- Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800222916
感想・レビュー・書評
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北海道沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。その後北海道本島で同じ悲劇が起こり陸上自衛官の廻田と感染症学者の富樫が被害拡大を阻止するよう命じられた・・・。
このミス大賞作は伊達じゃない。前半、後半それぞれの恐怖感緊張感があり最初から最後まで退屈することがなく読み進められる怪作。静の緊張から動の緊張への展開が素晴らしい。またおそらく3.11をモデルにしただろう展開はまるで当時の首相をはじめとする政府関係者たちのやり取りをそのまま描写したのではないかという想像までさせてくれる。
とてもおもしろい話でした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原因不明の全員死亡に、興味を惹かれ頁をめくり続けたが、正体がわかってからの興味半減は致し方ないことか。
少し前に読んだ、同じようなパンデミック危機を扱った小説で、高嶋哲夫の『首都感染』がある。ここでの政府対応は指導者の手本ともいえるが、この作品での政府・指導者の何と情けないことか。現実世界で、こんな政府対応がとられないことを望みたいが・・・ -
専門用語の羅列、必要以上に死傷するがその描写の陳腐さ。
総理大臣、その他権力者を非常に無能な存在として描く。ぼくはそういう左巻きの思想は好きじゃない。 -
北海道の石油掘削基地で職員全員が無惨な死体で発見され、新たな感染症によるものと思われる事態に、政府は自衛隊員と感染症学者へ被害拡大阻止を命じる。
流石このミス大賞作品、感染症の謎を追うミステリーから冒険小説要素もあって、最後まで惹き込まれる。
コロナ禍前のパンデミックものということで、現実の政府の対応と比べたりしても面白い。小説は2014年なので東日本大震災あたりの対応を参考にしてるだろうけど。国家の危機に対して専門家が呼ばれて対策を任される展開、『シン・ゴジラ』っぽくて好き。
自衛隊員ばかり活躍してて、感染症学者がもうちょい活躍しても良かったかなー。 -
パンデミックの原因がわかるまでが特に面白かった。医学などの専門分野の根拠に基づいた内容になっていて、納得できる部分が多かった。フィクションでありながらリアルに感じ、近い将来起こってもおかしくはないと思わせられた。政治も絡めていることでよりリアルさを感じた。ただ宗教的な部分は読了後もわたしはよくわからなかった。
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話の展開や登場人物まで、B級パニック映画のような印象。
どこかで見たような、王道な場面も散見されるけど、それが期待通りで面白くて、グイグイと読み進めてしまった。 -
私自身大学で微生物や感染症について学んでおり、かつコロナ禍の今に通ずるものがあるかもしれないと思い面白半分で読み始めたらあっという間に読了。
リアルに描かれていて、情景が目に浮かんでくるようだった。
安生正さんの作品は初めて読んだけれどとても面白い!他にも読んでみよう -
実はずいぶん前に、この本を買ってあったのですが、
なんとなく読み進めるのが苦手で、ずーっと
後回しにしてました。
それを、やっと読み終えることができました。
石油掘削基地で職員が全員、ものすごい状態で死んでいた。
そこから、北海道を中心にパンデミックが起こる。
今までに見たことのない勢いで人が感染症で死ぬ。
感染症の原因は?
どこから感染症はやってきたのか?
まぁ、読んでて嫌な死に方だなぁーと思いました( ノД`)…
そして、難しい内容もたくさんで、そういう部分は
さらーっと読んでしまいました。
なんか、政府も嫌なオジサマばかりだし、
病んでる感染症学者もなんだか独特だし…。
感情移入できる登場人物はいなかったなぁー。
☆2に近いけど、感染症が意外なものだったので
☆3にしました。-
2022/03/09
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オススメしません。と言って欲しかったー笑
このミス大賞ということで、帯も盛大に書いてあったから、思わず買ってしまったんですよね…。
失敗して...オススメしません。と言って欲しかったー笑
このミス大賞ということで、帯も盛大に書いてあったから、思わず買ってしまったんですよね…。
失敗してしまいました…。
これ、シリーズもいろいろ出てるみたいで、意外でした!!2022/03/10 -
FB時代の読書備忘録を見て頂けたら!という痛恨の思いです!
図書館本ならいざ知らず、購入本とは!涙FB時代の読書備忘録を見て頂けたら!という痛恨の思いです!
図書館本ならいざ知らず、購入本とは!涙2022/03/10
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