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2020年8月発刊の本書は、22人の論客がコロナ後の世界について語るものである。
養老孟司は、人類はウイルスを取り込んできた歴史であると言うが、福岡伸一は逆である。ウイルスは高等生物の一部が外部に飛び出したものであり、細胞がそれを再び受け入れるのが感染だと言う。
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ(イスラエルの歴史学者)は国際協調が大切と主張する。先進国は自国の対策だけでなく、途上国の対策を支援するべきである。一つの国が感染に苦しんでいる限り、どの国も安全でいることはできないからだ。
ジャレド・ダイアモンドは今回のパンデミックは世界的なアイデンティティをもたらす可能性があると指摘する。世界市民の意識が醸成されるということだ。
(1)養老孟司
(2)福岡伸一
(3)角幡唯介
(4)五味太郎
(5)ユヴァル・ノア・ハラリ
(6)ジャレド・ダイアモンド
(7)イアン・ブレマー
(8)大澤真幸
(9)藤原辰史
(10)中島岳志
(11)藻谷浩介
(12)山本太郎
(13)伊藤隆敏
(14)ブレディみかこ
(15)斎藤環
(16)東畑開人
(17)磯野真穂
(18)荻上チキ
(19)鎌田實
(20)横尾忠則
(21)坂本龍一
(22)柚木麻子

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カテゴリ: 潮流
感想投稿日 : 2022年6月3日
本棚登録日 : 2022年6月3日

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