生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.38
  • (192)
  • (512)
  • (678)
  • (197)
  • (41)
本棚登録 : 4684
感想 : 549
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800222916

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • このミス大賞受賞の作品だそうな。
    おもしろかった。デビュー作とは思えない文章のしっかりさだなと思ったけど、同賞の最年長記録だったそうでなんか納得。
    なんかロリンズみたいでしたが、それよりはハリウッド感がなくて日本人が書いた書、って感じでよかった。

  • 「このミステリーがすごい!」
    大賞受賞作と言うことで、手に取りました♪♪
    感染もの・・・
    なるほど!こーいう事も
    無いとは限らないなぁ~と
    ハラハラドキドキしながら読み進めました。

  • 幕引きはまあまあ。ミス生物学者しか女性は出ないが、描写が男の理想目線過ぎかなと。ストーリー上、現場×政治家を対照的な存在と描写しているが、少々あらっぽい。今後に期待。

  • 大学の先輩です。働きながらこんな本を書けるなんてすごすぎる!!面白すぎて徹夜小説になること間違いなし。こういうたぐいの本をもっと読みたいな。ということで、高野和明ジェノサイド読んでみます。

  • 久しぶりにミステリー小説読んだ。SFじゃないんだね、これ。やたら説明くさい言い回しとか、薄っぺらい人物像とか気になるとこはあったけど、概ね面白かった。このミス大賞だからおそらく映画化されるんでしょうね。

  • ジャケ買い。
    パンデミックものかと思いきや日本で災害が起きたらどうなるか、といった人間ドラマが深くてシン・ゴジラみを感じた。
    ただ色々詰め込みすぎてごった煮感あった。

  • 「神の値段」に続いて「このミステリーがすごい!」を読んでみたいと思って手に取った作成。
    久々にドハマリした。物語の冒頭から起こる数々の奇怪な出来事。一体正体は何なのか?どこから来たいのか?
    中盤までは北海道で発生した感染が広がり、パンデミックとなる。
    感染の原因は何なんだ!とその正体はまだかまだかを読み進めていくと、その正体はまさかの!思い切り虚を突かれた!!
    また、その正体がわかってから、どう対応していくのか気になり。最初から最後まで次の展開、次のページが気になって仕方なかった。
    これ映画化しないかな、とわたしも思う。

  • 初めて読む作家です。
    いやはや、面白かった。
    どんどん読ませます。
    日本の危機管理の弱さや、意思決定の稚拙さと遅さが問題を大きくしていきます。
    同様のことが危機管理の場面でも起こっていると思うと、恐ろしいです。
    とにかく楽しめます。
    極上のミステリです。

  • 以前、単行本で読んだことが有るんですが、すっかり忘れて再び読んでみました。本当にすっかり忘れていて「あれ?こんな話だっけ?」と言う感じです。

    3.11の東日本大震災以後に記されているので、この無能な政権(政党)のモデルは、3.11時の政権政党なんでしょうね?あまりにも無能すぎるとは思いますが、そこは演出の範囲かな。

    内容的に、前半と後半で全く違っています。前半は、キッチリと新型感染症対策についてのバイオもの。このまま、バイオもので進むのかと思いきや、後半は急に神がかった話が出てきたり、住民全滅の原因が判明したりと、内容が一変。特に、神がかり的ところは、賛否がありますね。うっかりすると、駄作となりがちな設定です。

    ギリギリのところで、危機が回避されるのは、この手の物語にありがちな設定です。この作品もその例外ではありません。どうかとは思いますが、こう言う治め方しか無いですかね?

    ラストは、途中から予想されたとおり。このあたりは予定調和的です。

  • あまりの面白さに、分厚い文庫なのに一気読み(^o^

    事件は、北海道の海に浮かぶ海底油田掘削施設の職員が
    「全滅」するところから始まる。
    どうやら新種の劇症感染症にやられたらしい。

    で、自衛隊だの感染研だのが原因究明にあたるが、
    くわしい原因が特定できないうちに次の悲劇が起こる。
    今度は、北海道のとある町の住民が「全滅」。

    事態はどんどん深刻さをましていく中、
    学会から放逐された狂気の天才細菌学者やら、
    無能で自己保身ばかりに腐心する政府・官邸やら、
    自身の過去に暗い影を持つ熱血自衛官やら、
    様々な人間関係が絡まり合い、物語に奥行きを加える。

    徐々に原因が明らかになっていく中、
    「次に惨事が起こる日」も特定されるが、
    これと言った手を打とうとしない無能な政府。
    正に現在の日本国そのものと言えるリアルな設定。

    このまま行けば、間違い無く「人類絶滅」レベルの脅威。
    ただ手をこまねいている日本(政府)は、
    諸外国からも見捨てられ始めて...

    本当に、次から次へと「手に汗握る」展開が続く。
    「全滅」現場の描写など、かなりグロテスクで、
    その分「リアル」な訳で(^ ^;

    いや、これはもう本当に、文句なしに面白かった(^o^
    「日常の謎」が好きな私ですが、そう言えば
    中学生の頃とか西村 寿行なんか読んでたなぁ...と
    しみじみ思い出してしまいましたとさ(^ ^

全549件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』にてデビュー。同作から続く〈ゼロ〉シリーズは、累計130万部を超えるベストセラーに。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。著書に『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎文庫)、『ホワイトバグ 生存不能』(宝島社)、『不屈の達磨』(角川春樹事務所)などがある。

「2022年 『首都決壊 内閣府災害担当・文月祐美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安生正の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
ピエール ルメー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×