感想・レビュー・書評

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  • 文学
    雑誌

  • カズオ・イシグロ ★★
    ジャネット・ウィンターソン ★★★★★
    エドウィージ・ダンティカ ★★★★★
    ジョナサン・サフラン・フォア ★★★
    ダニエル・アラルコン ★★★★★
    サルマン・ラシュディ ★★★
    ルシア・プエンソ ★★★
    ヒカルド・リジアス ★★★
    窪美澄 ★★★
    藤野可織 ★★★★
    島田雅彦 ★★★
    堀江敏幸 ★★★★
    木村友祐 ★★★
    黒田夏子 ★★★★
    松家仁之 ★★★★★

  • 頑張って全部の短篇読んだ!(正直に言うと全く理解できそうにない一篇のみ途中で断念)
    すごく楽しみに、わくわくしながら読んだのだけれども、わかるようなわかんないような、抽象的な作風のものが多く、心にスパッとはまる一篇には出会えず無念。だけどこれ、粒ぞろいのアンソロジーなはずで、それが理解できないのは、読み手である自分に問題があるとしか思えず、やはり自分の中の何かが鈍化したということなのか。だとしたらとても悲しい。
    一番好きなのは藤野可織『時間ある?』。絶対そういう展開だろうと予想しながらもゾワッとさせられた。
    あと、島田雅彦『ヴェネチアの死者』も好き。
    長篇は好きなダンティカやジョナサンサフランフォアのはなぜかいまいちピンと来なかったなあ。もしかしたらどれも寝る前に読んだので、眠たすぎて入り込めなかったのかもしれない。嗚呼。

  • 英語圏の文芸誌『GRANTA』の日本版、第2号。日本版といっても単純な翻訳刊行ではなく、かなり自由な編集がなされているようだ(これは日本以外で刊行されている、「国際版」でも同様)。
    目当てはカズオ・イシグロ『忘れられた巨人』の第1章、第2章の先行掲載。4月の下旬には単行本が刊行されるのだが、我慢出来なかった……。その『忘れられた巨人』は、先行作では『充たされざる者』を思わせる雰囲気で、これこれ! という感じ。『わたしを離さないで』の人気は解るのだが、やっぱりイシグロにはカフカ的な不条理世界を描き出すことを期待してしまう。単行本が楽しみ。
    翻訳短篇はどれも良かったのだが、どれかひとつを選ぶならサルマン・ラシュディ『黄金の枝』。収録作中、最も短いが、最も切れ味が鋭いのがこれ。次点はヒカルド・ジリアス『トリア』かな〜。ジャネット・ウィンターソン『ガートルード・スタインについて知っていること』と迷うが、ここはやっぱり前者を推したい。
    国内短篇は島田雅彦『ヴェネチアの死者』、堀江敏幸『徳さんのこと』、黒田夏子『道の声』が良かった。

    作品の内容云々とはまったく無関係なのだが、『横書き』を前提に書かれている黒田夏子を一番最初に読むと、全部横書きでも思ったほど疲れなかった……というのは発見と言えるのだろうかw でもやっぱり疲れるのは疲れるので、何とか縦書きにして貰えんものだろうか。大元の『GRANTA』と、ある程度合わせるのは仕方ないとはいえ、全部横書きは読むのが疲れる。マジで。

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著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

カズオ・イシグロの作品

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