横光利一のおすすめランキング

プロフィール

よこみつ・りいち
1898〜1947年、小説家。
福島県生まれ。早稲田大学中退。
菊池寛を知り、『文芸春秋』創刊に際し同人となり、
『日輪』『蠅』を発表、新進作家として知られ、
のちに川端康成らと『文芸時代』を創刊。
伝統的私小説とプロレタリア文学に対抗し、
新しい感覚的表現を主張、
〈新感覚派〉の代表的作家として活躍。
昭和22年(1947)歿、49才。
代表作に「日輪」「上海」「機械」「旅愁」など。



「2018年 『セレナード 横光利一 モダニズム幻想集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横光利一のおすすめランキングのアイテム一覧

横光利一のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『機械・春は馬車に乗って (新潮文庫)』や『日輪・春は馬車に乗って (岩波文庫)』や『春は馬車に乗って (乙女の本棚)』など横光利一の全551作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

機械・春は馬車に乗って (新潮文庫)

731
3.78
横光利一 1969年8月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

宮沢章夫さんの「時間のかかる読書」を読むためにまず「機械」を読む。なんとも言えない登場人物たち。お金を必ず落とす主人がすべての元凶ではないだろうかと思える... もっと読む

日輪・春は馬車に乗って (岩波文庫)

662
3.89
横光利一 1981年8月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

まったくノーマークの作家でしたが、いい作品を書いていますね。作品によって書き方が異なり、多少とっ散らかった印象も受けますが、その実験的な試行錯誤故の作品は... もっと読む

春は馬車に乗って (乙女の本棚)

266
3.80
横光利一 2021年4月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

はい、20オネエです 『乙女の本棚シリーズ』も、もはやベテランの域です 乙女の本棚プロと言ってもどこからも異論は出ないと思われます そんなプロからこれ... もっと読む

上海 (岩波文庫)

195
3.57
横光利一 2008年2月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

こういう本にずっと出会いたかった! 文が巧い。見たことない風景を眼前に浮かび上がらせてくる。 文章にとても具体性があって、普段は絶対に触れないような表現と... もっと読む

須賀敦子が選んだ日本の名作 60年代ミラノにて (河出文庫)

153
4.36
須賀敦子 2020年12月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

15年位前に傾倒していた須賀敦子さん。彼女による日本文学アンソロジーの逆輸入版のような本書。須賀さんの編者解説もあり今まで避けてたものも読めてしまった。再... もっと読む

144
3.74
横光利一 電子書籍 2012年9月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

オーディブルで聴了。夏の宿場の一コマ、街まで向かうため、まだかまだかと出発を待っている、危篤の息子に会いたい農婦、若者と娘、田舎紳士、母親と息子の5人の乗... もっと読む

機械

126
3.71
横光利一 電子書籍 2012年9月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「機械」は、1930年(昭和5年)に雑誌『改造』9月号に掲載された短編小説。 改行や句読点が排除された実験的な作品です。 読書会の課題図書として、... もっと読む

コーヒーと小説

119
3.20
アンソロジー 2016年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

コーヒー屋さんが選んだコーヒーに合う短編集。 太宰治、宮沢賢治、坂口安吾… コーヒーが出てくる作品ではなく、現実のいろんなことをちょっと横に置いて、喫... もっと読む

上海 (講談社文芸文庫)

118
3.40
横光利一 1991年9月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

戦前の上海を題材とした戦前の作品。日本モダニズム文学の重要な作品として位置づけられているが、ストーリーや登場人物が複雑で、読み手によっては楽しみにくい内容... もっと読む

春は馬車に乗って

103
3.81
横光利一 電子書籍 2012年9月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

横光利一は26才のとき、高等女学校を卒業したばかりのキミ(18)と結婚しています。妻との結婚を認めてもらうための妻の実家との戦いに4~5年、結婚したら嫁姑... もっと読む

水 (百年文庫 69)

70
3.81
伊藤整 2015年1月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私は「水」に生命のイメージを持っていたけれど、この巻は全体的に「死」の影が濃い。でも「生」の気配も持たせている。生死は分かち難いのかも。 暗い水というよ... もっと読む

鉄道文学 傑作選 (中公文庫)

67
3.88
関川夏央 2024年1月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

関川夏央・編『鉄道文学傑作選』中公文庫。 文学に登場する鉄道、或いは鉄道を文学に描いた作品を関川夏央がセレクトし、それぞれの作品に解説を加えるという... もっと読む

旅愁 (上) (講談社文芸文庫)

65
3.50
横光利一 1998年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

夏目漱石も西欧の近代合理主義と自分のこころとの矛盾に悩む青年を描いたが、横光利一もそのような西欧合理主義の教育を受けながらも実際欧州に行ってみて、反発や適... もっと読む

夜の靴・微笑 (講談社文芸文庫)

55
3.83
横光利一 1995年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

微笑だけ読む。扇風機の中心から目を外した一瞬だけ見ることができる半歩先の世界。世の中は戦争が終わっても相変わらず排中律で、誰もが狂っているような中で、その... もっと読む

旅愁 (上) (岩波文庫)

52
4.00
横光利一 2016年8月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大分文学紀行、というテーマで朝日新聞で紹介されていた小説である。ただし、上巻では大分の舞台はほとんど出てこずにパリのモンマルトルが主であり、矢代と久慈と千... もっと読む

ロマンチック・ドリンカー 飲み物語精華集

52
3.60
アンソロジー 2019年8月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いろいろな飲み物の出てくる短編。誰もが知っている作家ばかり。それぞれのカラーが出ていて面白かった。 もっと読む

愛の挨拶・馬車・純粋小説論 (講談社文芸文庫)

50
3.25
横光利一 1993年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

先日読んだ『蠅』や『春は馬車に乗って』やほかの短編も、話の内容自体は特別面白いということはないのだけど、短い話の割に登場人物の印象は結構はっきりしているし... もっと読む

旅愁 (下) (講談社文芸文庫)

48
3.36
横光利一 1998年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

横光利一『旅愁』の主人公「矢代」は嫌な性格。恋人がカソリックなのに、彼女も一緒に居る皆の前でキリスト教を批判する。日本のよい精神が、キリスト教と共に日本に... もっと読む

寝園 (講談社文芸文庫)

41
3.38
横光利一 1992年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 稚拙だがそれ故手軽で手放すことの出来ない遊戯、単機能の美しさが人間そのものに投影されたさま。優柔不断な人々が、度を越した打算に「あてられて」しまったとき... もっと読む

頭ならびに腹

40
3.08
横光利一 電子書籍 2012年9月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「新感覚派」と命名されるきっかけになった作品。 川端を読んでもよくわからなかったけれど、横光の方が分かりやすい。横光偉い。 視点は『蠅』に似ていて、完璧な... もっと読む
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