない。
でも楽しそうな恋してたからちょっと羨ましい。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 恋愛小説
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「文四郎さんの子がわたしの子で、わたしの子が文四郎さんの子であるような道はなかったのでしょうか?」
「私もそれだけが心残りです」


この小説はすべてこのやりとりに凝縮されていると思っています。(ただし、上記会話はうる覚えの部分があるので、もう少し長かったと記憶してます。。。。。。)
この会話で二人は救われたんだろうな、と切なくて号泣しました。

2010年5月2日

読書状況 読み終わった [2010年5月2日]
カテゴリ 時代物
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完璧に騙されました。
もちろんいい意味で、自分がイメージしながら読んでいたものが全く違っていました。
本当にラストは驚愕で一瞬本の世界から置いていかれたような気がしました。

ただ、残念だったのは、ラストがよくある恋愛もので終わってしまったことですね。
その前のインパクトに正直負けてしまってたかな?

2010年5月4日

読書状況 読み終わった [2010年5月4日]
カテゴリ ミステリー
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読み終わってほっこり気分になりました。

陣内みたいな裏表のない人っていいな。

本の内容も短編のような長編で、すべてがリンクしていてスラスラ読めたし、後読感は本当に素敵。
昨日読んだ本が暗かったから癒されました。

2010年5月5日

読書状況 読み終わった [2010年5月5日]
カテゴリ 伊坂幸太郎
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最初はのめり込むように読んでいたけど、最後の救いようのなさに辟易した。
初恋の子にあんな風に思われたら立ち直れないし、親もどうしようもないし、報われなさすぎ。
その結末に耐えられるほどの内容ではなかったかも・・・と思います。

2010年5月5日

読書状況 読み終わった [2010年5月5日]
カテゴリ ミステリー
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NHKでドラマの再放送を見て購入。

最初は場面がしょっちゅう切り替わり、ドラマのようだったのでついていけなかったけど、進めていくうちにおもしろい!と思いました。

ただ、やはりドラマ本のためか?文章だけでは理解しにくいところもあってそこはちょっと残念でした。

2010年5月5日

読書状況 読み終わった [2010年5月5日]
カテゴリ ミステリー
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美丘と主人公の最後の13ヶ月。
自分を失くしていく美丘の強さが余計に切ない。

そして声を吹き込むツールとして、セカチュー時代はカセットだったのに今の時代はiPodなのかとそこにちょっと衝撃。(まぁ、当たり前のことなんですけども・・・)

石田衣良の話は初めて読んだけど、予想していたよりも柔らかい本でした。
ただ、麻理の強さがちょっと不自然に感じるというか。。。
麻理のおかげでいかに美丘に惹きつけられたのかがわかるけれども、麻理が最後までよくわからなかったです。

2010年5月5日

読書状況 読み終わった [2010年5月5日]
カテゴリ 石田衣良
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表紙の二人が美しすぎて購入。

内容は交通事故で恋人を失った泉美の苦悩と開放?の物語。
さらっと読めました。
ありきたりな物語ではあるけれども、表紙の二人にぴったりのお話だとおもって読みました。
タイトル通りの本でわかりやすく、入り込みやすいかな。

2010年5月5日

読書状況 読み終わった [2010年5月5日]
カテゴリ 恋愛小説
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実家に帰る新幹線の中で読破

ご飯ってすごい大事

2010年5月9日

読書状況 読み終わった [2010年5月9日]
カテゴリ その他
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8年後小惑星が衝突して、地球は滅亡します。
なんてこと言われたらぶつかる前に人類は滅亡してしまうのかな、と今まであまり考えたことのないことをちょっと思ったりした。
ヒルズタウンに住む人たちの終末へ向かう日々が淡々と、でもつながりを持って描かれていておもしろかったけど、今まで読んだ伊坂幸太郎の本の中では一番時間がかかった。

2010年6月10日

読書状況 読み終わった [2010年6月10日]
カテゴリ 伊坂幸太郎
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光を浴びるためには科学ではなくて努力しかない
それを痛烈に感じた。

娘の名前はなんだったのかな?
途中なぜかジェイソンが頭から離れなくなったけど。

娘の「ベイビー」
強くなりたいと娘が願ったのか、ただの実験台だったのか、それはわからないけど、切ない最後だった。

2010年6月11日

読書状況 読み終わった [2010年6月11日]
カテゴリ 東野圭吾
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