和田忠彦のおすすめランキング

プロフィール

東京外国語大学名誉教授。専門はイタリア近現代文学、文化・芸術論。主な著書に『遠まわりして聴く』(書肆山田)『タブッキをめぐる九つの断章』(共和国)など。『小説の森散策』(岩波文庫)、『永遠のファシズム』(岩波現代文庫)、『文体練習 完全版』(河出文庫)などエーコの訳書も多数ある。

「2022年 『中世の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田忠彦のおすすめランキングのアイテム一覧

和田忠彦のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『むずかしい愛 (岩波文庫 赤 709-3)』や『夢のなかの夢 (岩波文庫)』や『きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)』など和田忠彦の全76作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

むずかしい愛 (岩波文庫 赤 709-3)

450
3.42
カルヴィーノ 1995年4月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

サントリー角瓶がかつて掲げた宣伝文句、「『角』÷H20(筆者註:エイチツーオー)」。 太い角張ったゴシック体で提示されるその強烈なキャッチコピーにつづい... もっと読む

夢のなかの夢 (岩波文庫)

426
3.71

感想・レビュー

現代イタリアの作家タブッキ(1943ー2012)が、歴史上の芸術家がかつて見ていたかもしれない夢を想像し作品化した連作短編集、1992年。 □ ... もっと読む

きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)

397
3.36
都甲幸治 2016年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

村上春樹/ルイス・キャロル/大島弓子/谷崎潤一郎/コナン・ドイル/J・R・R・トールキン/伊坂幸太郎/太宰治 どれかの名前にピンときたら読んでみても... もっと読む

ウンベルト・エーコ 小説の森散策 (岩波文庫)

332
3.85

感想・レビュー

小説家で記号論学者のエーコの文学論。テクストと読者。虚構と現実。その二つの関係をクロスさせながら、境界の曖昧さを示し、文学の機能と意味を探る。大学での連続... もっと読む

カルヴィーノ アメリカ講義――新たな千年紀のための六つのメモ (岩波文庫)

221
3.77

感想・レビュー

朝日新聞社から出ていた「カルヴィーノの文学講義―新たな千年紀のための六つのメモ」の文庫化。 もっと読む

時は老いをいそぐ

212
3.83

感想・レビュー

驚いた。1週間ほど前に休みがとれたときこの『老いは時をいそぐ』を読み終わったところだった。なんとなくすぐには感想が書けず、少しゆっくり考えたり読んでから書... もっと読む

パロマー (岩波文庫 赤 709-4)

205
3.48
カルヴィーノ 2001年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自然科学的な物事の観察が、だんだん哲学的な範囲に及んでくる。カルヴィーノ自身もきっとそういう性質だったんじゃないかと思うが、こういう人は一定数居るだろう。... もっと読む

ウンベルト・エーコの小説講座: 若き小説家の告白 (単行本)

197
3.50

感想・レビュー

エーコが大学で行なった客演講義を書き起こしたもので、邦題では副題になっている「若き作家の告白」が原題。「学者としてはプロ、小説家としてはアマチュア」と自称... もっと読む

ウンベルト・エーコの文体練習 (新潮文庫 エ 6-1)

188
3.22

感想・レビュー

(2017.01.20読了)(2017.01.17拝借) ウンベルト・エーコさんは、2016年2月19日に84歳で亡くなっています。「薔薇の名前」はいず... もっと読む

永遠のファシズム (岩波現代文庫)

174
3.53

感想・レビュー

「移住、寛容そして耐えがたいもの」から、「1 第三千年紀の移住」より。 「ヨーロッパが相変わらず移民の事例として扱おうとしている現象は、どれも実は移住の... もっと読む

いつも手遅れ

171
4.00

感想・レビュー

手紙は常に時間にうまく着陸できない。そもそもこれらの書簡は届けられたのかさえ怪しいものもある。とはいえ、言葉は祈りだ。届くことを前提として書かれた言葉は傲... もっと読む

ウンベルト・エーコの文体練習[完全版] (河出文庫 エ 3-2)

170
2.83

感想・レビュー

さまざまな事物のパロディ短編集。文体練習・・・というにはあまりにも知的遊戯。正直元ネタが全くわからないものもあったので自分の知的レベルの低さが呪わしかった... もっと読む

魔法の庭 (ちくま文庫 か 25-3)

165
3.44

感想・レビュー

子供が抱く子供ならではの強迫観念、残忍さがシンプルな語り口ながら豊かに描かれる。戦争というものが、日常見る夢のようで、それがかえってリアルで、滑稽ながら常... もっと読む

イザベルに: ある曼荼羅

149
4.00

感想・レビュー

タデウシュにはイザベルの言葉が納得のいくものだったみたいだから思うのだけれど、人を動かすものの非合理を自分は過小評価しがちなのかもしれない。 何かに... もっと読む

とるにたらないちいさないきちがい

124
2.86

感想・レビュー

『アメーリアは、書くことの偽りについて考える、正確に定義された言葉や、物事を捉え、ガラスの個体に結晶させる動詞や形容詞の働く横暴』―『部屋』 初めて... もっと読む

フェルナンド・ペソア最後の三日間

113
3.79

感想・レビュー

死の床につくフェルナンド・ペソアの元に、詩人が生みだした分身たちが次々と訪れる。ペソアを敬愛するタブッキが、詩人の最後の日々を想像力豊かに描いた中篇小説。... もっと読む

魔法の庭・空を見上げる部族 他十四篇 (岩波文庫)

98
3.13
カルヴィーノ 2018年9月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

レコスミコミケどこにしまっちゃったんだろ。読み返したい欲マックスになった。 もっと読む

文学について

95
4.67

感想・レビュー

『二重のコード化の例は、今日ではたくさんの広告でも見ることができる。ある階層においては、ごく少数の映画作家にしかわからない実験的なテクストのように構成され... もっと読む

女王ロアーナ,神秘の炎(上)

94
4.00

感想・レビュー

記憶をなくした主人公(なぜかはわからない)が、自分の過去を、当時の書物や世相を通じて再構築していくという、いかにもエーコらしい捻くれた物語。自分を形作って... もっと読む

コッローディ『ピノッキオの冒険』 2020年4月 (NHK100分de名著)

91
3.55
和田忠彦 2020年3月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

解説として、すべての見方ではないと思うが、一つの意見や見解を読むのは楽しかった。イタリア国家統一を果たし、近代化に向けて走り出した時代に書かれた本。ディズ... もっと読む
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