古処誠二の文庫本一覧

プロフィール

1970年福岡県生まれ。2000年4月『UNKNOWN』でメフィスト賞でデビュー。2010年、第3回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞。17年『いくさの底』で第71回「毎日出版文化賞」、翌年同作で第71回「日本推理作家協会賞(長編部門)」を受賞。著書に『ルール』『七月七日』『中尉』『生き残り』などがある。

「2020年 『いくさの底』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古処誠二の文庫本一覧のアイテム一覧

古処誠二の文庫本一覧です。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。『アンノウン (文春文庫 こ 38-1)』や『フラグメント (新潮文庫 こ 36-1)』や『ルール (集英社文庫)』など古処誠二の全13作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

アンノウン (文春文庫 こ 38-1)

288
3.56
古処誠二 2006年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自衛隊という閉鎖空間をユーモラスに描き第14回メフィスト賞(2000年)を受賞した古処誠二のデビュー作。 遠州灘に面した強い風の土地にある自衛隊レー... もっと読む

フラグメント (新潮文庫 こ 36-1)

211
3.48
古処誠二 2005年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自殺した親友しかし事故死と判断されてしまう。 その葬儀に向かう途中で地震が起こり、数名が地下駐車場に閉じ込められてしまう。 こういう閉じ込められ系... もっと読む

ルール (集英社文庫)

192
4.01
古処誠二 2005年7月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 太平洋戦争末期、フィリピン・ルソン島を舞台にマラリア、滋養不足、そして飢餓に直面した一舞台の過酷すぎる行進を描いた戦争小説。  戦争小説となると今... もっと読む

接近 (新潮文庫)

151
3.69
古処誠二 2006年7月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

極限状況下における人間への信頼と絶望。戦争下という極限状況だからこそ描かれる、人間の業と哀しさが印象的な作品です。 昭和20年4月の沖縄。アメリカ軍が上... もっと読む

アンフィニッシュト (文春文庫 こ 38-2)

150
3.66
古処誠二 2008年12月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者デビュー作である、自衛隊内部の盗聴事件を扱った『アンノウン』は、とても好きなタイプの作品だ。なので、続く『アンフィニッシュト』は、わたしのなかで、かな... もっと読む

いくさの底 (角川文庫)

110
3.55
古処誠二 2020年1月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

これぞまさに古処さんにしか書き得ない戦争小説×ミステリ。改めて古処さんの戦争小説の凄みを感じた作品です。 舞台は太平洋戦争下のビルマの小さな村。戦争... もっと読む

七月七日 (集英社文庫)

93
3.85
古処誠二 2008年6月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文芸誌への連載だったためか、一章ごとが独立した短編風になっている。ややエピソードを詰め込みすぎ、作り込みすぎのきらいもあるが、ラストの短冊にはグッとくる。 もっと読む

分岐点 (双葉文庫 こ 17-1)

72
3.30
古処誠二 2007年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文庫化されて、すぐに購入したのですが、なかなか読み始めることができませんでした。古処さんの作品は、いつも読み始めるのに勇気がいります。考えさせられることが... もっと読む

線 (角川文庫)

64
3.87
古処誠二 2012年7月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 太平洋戦争下の兵士たちの姿を描いた作品を9編収録した短編集。  古処さんの戦争小説は単なる戦争下での悲劇を描いた反戦、厭戦の小説ではないことが大き... もっと読む

死んでも負けない (双葉文庫)

53
3.00
古処誠二 2015年9月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

何が面白いのか? 自分には分かりません。 ラストはこれで終わりなのかと思いました。 自分は読んで少し損をした気分です。 もっと読む

戦争文学を読む (朝日文庫 か 41-1)

52
4.00
川村湊 2008年8月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文学へのアプローチって全く門外漢なので、とても新鮮だった。複数分野の専門家が対談してるので、わけわからん観念論に溺れなくて済むのが助かる。 もっと読む

中尉 (角川文庫)

49
3.09
古処誠二 2017年7月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

割と終盤までは掴みどころのない淡々とした戦争小説という感じだったが、最後のオチで中尉やビルマ人の心に触れ、これまでの灰色の物語がほんのりと色づいたように感... もっと読む

ビルマに見た夢 (双葉文庫 こ 17-03)

28
3.33
古処誠二 2023年2月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

古処視点というか、古処節というか。間違いなくこの人にしか書けない作品です。 第二次世界大戦下の日本軍の話なのに、一般に想像されがちな戦争のショッキン... もっと読む
全13アイテム中 1 - 13件を表示

古処誠二に関連する談話室の質問

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×