短編復活 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475173

感想・レビュー・書評

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  • まずまず。浅田次郎のは地下鉄に乗ってに終わり方が似てる気がした。

    個人的な感想として、綾辻行人の特別料理は本気で無理でした。私には。生理的に受け付けませんでした……。

  •  新幹線の中で読もうと思って、さくっと読める短編集を買ってみました。全体的に旬な作家の短編というわけではありませんでした。浅田次郎の「角筈にて」が収録されてて、やっぱウルッとしました。泣かすのほんとに上手いと思います。もうパブロフの犬です。
     他には宮部みゆきの短編がよかった。なかなか言葉にはしないモヤモヤしたものを、やはり言葉にすることはせずエイッともっていく感じ、好きです。後、北方謙三はやっぱハードボイルドです。

  • 短編集なだけあって、作品により好き嫌いがわかれる。贅沢な盛り合わせではありました。

  • 短編工場と同じ、小説すばるに載った短編アンソロジー。
    それぞれ味がある。

  • どれもやっぱり面白い、けど全体的に切ない。

    猫舐祭、苦労記のような奇想天外な妄想ファンタジー系から、
    いるか療法
    さよならキリハラさん
    といった自身を振り返れるような癒し系のお話し、
    回想列車、盛夏の毒
    男女の恋の美しさ、
    嫉妬憎しみからの復讐、
    特別料理、青の使者
    怒涛のオチ付きのお話。

    そんな中で38階黄泉の国が印象的だった。逆に終わりが以外だったというか。

    現世で結ばれなかった二人の魂が、死後思い出のホテルに閉じこめられる。望んでいたはずの二人だけの永遠の世界。しかしいざ過ごすとすれ違いや嫌悪感によって、一緒に過ごすことが徐々に苦痛にかわる。恋愛特有の美化フィルターは会えないときほど効力を発揮し、向き合うときには落胆を生む。
    永遠に結ばれる美しい設定の中でのリアルな男女の姿が面白い。

  • いまいち。何編か、どうしても読めない、読もうと思えない、のがあって全体的に印象も薄いです。短編工場の方がお薦めしたい。

  • 入院中
    読む本無くなったので、仕方無く手に取る
    とにかくほぼくだらない
    これで「短編復活」ってどういうこと?逆におとしめてるよ

    赤川次郎〜星2
    浅田次郎〜星2
    綾辻行人〜読む気しない
    伊集院静〜読む気しない
    北方謙三〜星2
    椎名誠〜読む気しない
    篠田節子〜星2
    志水辰夫〜星3
    清水義範〜星4〜清水さんはやっぱり面白い
    高橋克彦〜星3〜終わり方いいの?理解出来ない
    坂東眞砂子〜星3
    東野圭吾〜星2〜全部読めない
    宮部みゆき〜星2〜何なの?
    群ようこ〜星3
    山本文緒〜星3
    唯川恵〜星3

  • 鞄にいつも入ってます。
    短編なのですぐ読めてよし。
    どれを読んでもいい話

  • 選出作品が悪いんじゃないの?
    読めたのは1,2品で、残りはつまんね。

    作家のせいつーよりは、選んだ編集者がダメダメ。

  • 著名な作家さんによる渾身の短編アンソロジー。

     「回想電車(赤川次郎)」はファンタジックなお伽話。「角筈にて(浅田次郎)」も同じ味だ。しかし、「特別料理(綾辻行人)」はラスト一行の怖さがハンパじゃないホラーだ。次の「蛍ぶくろ(伊集院静)」はダラダラ感が先行してパス。

     気を取り直して「岩(北方謙三)」。ハードボイルドタッチの作品だが、テーマが見えず面白くない。SFタッチの「猫舐祭(椎名誠)」はユニークな作品。きれいな「38階の黄泉の国(篠田節子)」については非現実感満載だけど、これまたテーマが見えない。

     逆に現実感たっぷりの「プレーオフ(志水辰夫)」はハッピーエンドが爽やかないい物語。苦手な漢字率が高い「苦労判官大変記(清水義範)」は義経弁慶パロディ。ひねりなく単純。

     漢字率が高めで苦手な「梅試合(高橋克彦)」はほぼパス。ハッピーエンドの「盛夏の毒(坂東真砂子)」はまぁまぁ良い感じ。

     おもしろかったのは「超たぬき理論(東野圭吾)」。サッパリのオチだが、途中までの乗りが良いのだろう。

     既読の「さよなら、キリハラさん(宮部みゆき)」は味ある作品だ。でも宮部作品にしては、少しばかりうすっぺらい。人物が平面に感じるな。

     そさて、普通の日常「キャンパスの掟(群ようこ)」は、展開も流れもふつうのお話だ。テーマが見えない。次も意味不明の「いるか療法(山本文緒)」。最後のホラーはラストに驚愕の「青の使者(唯川恵)」。

     まぁまぁ良い感じのアンソロジーかな。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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