- シャーロック・ホームズの凱旋 (単行本)
- 森見登美彦
- 中央公論新社 / 2024年1月22日発売
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森見作品が大好きなので発売されてからすぐ読んだ。
恥ずかしながらシャーロックホームズ作品をちゃんと読んだことがないので所々に出てくるキーワードを流して読む感じになってしまった。おそらくよく読んでいる人からしてみればもっと深くて面白いのではないかと思った。
途中まではホームズのぐうたら具合とそれを呆れながらも探偵を続けさせようとするワトソンのやり取りが長く読み進めるのが遅くなったが、4章あたりからぐっと進み最後までほぼ一気に読んだ。
東の東の間が出てきたあたりから森見ワールドが炸裂しまくっていたように思えた。これこれこの感じ!と読んでいて大層興奮した。
えーとつまり…?どういうことだ?と首を傾げながら読める良い作品だった。
2024年2月21日
- ブラック・ショーマンと覚醒する女たち
- 東野圭吾
- 光文社 / 2024年1月24日発売
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短編集。
名もなき町の殺人の神尾のバーを主軸とした物語。
名もなき〜の方を読んで神尾についてもっと知りたいと思っていたから短編集が出て嬉しかった。
どの話も好きだったしオチが「おーそう来たか!」と思わせるものが多くて読んでいて楽しかった。
相続人を宿す女が今親との関係についてストレスを感じている私にとって印象に残った。
なんとも言えない寂しさや儚さがあって少し目頭が熱くなった。
トラップハンド、現実にあったらぜひ一度行ってみたい。お酒が飲めないからノンアルコールを。
2024年2月17日
- 春を嫌いになった理由 (光文社文庫 ほ 4-4)
- 誉田哲也
- 光文社 / 2010年2月9日発売
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いきなり中国の人の話が出てきて、あぁこういう人たち出すの好きだなぁと思いながら…笑
どこで繋がるのかわからなかったけど、最後の最後で点と点が結ばれて線になった感じが気持ちよかった。
主人公が最後もうちょい報われた感じだったらもっと良かったかな?
読みやすかった。
2023年8月27日
最近ジウを一気読みして新しいのが出たということで読んでみた。
率直な感想としてはこれ要るかなぁと…
その後の話としてだけど別に読まなくてもいいかなって感じ。
刑事の東さんが報われないというか。
中国との国交や政治の話なのでかなり難しかった。
あと登場人物の量がエグい。たまに忘れてわからない人がいた 笑
2023年7月30日
どんでん返しとはこのことかと言う感じ。
誰が真犯人か?という本において出てこない人物が犯人であることはまずないが、まさかこの人物が!というような感じ。
タイトルが上手いなと思った。
白鳥とコウモリ。
でも誰が白鳥で誰がコウモリかは読み終わってから判断して欲しい。
面白かった!
2022年8月24日
- 時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
- 綾辻行人
- 講談社 / 2012年6月15日発売
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ホラー的な入り方から読むにつれて人がバンバン死んでいきスピード感が良かった。
犯人はこの人か?いやこの人か?いや…?となかなかわからず二転三転してしまった。
絶対トリックと犯人当てられる人いないんじゃないかな 笑
時計館というだけあって時間に纏わるトリック。
わかりやすく表にしてあったけど難しい!
ドラマとかでやったら次が気になるような進み方だけど映像作品にするの難しそう。
面白かった!
2022年6月20日
- 人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
- 綾辻行人
- 講談社 / 2010年8月12日発売
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今までの館シリーズ全部読んでます。
人形館の雰囲気や時々起きる嫌がらせのようなことが、なんだろう?誰がやっているんだろう?と疑問を掻き立てどんどん読み進められた。
が、う〜ん最後の展開わたしとしてはちょっと微妙だったかな。今までのようにこういうからくりがあった、とかではなくまさに異色の館シリーズって感じ。
あぁ〜そうきたかぁ……と。
と言いつつ途中この人が…と睨んでいた人物が全然シロだったので展開は読めてはいませんでしたが 笑
この先のシリーズも読むつもりなので期待!
2022年6月3日
- 水車館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
- 綾辻行人
- 講談社 / 2008年4月15日発売
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現在と過去が一章ずつ交互に出てくる。
ごっちゃになるかと思ったけど案外そうでもなかった。
ただ登場人物と塔の構造がなかなか定着しなくて巻頭の人物紹介と間取り図を何回も往復した。
十角館と迷路館を読んだけどそっちのが面白かったかな。なかなか内容が複雑でちゃんと読み込まないと何が起きてるのか理解出来ないかも。
2022年5月15日
- ガリレオの苦悩 (文春文庫)
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2011年10月7日発売
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相変わらず東野圭吾の作品は読みやすい。
ガリレオ湯川先生の短編集です。
ひとつひとつがそこまで長くないから一気に読める。
科学は難しくて根底までは理解して読んでいないがそれでもとてもわかりやすく書いてある。
ガリレオシリーズ読んだことなくて実写映画をなんとな〜く見たことあるだけの自分でも楽しめた。
2021年10月20日
- アノニム (角川文庫)
- 原田マハ
- KADOKAWA / 2020年7月16日発売
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原田マハの作品が好きで何作品か読んでいるけどこれは微妙だった…
アノニムという組織が活躍する、という設定は面白かったがもうちょい活躍するシーンが見たかったかな。
人が多すぎてそれぞれにスポット当てたら終わっちゃった感じ。
上下巻とかでもっと活躍するように深く掘り下げた方が良かったんじゃないかな〜と。
え⁉︎これで完結?って感じで設定面白いのにもったいなかった気がする。
2021年10月20日
- 迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)
- 綾辻行人
- 講談社 / 2009年11月13日発売
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十角館を読んで面白かったのでこちらも。
神話というのだろうか、あの辺の話がちょっと複雑でそのあたりを読んでるときはスローペースになった。
でもどんでん返しが多くて面白かった。
ミステリー読むときは犯人を予想しながら読むけどまぁ当たらない。この作品で当たる人いるんだろうか 笑
2021年9月4日
- 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
- 綾辻行人
- 講談社 / 2007年10月16日発売
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あるページを捲った台詞にゾクッとした。
この展開、予想出来た人はいるんだろうか?
綾辻さんの作品初めて読んだがザ・ミステリーという感じでよかった。
ぜひ他の作品も読んでみたいと思う。
最初事件が起こるまでは淡々と物語が進行していくだけでちょっと眠くなってしまったが、ある人物の死から急展開して一気に読めた。
犯人や事件の考察が好きな人はぜひ。
2021年8月19日
- invert 城塚翡翠倒叙集
- 相沢沙呼
- 講談社 / 2021年7月7日発売
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翡翠ちゃんマジあざと可愛い。
前作?にあたる方を読んでいたので翡翠ちゃんのキャラを普通に受け入れて読むことが出来た。
短編集です。
読む人によっては翡翠ちゃんのキャラが無理って人もいると思うけど、登場人物たちも何この女?ってムカついてるので同じような感情抱いてもおかしくないと思う 笑
私は同じ女として可愛いなと思うので気にならなかったけど。自分を魅せる努力も大切だと思うし。
前作のがすごいどんでん返し感があったから今回のは霞むところもあるけど読んで良かったと思います。ぜひ!
2021年8月18日