1話目、火焔太鼓。火事を消す魔法の太鼓。使い方を間違うと火事を起こす太鼓。その秘密は化け物のような火の神様で、しかもその火の神様は元は村人、という話。

2話目、一途の念。母親/奥さんの一途な念が子供の顔さえ変えてしまっていた、という話。

3話目、魂手形。迷ったり、悲しんだり、怒ったり、恨んだりした魂の集まる里がある。悲しい殺され方をした魂のために復讐をする話。

1話目が印象深い。事故で大火傷を負い人生が変わってしまうというのも本当にやるせないし、1人の犠牲で村に恩恵がある、というあり方が大変悲しくてやるせないと思う。一度恩恵を得てしまった村がその恩恵をなかなか手放せないというのもやるせない。

2話目の女の子が、語った後どこかに行ってしまって悲しい。小旦那さんと一緒にいてくれたら良かったのに。

3話目は吉富さんとお竹さんが良い人だったことがとても良かった。冷んやりとした空気の温度や白檀の香りまで漂ってくる様な雰囲気のあるお話し。

2023年8月12日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年8月12日]

読んだことを後悔してしまう本。時間も、目の乾きも、読後感の悪さも、全てがもったいない。
読み始める前の私に、これはやめておきな、と教えてあげたい。

2023年4月2日

読書状況 読み終わった [2023年4月2日]

湯川先生シリーズでいつもある心を絞られる様な切なさとやるせなさが、このお話は少しソフトでした。
その分、少し希望と救いがあります。
湯川さんと、なえさんと、根岸さんには救いがあったんじゃないかな。
あの湯川先生がこんなことを言うなんて。
こんなことを言うなんて、これが湯川先生シリーズの最終回なんじゃないか、と私は心配になりました。
もっと何作もたくさん続いて欲しい。

2023年1月22日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年1月22日]

これは辛い病気です。ご本人も、家族も、本当に辛い。
画期的な治療法、予防法が早く出来ると良いと本当に思う。2017年の発見などが書いてあるので、これが上手くいって予防が確立されのを心から望みます。

2022年11月27日

読書状況 読み終わった [2022年11月27日]

湿地に産まれ、次々と家族が去って、6〜7歳から1人で湿地で生き抜く少女の一生の物語。人は一人一人彼女の元を去って行く。ひっそりと支えてくれる人もいる。
湿地の自然の中で、こんな風に暮らしていくのもなかなか良いのかもしれないと思えてきます。彼女は、そんな良い物じゃない、って言いそうだけど。

そして、最後のページはとても驚いたし、大変悲しかった。

2022年4月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2022年4月1日]

たくさんネタバレしてあります。
ほぼあらすじです。


















心淋し川
貧しく恵まれない家庭(と一見見えつつ本当は親は子供達を大切に思う情の深い親だったりもします)とみすぼらしい町を出たい娘。恋をするけど相手は遠く京都へ修行に行ってしまう。好きあってるのに切ない話。


閨仏
残念ながら見た目の美しくない娘たちが同じ旦那に囲われて4人も同じ家に暮らしてる。旦那が亡くなり、1人が新しい気の合う人と出て所帯を持つのか迷って、結局家に残り女4人で暮らしていく話。見た目が美しくないことに拘るとか、妾さん4人も一緒に暮らさせる、けど多分良い人、な旦那さんにも闇を感じる。


はじめましょ
小さな飯屋の主人が昔の恋人と奥さんが育てていた養女と所帯を持って幸せに暮らす話。多分唯一幸せな明るい話。少女が自分の子じゃ無かった、拾った子だった、というのは何のマイナスにもならない気がするのですがね。寧ろ『他の男性と彼女の子だった』っていうよりわだかまり少なくないですかね?拾い子だと分かる前に既に懐いている可愛い良い子ですよ。違うのかな。最後は幸せになって良かった。


冬虫夏草
はたから見れば出来の悪い息子なのに、母親の愛情、お嫁さんへの嫉妬が凄い話。最後は障害を負った息子は離婚して、身代も傾いて、長屋で母と寝たきりの息子が暮らしている。


明けぬ里
顔は並で気が大層強い元遊女は変わり者の旦那に自由にしてもらい、博打癖のある夫と喧嘩しながら暮らしている。1番綺麗で1番売れてた姐さんは不本意な人に引かされて、恋人と心中してしまった。感想が言葉にならない。


灰の男
『寂寥』の話。
穏やかな差配さんは、息子の仇を打とうとしてる元町役人だった。しかし、仇の相手もまた息子を殺された父親だった。その事実を知ったことで、彼の恨みは少し軽くなったんじゃないかな。息子と、その後追うように奥さんを失った悲しみは消えないだろうけど、恨みの心が少し軽くなると彼は少し楽になるんじゃないだろうか。これからも良い差配さんとして長生きして欲しい。

2022年2月17日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2022年2月17日]

まだ私には難しくて、何か分かった、得るものがあった、という所までは行かないけれど、なんとなく何かが見えそうな気がしました。

2021年9月18日

読書状況 読み終わった [2021年9月18日]

可もなく不可もなく。
病院の待合室にいるなら読むかな。
他の用事に優先させて読むほどではない。
これは、前編なのでしょうか?
最後、これは続く話なのかな。

鍼灸師と風を読む女の子の話。

2021年9月18日

読書状況 読み終わった [2021年9月18日]

面白かった。多分みんなそうだと思いますが、最初から最後まで福山さんと北村さんと柴咲さんで頭の中で再生されました。

湯川先生が、容疑者Xの石神さんのことを後悔してるのが胸に深く刺さりました。私もあれは忘れられない。

2021年9月12日

読書状況 読み終わった [2021年9月12日]

知的障害や認知機能の偏り、歪みが少年院の少年には多い、と言う話。
勉強も苦手、運動も苦手、対人関係も苦手、家庭環境も恵まれていない、と生きづらくなり非行に及んでしまうのではないか、と言う話。
確かに、それは生きづらいだろうなあ…と思うし、
今の体制で学校の先生が担うのは大変だろうし、
矯正施設にかける費用を、学校での学習の援助や社会性の訓練に使えれば良いんだろうけど、一朝一夕には行かないのかもね。少しづつでも進んで行って、生きづらい人や、被害者が減っていく社会になって欲しいです。

2021年7月22日

読書状況 読み終わった [2021年7月22日]

最後、シルベスターが帰ってきて本当に本当に良かった。
とても嬉しかったです。

2021年7月21日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年7月21日]

良い本でした。とても面白かった。
子供向けなのでしょうかね。読みやすかったです。

人間は自由への欲望がある。
争いをしないための1つの方法が「自由の相互承認」(ヘーゲル)
問いの形のマジックと一般化の罠

ニーチェ ニヒリズム
一般解は無い。納得解を求めればよい。
Ex 生きる意味 勉強する意味

いじめは自己不全感と閉鎖性が原因の1つ
人間関係の流動性が大事


ブックガイド 参考文献
知識ゼロからのニーチェ入門 幻冬舎 2012年
竹田青 藤野美奈子
図解哲学がわかる本 竹田青嗣
社会契約論 ルソー 桑原武夫訳 岩波文庫1954年
法の哲学 ヘーゲル 藤野渉訳 中公クラシックス2001

2021年6月3日

読書状況 読み終わった [2021年6月3日]

可もなく不可もなく。
犯罪心理学者が事件の謎を解く。
面白くないと言うわけではないのですが、私には特に刺さらず。

作者はどんな容姿をされているのか…
小柄でふくよかなのだろうか、とか思っちゃいましたがどうなのでしょう。

2021年4月27日

読書状況 読み終わった [2021年4月27日]

分からないことも多い分野のようなので、彼の考えでは、という部分も多そうだけど。日本人はどこから来たのか、に対する海部さんの考えは

アフリカを出てヒマラヤの南と北に分かれてユーラシア大陸を横断してきたホモサピエンスが東アジア辺りで再開し、その後対馬ルートで日本に来ただろう。
別ルートで少し後に台湾から困難な航海をして沖縄に来た人々もいるだろう。
また別ルートでシベリアから北海道に来た人達もいるだろう。
その後時が経って弥生時代には中国、韓国から稲作、金属の文化を持った人々が対馬から渡ってきて本州と九州で混血して行っただろう。
北海道にはオホーツクにいた顔の平坦なアザラシなどの漁をする人々も渡ってきて、混血して行っただろう

ということでした。

台湾からの黒潮を横断する航海がその頃の航海技術で可能なのか、
島間の移住には男女何人くらいが移り住めばその後人数が維持出来るのか、
興味を惹かれるけどまだ分かってない、これから実験するとか、数理の先生に計算を依頼したので時期に答えをもらう、とか、知りたいけどこの後どの本読んだらそれ分かるの?という問題が多くてもどかしかった。

その後ぐぐったら、多分島間の移住には男女含め10人、2家族位は必要、のようだった。
台湾からの航海はその後実験してみたようなので、本を探してみようと思う。

2021年3月7日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年3月7日]

怖いですねえ。
犯罪を犯すということは、多分恐ろしいことなんだと思います。
取り返しのつかないことをしてしまい、取り返しがつかなくなるのって本当に恐ろしい。

2021年1月8日

読書状況 読み終わった [2021年1月8日]

たくさんネタバレしてあります。








いつもの宮部みゆきさんの文章よりも少しだけ癖があり、漢字が難しい様に感じて、世界観の中に入るのに時間がかかりました。

『クーデターで隠居させられた若い藩主は、解離性同一性障害で、父親を殺した過去がある』となれば、幼い頃に虐待があったのだろうとすぐ察しがつきますが、その察しがつくのが上巻の後半。
そこから宮部さんらしいホラー要素が入ります。
登場人物が多くて、ほとんどの人が魅力的な人達です。
解離性同一性障害の美しい若い前藩主が重興さん、
不幸な結婚から出戻って父親のひっそり暮らしていた多紀さんは、強く、優しく、肝が座っている。
多紀さんの従兄弟、半十郎さんは槍が強くまっすぐな気性で優しい熱血漢。
江戸屋敷で重興さんを育てた家老が石野織部さん、
重興さんの前妻は由依さん、
気の良い女中のおごうさんとお鈴さん(14才)
気の利く下男の寒吉さん
重興さんの主治医の白田先生、
村と家族を焼かれ一生かけて犯人を探していた繰屋新九郎、
九蛇と桐葉の狭間の親子、
千竹さん、
他多数


成興さんの、狭間と陰廻の統合の試みがそこまで恨みを買うものだろうか、ということに疑問が残ることと、
ストーリーがある程度予想出来るシンプルなものなので、宮部さんの最高傑作では無いような気がします。
テーマは虐待とDVなのでしょう。
それぞれの人の心の動きは細やかに細やかに描いてあります。

最後に成興さんがお元気になって、多紀さんと幸せになってくれて本当に良かった。これが無ければ救いが無くて悲しい悲しいだけのお話できっと読後が辛かった。琴音がいなくなった時は私も少し寂しく思いました。

春から出土村にたった一軒で暮らすのはちょっと寂しすぎるやうに思います。春までに考えなおしてくれないかな。

2021年1月3日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年1月3日]

2009年7月、北海道 大雪山系トムラウシ山でツアー登山のグループが遭難し、18名中8名が亡くなった。
遭難の経緯、低体温症について、安全な登山のために、ツアー登山の問題点等についての考察の一冊。

低気温、雨に濡れること、風、疲労、摂取カロリーの不足で日本の夏でも低体温症で人が亡くなる。

複数の判断ミスや、悪い状況が重なってこの大きな遭難事故が起きたようで、引き返すポイントもいくつかあったけれど、生き物としての人間は厳しい気候や環境に対して、なんと弱いものかと言う感想を持ちました。

2020年12月1日

読書状況 読み終わった [2020年12月1日]

挫折。数年ぶり2回目。

まとまった時間がなかなかとれなくて、2回目の挫折。子供達がもう少し大きくなったらまた読もうと思います。

2020年11月28日

読書状況 積読

今回もたくさんネタバレしています。













お嫁に行ったおちかの後を継いで、富次郎さんが聞き手になりました。
今回はうまく府に落ちない話も多く、私がまだ諸々不勉強で理解出来ない話達なのかもしれません。



なきぼくろ
なきぼくろが女性に取り憑いて、家族の男性に(義理の弟、最後は父親にも。)迫る話。
なんともやるせない話ではありましたが、結局父親となきぼくろの女性の関係も分からず、少し消化不良感が残りました。


姑の墓
良い人だったのに、晩年意地悪な姑になってしまった女性が、死んでも子孫やそのお嫁さんに意地悪をする話。桜の綺麗な山に登ると突き落として殺してしまう。
最後に、お母さんが何故意地悪な姑に取り憑かれてしまったのか。彼女の心に影らしきものが全く感じられなかったので何故彼女が取り憑かれてしまったのか、府に落ちなかった。


同行二人
親と奥さんと子供を病で亡くした飛脚の男性と、奥さんと子供を囲炉裏の事故で亡くした男性の幽霊の話。彼らの悲しさが、読んでいて悲しくて悲しくて仕方のない話。これは本当に可愛そうだった。



黒武御神火御殿
長編。これは宮部みゆきさんの「沈黙」でしょうかね。非キリスト教からの視点になっているような気がしました。
罪を犯した人達がお化け屋敷に閉じ込められ、次々に殺されてしまう話。最後に2人(放蕩息子と母親の仇を打った若い女中さん)が逃げ出します。
うーん、これも府に落ちない感も残る…かなあ。まあ、でも、これは情状酌量があるのでは…という2人が逃げ延びたので全く府に落ちない訳でもない…


次の巻も期待しています。

2020年11月8日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年11月8日]

お母さまが弱って死んでいく過程、場面の描写が秀逸でした。静謐な空気が流れていました。
かずこが上原さんに自意識過剰な、前につんのめった感じの、もうストーカーっぽい手紙を送った頃は、あー、もうお母さま死にそうなのに何やってるの…と大層心配しました。
上原さんにはそんな気は、かずこを愛人にする気はないのかと思いきや、ほれちまった、なんて言われて意外でしたが、多分あれはその時ちょっとそう言っただけで、ちょっとそんな気がしてみただけで、別に惚れていたわけでは無いのではないかな。
お母さまが死んで、直治が死んで、多分上原ももうすぐ死んで、かずこは赤ちゃんと生きていくというのは、赤ちゃんがいるのは、もしかしたら光なのかもしれない。一人ぼっちじゃないですからね。
6年後に再開した上原があんなにもみすぼらしく、醜く描いてあるのは、何故ですか、太宰さん。

2020年5月10日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年5月10日]

少し話が軽過ぎるかなあという気がしなくも無いですが、病院の待合いとか、電車の中とかで、細切れに軽く読むのに丁度良く面白いです。

幽霊の見える古道具屋の倅、
倅の幼馴染みの人の良い棒手振り魚屋さん、
倅の修行先の古道具屋の旦那さん、
修行先の小僧さん、
修行先のお得意さんのご隠居さん
が主な登場人物です。



最後の話は切なくかわいそうでした。
小さな子供が不慮の事故で死ぬほど悲しいことは無いです。最後は良かったね、という話です。
5歳の子供が、一緒に溺れた妹を助けられなくても誰もあなたを責めたりしないよ。仕方のないことでしたよ。

2019年12月15日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年12月15日]

たくさんネタバレしてあります。







三島屋のおちかさんの話、五巻目。怪我をして奉公先から戻ってきた三島屋の次男の富次郎さんが一緒に話を聞くようになりました。

開けずの間---この本の中で1番怖かった話。怖くて悲しくて引きずってしまう話。1番上の姉さんが子供を離婚先に取られた子供に会いたくて会いたくて、悪いものと取引をして家の中に引き入れてしまった。その悪いものは誰かの命を差し出せば願いを叶えてくれる。1番上の姉さんは自分の命と引き換えに子供を取り戻し、1番下の姉さんはつまらない嫉妬から、1番下の弟の命と引き換えに次女の許嫁を手に入れ、次女は元許嫁と無理心中、次男は長兄を刺し殺し、父は三女の命と引き換えに長兄を生き返らせ、次男とその子供も事故で死んだ。最後には年老いた父親も死に、年老いた母親が自分の命と引き換えに、悪いものに家から出て行ってもらった。
最初に子供と会いたかった長女が悪かったとは思えない。不運だったとしか思えないな。誰かの命を差し出せば何でも願いが叶うなら、人はやってしまうのかな。誰かの命を差し出すなんて恐ろし過ぎますけど、会えなくなった子供に会いたい、死んだ奥さんを生き返らせたい、とかならやってしまうのかもしれないとも思います。

だんまり姫---この本の中で1番好きだった話。幽霊や物の怪と話すことの出来る少女がお城に上がり、男の子の幽霊と交流する。お家騒動を防ぐために祖父に殺されたその王子様はお城から出られない。彼の悲しい寂しい気持ちが、お城の1番弱い存在、幼いお姫様に障りとして出てしまっていた。彼もお姫様に悪さをしたくないのに。最後に、旅の一座のヒーローの人形ではなく、悪者の醜い蜘蛛の人形に乗り移ってお城を出て行った王子様の気持ちに涙が出ました。これから彼は、一座の旅する土地で、その災いを集める形代となり、討たれて滅びることを寿ぐそうです。憎まれ忌まれて消えてゆくこの世の邪魔者たちの恨みと苦しみを喰らって清めるそうです。この世の衆生を守るそうです。
幼い男の子が命を絶たれて、忌み嫌われる者になってしまい、その子が世の中の悪い者、邪魔者達の受け皿になり世の中のためになろう、というその心をかいたお話でした。

面の家---宮部さんの三島屋シリーズの中ではシンプルな話。悪い魍魎が不気味な面の形である家の蔵に閉じ込められている。悪い人、罪人にはそのお面が見える、聞こえる、と言う話。

あやかし草子---自分の死ぬ死亡記事が載っている瓦版を写す仕事がある、という話。と、六度結婚をしたお婆さんの話。6人ともお顔がそっくりだったそう。瓢箪古堂の勘一さんは、その瓦版を見たらしい。自分の死ぬ日を知っているらしい。

金目の猫---三島屋の長男 伊一郎と次男の富次郎は、子供の頃に猫の形の生き霊のふさふさを見たことがあるらしい。そして、おちかが瓢箪古堂の勘一さんの所にお嫁に行きました。川崎の実家での悲しい事件から3年経って、おちかも幸せになってくれるといいな。三島屋の百物語は富次郎さんが継ぐのかな。そんな噂を聞いたときはちょっと不満でしたが、富次郎さんのお人柄に慣れ親しんだら、富次郎さんが継ぐのも良いなと思うようになりました。

早く次の巻が出ないかな。

2019年11月6日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年11月6日]

少し知見が古いんじゃないかなと思う部分もありましたが。

12〜14歳の子供が子供を殺した事件について。
福島さんの意見では、
衝動は医学的に解明されていないことも多く、衝動に基づく犯罪をどう矯正、教育していくかはまだ分からないことが多いこと。人格の面で反省しても、衝動は別物であること。衝動に基づく犯罪の再犯しやすいのではないかとのこと。彼の意見では、神戸の少年の再犯は五分五分ではないか、と。
殺人を犯す人の脳には機能的な障害が多く、精神病にかかっている人も多いとのこと。

再犯をする、しないの境って何なんだろうな。居場所とかヘルプの多寡なんだろうか。だとしたら、助けたくならないような人をどうやって助けるのかって、心情的にちょっと大変な気がするな。

性犯罪者にgpsをつけた国、薬物で衝動を抑えようとしている国は、その後再犯の数がどうなったのかを知りたい。

2019年9月22日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年9月22日]

子供向けの本ですが、面白かったです。
出てくる人がみんな優しくて、心穏やかに読めます。
学校に行くのを忘れちゃったピクルスは学校に走って行くし、ピクルスの乳歯が抜けることが森の大ニュースになるし、お使いの卵を割っちゃって悲しくなるけどママが卵クッキーにしてくれます。みんな幸せ。

2019年7月19日

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読書状況 読み終わった [2019年7月19日]
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